永い、わけでもなかったけど。ちょっと時間掛かっちゃいましたねー。
たまソフト「永遠の終わりに」の感想です。
名づけて「永遠は終わりに…」。
さて、たまソフトさんの新作、「永遠の終わりに」
この作品は、ちょっと異質な作品といってもいいと思います。
まず、昨今の作品では、描写が自分視点だったりしますが、
これは…あえて自分視点とは限らない形になっています。
読んでいる側からすると、錯綜しているように見える、
いわゆる統一されていない部分もあったりします。
それはよろしくないですね。
また、絵に好き嫌いがハッキリしてしまうと思います。
俗に言う「萌え」がまったくないといってもいい。CGの数も少ない…。
システムが古いです。
マニュアルもかなり素っ気無いです。オートモードの速度も適当ですし。
とにかくシステム周りはいただけない。
ただね、それは、重箱の隅だと思うんですよ。
結構ネタバレかもしれないので以下は注意してください。
これからプレイの方はみないようにね。
ヒロインの数は少ないのです。
…残念ながら。
みるさん演じる篠村桃はヒロイン扱いではなさそうです。
サブヒロインですね。(正直さびしい)
だから、3人のヒロインを追いかけていくことになるわけです。
共通ルートというか前半部分に選択肢がいくつかあって、
その結果で後半の個別ヒロインパートに移行する形。
まあ、一緒になりやすい選択肢を選べば、そのヒロインのパートになります。
その、各ヒロインのCG等を公式サイトあたりで見るとわかりますが、
このCGはね、アニメーション作品風なんですよ。
背景含めてですね。
音楽もそうです。
雰囲気をただ、上手に伝える為に削ぎ落とされた音楽。
これはね、話を読ませる作品なんです。このゲームは、シナリオの構成がいい。
後半に入ってからの展開がよく、結構惹きこまれます。
しっかりしているんですよ、話が。
ひとつずつの設定と設定に飛躍がありません。
学校の前にアサマートがあるのは立地的に問題がない。
ああいう景色(CGみてるとね)のところで、湖があって、
いい景色で、駅から1時間に数本しか電車がなくて、
そんな環境だから観光スポットだったりとか、市長候補の娘の雰囲気とか…反対運動とか…。
活字中毒の人とか、番長とか。学校がどんな感じになるのか、とか。
すごくしっくりくる設定の数々なんですよ。
だから、リアリティを持って迫ってくるといってもいい。
それらで構成されているから、話に引き込まれる。
物凄く残念なのは…。主人公の扱いだと思うんですよ。
結局どういうことだったのだろうか、とプレイヤーが思ってしまっても不思議じゃない。
いや、思うのが普通で、その設定が悪いとかそういうことではなくて、
話の筋では仕方ないのだけど…そうなってしまうと、作品に対して好意的にみられなくなる。
プレイヤーは。
そこが残念なんですね。
腑に落ちなくて、何だったんだろうという疑問が残ってしまう。
話としては、多少わかりにくく、辻褄が合い辛いところ、
時間軸のおかしさをプレイヤーに感じさせますが、
主題である「永遠の終わりに」は、シナリオで書ききったんじゃないかと思えます。
途中までの、話に対する接し方から、
エンディングでは急に放り投げるようになってしまう感覚も、ちょっと惜しいけど。
要するにね、もう少し、希望や救いが、ほしいんだと思う。
こういうタイプの終わり方で、選ばれた時代もあると思う。
けど、こういう終わりは、ちょっと寂しく思う。
そういう意味では、この作品、もっと前に出ていれば謡われたのかもしれない。
人を選んでしまう作品なのかもしれない。
ちょっと渋いと思うから。色んな意味でね。
だから、ちょっと前のアニメーション・ビデオ映画風味。
明るい話題のない現代にはいっそ、向いているのかもしれないね。
永遠の終わりに、…何をを遺すのか…。
たまソフト「永遠の終わりに」の感想です。
名づけて「永遠は終わりに…」。
さて、たまソフトさんの新作、「永遠の終わりに」
この作品は、ちょっと異質な作品といってもいいと思います。
まず、昨今の作品では、描写が自分視点だったりしますが、
これは…あえて自分視点とは限らない形になっています。
読んでいる側からすると、錯綜しているように見える、
いわゆる統一されていない部分もあったりします。
それはよろしくないですね。
また、絵に好き嫌いがハッキリしてしまうと思います。
俗に言う「萌え」がまったくないといってもいい。CGの数も少ない…。
システムが古いです。
マニュアルもかなり素っ気無いです。オートモードの速度も適当ですし。
とにかくシステム周りはいただけない。
ただね、それは、重箱の隅だと思うんですよ。
結構ネタバレかもしれないので以下は注意してください。
これからプレイの方はみないようにね。
ヒロインの数は少ないのです。
…残念ながら。
みるさん演じる篠村桃はヒロイン扱いではなさそうです。
サブヒロインですね。(正直さびしい)
だから、3人のヒロインを追いかけていくことになるわけです。
共通ルートというか前半部分に選択肢がいくつかあって、
その結果で後半の個別ヒロインパートに移行する形。
まあ、一緒になりやすい選択肢を選べば、そのヒロインのパートになります。
その、各ヒロインのCG等を公式サイトあたりで見るとわかりますが、
このCGはね、アニメーション作品風なんですよ。
背景含めてですね。
音楽もそうです。
雰囲気をただ、上手に伝える為に削ぎ落とされた音楽。
これはね、話を読ませる作品なんです。このゲームは、シナリオの構成がいい。
後半に入ってからの展開がよく、結構惹きこまれます。
しっかりしているんですよ、話が。
ひとつずつの設定と設定に飛躍がありません。
学校の前にアサマートがあるのは立地的に問題がない。
ああいう景色(CGみてるとね)のところで、湖があって、
いい景色で、駅から1時間に数本しか電車がなくて、
そんな環境だから観光スポットだったりとか、市長候補の娘の雰囲気とか…反対運動とか…。
活字中毒の人とか、番長とか。学校がどんな感じになるのか、とか。
すごくしっくりくる設定の数々なんですよ。
だから、リアリティを持って迫ってくるといってもいい。
それらで構成されているから、話に引き込まれる。
物凄く残念なのは…。主人公の扱いだと思うんですよ。
結局どういうことだったのだろうか、とプレイヤーが思ってしまっても不思議じゃない。
いや、思うのが普通で、その設定が悪いとかそういうことではなくて、
話の筋では仕方ないのだけど…そうなってしまうと、作品に対して好意的にみられなくなる。
プレイヤーは。
そこが残念なんですね。
腑に落ちなくて、何だったんだろうという疑問が残ってしまう。
話としては、多少わかりにくく、辻褄が合い辛いところ、
時間軸のおかしさをプレイヤーに感じさせますが、
主題である「永遠の終わりに」は、シナリオで書ききったんじゃないかと思えます。
途中までの、話に対する接し方から、
エンディングでは急に放り投げるようになってしまう感覚も、ちょっと惜しいけど。
要するにね、もう少し、希望や救いが、ほしいんだと思う。
こういうタイプの終わり方で、選ばれた時代もあると思う。
けど、こういう終わりは、ちょっと寂しく思う。
そういう意味では、この作品、もっと前に出ていれば謡われたのかもしれない。
人を選んでしまう作品なのかもしれない。
ちょっと渋いと思うから。色んな意味でね。
だから、ちょっと前のアニメーション・ビデオ映画風味。
明るい話題のない現代にはいっそ、向いているのかもしれないね。
永遠の終わりに、…何をを遺すのか…。