はい。「桜吹雪~千年の恋をしました」をクリアいたしました。
それでは、感想です。名づけて「桜吹雪~散る、らむ」



ハイ。では改めて。
シルバーバレットさんの新作、「桜吹雪~千年の恋をしました」です。
ああ、読み方ですけど、"桜吹雪"と書いて"はなふぶき"と読みます。

桜を取り扱った作品だから、本当は1ヶ月前くらいが良かったのかもだけど、
まあ、まずもって4月中ですからね。今年は温暖化で桜遅かったし。


さてさて。
主人公、柊一成は、腹違いの姉、天蕗雪花に呼ばれて"花宮学院"へ入学することになる。
そこは…超セレブ…などというと俗っぽいけど、所謂、名家のお嬢様たちが通う学院。
携帯電話は電波が入らない、広大な敷地内では桜が咲き乱れていた…。

てな感じで、柊一成が花宮学院に入学する所からはじまります。

あ。
プレイしてない人は多少のネタバレを含むかもしれませんから気をつけて。


シルバーバレットさんの作品は初めてでしたが、
雪影という作品があって、それは物凄く冬な作品なんだとか。

今回の桜吹雪~千年の恋をしましたは、思いっきり春の作品です。


どうしてこれをやろうと思ったか。
その、思いっきり春の作品であることに惹かれましたね。
思いっきり夏の作品は体験したことがあるのですけど(アスキミね)春はまだなかったから。


体験版をダウンロードして、プレイして思ったこと。
主人公が一番最初に出会うのが、初音雲雀。声は一色ヒカルさん。
一成と同じく、特待生制度で、99%が女性という花宮学院へ入学してきたわけです。
もちろん、寮での生活も一緒。
ただ…、夜になるとどこかいっちゃう。
自称、愛の渡り鳥。なのでまあどこかへ出かけているんでしょうね(笑


学院でお昼になると、姉である天蕗雪花が現れます。声は御苑生メイさん


「いっちゃんにお弁当作ってきたのに…」と、ブラコンばりばり(笑
ストーリー上でもオアシスですね。


入学する時に、突然「お前を殺す」と言ってきた上に、刀なんか持っちゃってる方。
生真面目で正しいことを守り続ける剣術部のホープ。

それが麒麟寺向日葵。声は芹園みやさんです。
「先祖伝来の名だ。胸を張る価値がある」んだそうですよ(笑
真面目でいいコですね。


ツンドラってか悪意ふりまくサタン、宮乃紫苑。声は岬友美さんです。

…特に説明しませんが(笑


ローテンション生物で、小さいのに黒いキャラを持つ、桜森紅紗。

声は茶谷やすらさんです。
どんくらい黒い技を持つのかというと…体験版でどーぞ。


ほかにも、花園会(いわゆる生徒会)の4人などで
お話は構成されています。
…個人的には演劇部部長さんがデザイン気に入ってるけどね(笑


さて。アウトラインは終わりで感想になりますけど。


ツンドラ紫苑 → サンフラワー向日葵 → 姉さん → 舞黒(紅紗)と進めました。

ああ、マイクロさんは必ず最後になるようですけどね。
紫苑ルートをやっていた時は、個別ルートの組み合わせによる作品で、
その他の作品とそんなに変わらない構成なんだろうなぁ、なんて思ってました。

大間違い。

最終的には紅紗ルートが他の作品で言うtrueみたいなものになるんですが、
なんて言ったら良いのかな…最初から紅紗がメイン扱いされてはいるんだけど、
個別で紅紗以外のルートに入ったとしても、粗雑じゃないんですよ。
かつ、テキトーなオチがついてない。こういうところがいいですね。

そのくせ、メインとなる紅紗ルートではきっちり魅せてくれるストーリーがあるんです。
構成もしっかりしていて、急展開なんかもあって、読み応えがありました。
漫画を読んでいるようなスピード感のあるストーリーでしたよ。
正直、こういう展開になるとは読んでなかった(笑


