ALICE SOFTさんの「イブニクル」感想です。
Evenicle(イブニクル)


2015年4月発売作品。
プレイ終了からちょっと時間が経ってしまいましたが。
イブニクルは、アリスソフトさんのフィールドRPG、となっていますが、ファンタジーRPGです。

全ての人間の母と呼ばれる、聖母イブの定めが、この世界にはある。
イブの定めを破ったものは、加護を失い、その指に黒い指輪が嵌められ、
アウトローと呼ばれるようになる……。

育ててくれた美人姉妹ふたりともを嫁にしたいと思ったアスタリスクが、
望みを叶えるには騎士になるしかない。
アスタは、漁鮮島から本土へ渡るのに泳ぎ、そして溺れてしまう。
そして出会った女の子は……。

というのが体験版冒頭でした。

さて、感想です。

うん、面白かった!

RPGですので、シナリオとゲーム部分がとても大事だと思いますが、
まず、シナリオが面白い。王道ファンタジーです。
世界を知らない少年が、世界を知っていく。
辿り着いた町に起きた小さな事件から、世界の不思議、天空に浮かぶ島までも。

これ、プレイヤーが世界を知っていく流れなんですよね。
うまいなぁ。

明るくライトな導入。そして不意に世界の厳しさ。
ヒロインがどの子もちゃんとかわいい。

最初に出会う、エデン王国の第二姫、リッシュ(北見六花さん)。
お姫さまながら、お転婆……という扱いを受けていますが、
実際は持ち前の正義感ゆえ。

最初は、何も考えて無さそうなアスタや、脳筋寄りのラミアスの間に挟まれて、
あれこれ言わなきゃいけないために、
ちょっとうるさいキャラクタなのかなと思ったのですが、まったくそんなことなくて。

貴重なメガネリッシュかわいいです。


最初に仲間になってくれるのは、零騎士を兄に持つ、ラミアス(平野響子さん)。
自身も騎士ですが、どうにも周囲の評価が悪い。

猪突猛進タイプで、好きになった相手にもまっすぐです。
全く嫌味がないところがびっくり。
どうしても、猪突猛進タイプのキャラクタって、バカな選択をしがちですが、
ラミアスはそうじゃないですね。

周囲から、たまたま、まっすぐ可愛がられなかったというか……。

少しずつ女の子になっていくのは、かわいい。
幼い頃のラミアスも。


レンジャーのグリグラ(姫川あいりさん)も。
ばあっ!じゃないです。かわいいです。

元々レンジャー指導を受けていた頃から、
そして登場時も、変に騙されてしまったところがあって。
それが、こんな風に笑顔を見せてくれるようになるところが、よかったなって。
ステータス画面を開いているとピョンピョンしてかわいい。


研究熱心頭脳明晰な騎士、キャスリン(秋野花さん)。

騎士として表に出ることを避け、山奥で暮らしている。
アムゾン通販頼りの生活。
あと、カードゲームもしているとか。

不意打ちに弱いところとかかわいい。
隠しアイテムの衣装を着ると、びっくりするくらい変わりますね。


他にもアスタのお嫁さん担ってくれるキャラクタはたくさんいます。
その、どのキャラクタもが、かわいいですね。びっくり。

主人公アスタがすけべ優先なので不安に思っていたんです。
ほら、重要な局面で、コメディタッチで押し切るだけになっちゃわないかって。
が、不思議と気になりませんでした。
ちゃんと向き合うし、それでいて自己主張は低い。
面白いバランスです。

主人公が侠気溢れる!という感じではないのですが、その分を、
他のキャラクタが補完してくれているようなところがありました。
このバーロとアシュバルはいい感じでしたよね。

体験版で、コルピスがかわいそうだな~と思っていたのですが、
というかコルピスほんとかわいそうだな、と再び思っていましたね。


ゲームパートは、やりこみ要素もある。
言うことありませんね。

マップは3Dタイプですが、フィールドを駆けていく、
フィールドで自在に動かすことができます。
なので妙な自由度というか、爽快感というか。
そういうものを感じますよね。

