AXLさんの「あやかしコントラクト」体験版プレイしました。
AXL新作第11弾「あやかしコントラクト」 2015年5月29日発売予定!


AXLさんの12作目。今度の舞台は日本ですね。
「あやかしコントラクト」は、妖怪たちの問題を解決し、ヒロイン達とも仲良くなる……そんなお話。

「ここは一体どこなんだ?」
浅間雪矢がそう気づいた時、目の前は鬱蒼とした森が広がっていて、
たとえ田舎だ、といっても、近くに民家は無さそうだった。
目的地までは30分という話だったが、かれこれ1時間以上は森の中を歩いている。

つまり、迷った。

喉の渇き、暑さを感じていたが、補給できそうなところは何もない。
昨夜、新天地への期待もあって、眠れなかったためだろうか、
雪矢は不意に足を踏み外してしまう。

雪矢が意識を取り戻すと、涼やかな声が掛けられていた。
女の子は膝枕をしてくれていた。
そして、雪矢にまんじゅうと瓢箪水筒を差し出してくれた。
「よかったです。すっかり元気になられたようですね」
「キミのお陰だよっ!ぜひこのお礼をしたいんだけど」
まんじゅうと水筒にがっついていた雪矢が、命の恩人とばかりにお礼を言う。
「でしたら、お言葉に甘えて、貴方に一つお願いしたい事が……」

その出会いは、夢だったのだろうか。
気づけば雪矢は、町の中に立っていた。
しかも、目的地の浅間家の前にだ。
釈然としないものを感じつつ、家の中に入ると、浅間家のみんなは、温かく迎えてくれた。
年下の杏奈が、無邪気なことを言う度に、富雄おじさんが「わかってるな?」という威圧付きで、だが。

浅間家で迎えた初めての朝。
見たことの無いぬいぐるみが部屋の中にあった。
その、ぬいぐるみ……にみえるタヌキは、妖怪だと名乗る。
「お前に約束を守ってもらいに来たのさ」

体験版は536MBでした。
体験版は2つ出ていますが、現在は体験版2のみ公開中。
体験版1は短かったですね。

というか、ですね。
体験版1だけだと、投げ出していたかもしれません……。

システム面はとても良いと思うのです。
無い機能はないといってもいいくらいですから。
ただ、その分、起動に少し力が要るようですね。

その分だけ、開始早々、妖怪タヌキのショージさん(桜川美央さん)がもうね……。
キャラクタ紹介にはこうあります。
「主人公にとっては本音をぶつけ合える悪友のような存在で、互いに話しているとヒートアップしてしまう」
ヒートアップどころかですね、ある意味、相手にされていないんですよね。
なもんだから、得意げにポンポコ踊りをしているところがもう、なんかむかつくんですよね。
引っかき回されてしまうわけです。
ヌシ様がヌシ様が、と繰り返す割に、ショージも短気というか子供っぽいところがあるので、
ある意味ヌシ様のためになっていない行動をしてしまうわけです。

それはいいんです。
でも、そのやりとりを暫く見ているのが、何か辛くて。
体験版では少し、ヒロインの話にシフトしていったので、まあ何とか。
……ギリギリのレベルですけどね。

妖怪のヌシ様の力を分けて貰った雪矢は、
妖怪たちの頼み事を解決する仕事を請けることになります。
この流れは上手いと思うんです。
どうしようかな、と迷うとか、そういうことより前に、
目の前をうろちょろしている妖怪タヌキがいて、
それを連れてアレコレしていくうちに、妖怪の手助けをしてもいいかな、と思わせるというか。
でも本当にそこまでが辛いです。

神社の一人娘だが霊能力は皆無の宝泉紬(あじ秋刀魚さん)、
主人公を慕ってくれる親戚の浅間杏奈(桃井穂美さん)、
本業は妖怪ハンターだという芦谷晴歌(平野響子さん)、
近づくことを拒否される天原巳凪(青山ゆかりさん)、
そして、体験版では委員長の霧生碧(東かりんさん)の話が中心でした。

油すましの妖怪オイリーは、この碧に想いを伝えたいという。
その依頼を叶えるべく、雪矢はあれこれ行動してみますが、
いかんせん、初対面の印象がマイナス。
さらに、以前はオカルト好きだったようだが、ある事件を境に一切口にしなくなったという……。

AXLさんの作品はね。
原画の瀬之本久史さんキャラクタによる、これが好きなんですよ。
このアップが。

杏奈かわいい。

あと、主題歌が橋本みゆきさん、
キャラクタエンディングがそれぞれ歌つきと、なかなか豪華。
かつ、今作では過去最大数のシーンを収録しているのだそうですよ。

2015年5月29日(金)発売予定です。


ダウンロード販売もあります。