ダメ出し
…いや、こういう書き方は酷いと思うんですが、纏め方が思いつかないのでご容赦。

・前半の主人公の態度とセリフとかモノローグが苦手
・立ち絵だけで色んなイベントをこなし過ぎ
・もっとイベントCG増やすべし。イベントは多いんだから勿体無い
・立ち絵が魅力的に感じない
・たまに音楽とシーンが合ってない


…なので、体験版だけで引いちゃう人が多く居そう、ってところ。
だけど、本質はちゃんと購入すると申し分なく用意されてるので遊んでほしいところですね。


さて。順逆あると思いますが書いていきますね。
まずね、最初体験版味わった時も思ったけど、立ち絵がなんか。

特に桜森杏子なんか、学園アリスかと思った。

魅力的かっていうと…ちょっと違うかも…。
ビジュアルはやっぱり大事です。ここが弱い。

それと、前半部分の主人公はちょっとアレすぎるよ。
ツッコミなのか何なのか…ギャーギャーわめきすぎ。

これはどちらかというとサブキャラの役目なので、
主人公でこれやっちゃうと進める気持ちが減ります。

また、立ち位置というか性格の部分とオプションがかみ合いません。
こういう性格なら雲雀や紅紗が周囲に居ることがおかしくなる。
特に雪花姉さん。

…ところが、中盤あたりから性格が急変するんですよね(笑
最初からこういう性格なら良いと思うんですけどね。

だから、その部分でユーザーを逃がすのではないかと思います。
体験版だけで終わっちゃう方を産んでると思う。

同様に、紫苑のセリフも酷すぎるような。暴言吐いてる時間が長くて辟易します。


立ち絵と場面が合ってないのはまだいいんですが、
音楽とシーンが合ってないところは良くないと思うんですよね。
展開がすぐに変調を繰り返すような時はもうちょっと演出考えたほうがいいと思います。


あとはCGの一つでも入れたほうがいいんじゃないか?
っていうシーンがいくつかあるわけですよ。

紫苑ルートの呉越同舟エレベーターとか
昔の図書室に入り込んだ時とかね。
剣術部との試合のシーンとかね。
宝物庫掃除のシーンとかね。

イベントは多いのにプレイヤーに気持ちが残らないから。
だってさ、ドラマCDじゃないんだし…ノベルゲームなんだから。


あと、花仙祭準備のことばかり途中出てくるんだけど、同じ様に伝えることをしていないため、
「さあ、執行委をはじめよう」のセリフが浮く。
なんかCGとかイベントをもうちょい入れたほうが良いと思います。

あと、共通ルートで先に行ってる事態の一つ、"髭丸"が無視されちゃってるのがどうにもね。
だって花仙祭…。


背景CGは凄まじいですね。空や、スタートの公道のあたりとか…。
鳳凰の間も風格があります。

たださ。
教室はかなり赴きがあるのに…どうして蛍光灯かなと思ったりとか。


でも、ED近辺をシーン回想で見られるつくりは素敵だと思いますよ。


こういう細かい突っ込み入れてるときって、きっと他の部分が素晴らしいからなんだろうね。
そういうところしかつっこめないとか、あるいは、惜しいな、そこ!みたいな。



キャラクタという素材の使い方というのかな。そこが素晴らしい。
物語構成はとてもいいですよ。

なんていうのかな…一本のOVAを見たような気分です。
特にキャラクタ攻略が進む中盤以降からの流れというかね。
あ、もうOVAって呼ばないんだっけ(笑

惜しいところはいくつもありますが、ハズレではありません。
きっと体験版では味わえない部分が物凄くたくさんありますから、よろしければぜひ。

桜吹雪(はなふぶき) ~千年の恋をしました~
桜吹雪(はなふぶき) ~千年の恋をしました~



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桜吹雪~千年の恋をしました~