プレイヤーがそうであるように、島から出た主人公が、世界を知っていく。

チュートリアルも万全。
ちょっとしたことを、登場するNPCたちが教えてくれます。
なので、ストレスもありません。


攻略情報は他所様にお願いするとして。

戦闘は、三章あたりから歯ごたえが。

釣りをよくしてました。
釣りポイントは、宿屋に泊まると回復するので、エデンと近い釣り場を往復するのが便利です。

拾えるのはベース素材のプラス効果あるアイテム。
ランダムなのは間違いないので、根気よく往復するしか無いのですが。

そうそう、釣り限定装備集めなどもありますよ。

怪獣は、最初放置していて、いけそうかな?と思ったら何度か挑んでいました。
けれど、最後のほうに出てくる2体がもうね。
正直この時まで、アイテムというコマンドを使ったことはありませんでした……。

終わってみれば、すごく楽しんでいたな、と。
久しぶりにRPGものでガッツリ楽しみました。
プレイ時間記録は…ないようですが、結構しっかり遊んでいたと思います。
LV96にまで、なりました。

ライトなファンタジーRPGであるように見えて、
ライトだと思わせるような親和性の高い画面構成、操作性。
画面説明のフォントから、本当によく考えられているなと思います。

ストレス無く進められるように。

それでいて、ストーリーもしっかり。
ヒロインも魅力的。
いうことないですよ、ほんと。こういうのでよかった。

主人公のアスタに好感持てるところも不思議。
なにか強い主張をしたりとか、そういうこともないんです。
ただ、とことんえっちなだけ。
だというのに、嫌いになれない。
あんまりえっちえっちいう主人公苦手なんですけど、アスタは平気だった。

ヒロインたちの事情があって、そこにいて、出会って。
解決なり決着をして、ヒロインたちが選択する。
その選択の一つが、アスタと共に居ること、だったりしていくわけです。
するとなるほど、アスタに好感持つ理由もわかるし、
ヒロインたちの魅力も見えてきます。

ちょっとだけイベントご紹介しますと。
ティオは、前大統領パロミデスの支援を得て、次期大統領選挙に立候補しています。
女性らしい柔らかさと清廉な演説で、支持は少しずつ集まっていきますが、
予断を許しません。

ランスロットは砂漠が広がっていますが、この国の問題は、どこからか湧いている毒ガスにあります。
この問題への政策が、対立候補と違っているのです。

対立候補ボールズは、別な国の支援を受けていることが主人公たちにわかります。
ティオからは対立候補の支援をしていると思われてしまい、当初は仲良くなることが出来ません。

しかし、前年の選挙では、「闇夜のにゃんこ」と呼ばれる者の暗躍があり……。
そして今回も、闇夜のにゃんこは、その正義によって候補であるティオを襲います。

また、主人公はリッシュの父であるエデン国王から密命を受けており、
しかしそれが、アウトローへ支援資金を持っていくことで……。

ティオには思いがあり、それこそが立候補へと進めたのですが、
様々な事件から、その思いを通さなければならないと頑なになってしまい……。

そして、蛇紋が。

とまあ、それぞれの事情をきちんと展開させながら、
それぞれに折り合いを付けてくれるんですね。


あと、クロア姫の扱い方がうまいなと。
ああなってしまうと、拒否反応を起こす方も居ると思うんですが、
そういう方のために、事前に妹とのシーンがあるわけですね。

……コルピスよりかわいそうな子が居るとは思わなかったけれど。


少しボーっとしていると、キャラクタがテキストで会話をしています。
ヒントにもなるし、いいですよね。
ほんのちょっとしたことが、すごく気を遣って作っているなと。
音楽も自然。

どらぺこ!」のキャラクターも。

最初から最後までがーっとやり倒せるギリギリの長さ。
いいあんばいです。
イブニクル
イブニクル