さてさて。天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?の感想です。
ゆずソフト最新作『天神乱漫』2009年発売予定
名づけて「恋も○○も、神頼みってわけじゃない!」


ゆずソフトさんは初体験!
というか、なんとなく大丈夫かなー、と少し不安になったりしていたところですが、
天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?をプレイし終わりました!

ですので、感想いきたいと思います。
もう、発売して1ヶ月経ってるし、いいよね!
Webラジオの「オーラの滝~まいなすイオンがでてますよ~」も終了してしまいましたしね。


そんな天神乱漫のオープニングムービーはこんな感じ。

このムービーは、後半宣伝入ってますが、本編にもOPとして使用されています。

で。
ご覧になっていただけるとわかるのですが、なんか…粗いムービーですよね?
コマも少ないし、ポーズがいい加減に見えてしまうんですよね。
例えば、葵がお守り持ってるところ…とかね。髪の動き、腕とかのパーツなどなど…。
逆に、本編でも使用されている立ち絵やCGの部分は光って見えるくらい、差がありますよね。
使用されている振り付けも見せ方が悪いせいで目立ちません。
アニメを多く見過ぎていたせいだといわれたらそうです。


さて。
道を歩いていれば、前日は雨でもなかったのに、車に水をはねられて全身ずぶぬれ。
…かと思えば、マンホールのフタが開いていて穴に落ちる。
極度の不幸体質を持ち、それでも周囲は暖かく接してくれて生きている、そんな千歳春樹。

ある日、「こちらは千歳春樹さんのお宅ですか?」という業者が置いていった宅配便。
運ばれた大きなダンボール箱には「生物」とシールが貼ってある。
中からは神様と名乗る女の子が…。

…というところからお話が始まります。


この天神乱漫は、キャラクター原画の良さと声優さんの配役の良さで持っているような
予感がしていたんです。
…むしろ、それだけっていうか。
それこそ、いきなり神様運ばれてくるし、あまりシナリオに期待していませんでした。

でも、そんなことなかったよ!
ゴメン!ゆずソフトさん!!


まず、グラフィックですが、HD画像です。キレイなんですよね。
それと、公式にもあるように、立ち絵が本当に豊富で。
今まで、CGが少ないゲームってどうなんだろ?
立ち絵だけで処理できるのって限界あるよね?と思っていたんですが、
この天神乱漫で、そんなことはないんだな、と深く納得しました。
その分、立ち絵差分が豊富なんだけど、単にCG1枚よりも動きがあるだけ、
テキストを読んでいくのに邪魔にもならず、シナリオを楽しめた気がします。

その立ち絵差分で、私服が結構かわいいのが多いですね。
紫先生とかまひろ先輩の私服は人気高いんじゃないかなぁ。
立ち絵とセリフウィンドウの表情がしっかり合っているところも素晴らしい。
セリフの途中で切り替わるのは、最近の流行なのかな。いい感じです。
その立ち絵を動かし方もいい感じですね。いいスクリプトかも。

その他、SD原画、ネタを本当に作りこむ(体験入部のシーンとかね)姿勢が素晴らしい。
つーか、携帯アプリで再現されたとはいえ、バントホームラン知ってる人は少ないかも(笑

公式の更新もそうですが、シナリオにもいえるんだけど、サービス精神旺盛です。
いいですね、大盛な感じが。

しかし、そういうネタを面白く感じさせるのは、声優さんの演技ですね。
やっぱりベテランさんというか、人気の方々は素晴らしい。

演技の話でいくと。
卯花之佐久夜姫(うのはなのさくやひめ)役の高志麻矢…って祢乃照果さんというか(笑

元々いい声をしていらっしゃって好きなんですが、この人はすごいですねー。
姫を演じながらその中でもうまいこと姫がふざけてるところを演じられる。
つーか、ギャル語を発した時すごかった(笑
シナリオも即していい感じに仕上がってましたね。

千歳佐奈役はもう…鉄板。安玖深音さんですね。

テンション高めで勢いで兄萌えなキャラとかほんと上手に演じてくれています。
やっぱりすごいわ。「~なの」がいい感じ。

常盤まひろ役は遠野そよぎさん。

起伏があまりないように思えるキャラをうまいことやってくださいました。
サブキャラクターとは思えないくらいテキスト深く読んでたなぁ。
面白かった。

山吹葵役は佐本二厘さん。

この方は最早いうまでもない。( ゚∀゚)o彡゜ふーりん!ふーりん!
ちょっとさっぱりした印象の山吹葵というキャラが柔らかくなる魔法です。
シナリオの展開はちょっと意外な印象がありましたけどね。

烏羽紫役は夏野こおりさん。

結構可愛いんだ、後半。特に酔ってるところとかさ。
夏野さんの声もいい感じですね、Sっ気キャラとマッチして。

山吹渉役は五行なずなさん。

…残念ながら、ゲーム中では仲良くなれません。くっ!



やっぱり、原画と声優さん、それだけじゃいけないんですよ。
それらをきちんと活かすシナリオじゃないとね。
天宮リツさん、北川 晴さん。GJ。煎路ディレクターもね。
サブキャラクターの分もしっかり書いてあるところが素晴らしい。
たまに思うんですよ。他のゲームだと、サブキャラクターって間違いなく箸休めとか、
比較のためだけに入れてるようなところがあると。
天神乱漫は違いますね。それだけでも楽しめます。
で、メインヒロインだともっと楽しめる、というかね。

シナリオって、終着点が見えていても良いと思うんです。
その過程をどれだけ楽しませることができるか、が重要なんですよね。
やってくれたなぁ…。

あと、これも公式サイトに書いてありましたけど、
Hシーンは全て純愛。これも大事な要素だと思うんですよ。

総合的に言えば、やっぱり暖かいゲームって大事なんですよね。
甘甘でいいじゃないですか。ビバ、スイート。
プレイした人をハッピーにするゲームって大事だよなぁ。
惜しむらくは、プレイ時間がゆっくりとれなくて、
ところどころテキストを飛ばしちゃったことでした。あーもう!


ってことで、予想以上に良作でした。
まだプレイされていない方、ぜひ。
体験版じゃ、良さがわかんないかもよー?
ゆずソフト最新作『天神乱漫』2009年発売予定


ダウンロード販売もあります。