今日は前説ナシ!

「ハイボールナイト byサントリー」に参加してきましたッ。

場所は銀座。日比谷Bar THE GRAND BAR

実は、日比谷Barには時々行くけど(もちろんパスポート持ってます)、
Grand Barには行ったことなかったんですよね。

だから楽しみ。

でも、さすがは銀座。
…迷った。

事前に場所をチェックはしていったのだけど、さすがにWeb上の地図だけでは辿り着けない。
さすが銀座。いやほんと。
単に道に迷うの得意だってのもありますけどね。

で、間違って日比谷Barの食卓ってお店に辿り着いて、
「すみません、Grand Barの場所を教えていただいても…」とお願いしたら、
「ご案内しますよ!」と明朗なお答えが。

ここのところ、さすがだなと思うわけなのです。
接客業っていうのは、さすがにオートメーション化できないと思う。
海外の方が日本に来ると、そのサービスの良さに感動するという。
確かに数値上で見ると、サービス業の効率は悪いかもしれない。
けれど、こういう部分って、無くしてはいけない。
日本が誇り残すべき所だと思うんですよね。

で、ご案内してもらうと、やっぱりさっき通った場所(笑
これがクオリティ。

日比谷Barは元々、カクテルとかウィスキーとか…それらをお手頃価格で提供してくれるところ。
デートにも使えますが、大人数でも楽しめるBarとでもいうのかな。
ウリにしている「ソニック」も結構おいしいのです。

Grand Barは、内装がやや劇場風味。他の日比谷Bar店舗と比べてね。
今日は、スクリーンを前にして並ぶテーブル、イス、イス。
聴講の感じですね。


スケジュールはこんな感じ。

サントリーの方が司会を執っていただき、ONEDARIBOYSの皆さんの自己紹介と、
そして、レジュメを元にウィスキー授業開始。


ビールと同じように大麦から作られるウィスキーですが、
仕込み・発酵ののち、蒸留、熟成させることにより、あの味と香りが生まれる。
乙焼酎も蒸留はするものの、ウィスキーは2回蒸留、熟成に時間をかけます。
そこが大きな違いになるのか、蒸留由来の飲みやすさや、
樽熟成ならではのほのかな自然の甘さがでるんだとか。

ウィスキーは、体にも実は優しい。
蒸留により、低カロリー、糖質がほとんどゼロ。しかもプリン体がほとんどないそうです。
お腹が気になるアナタ、ウィスキーいいかもしれませんよ?

かつ、熟成させることにより、ポリフェノール(恐らく樽由来)、
香りによるリラックス効果やメラニン色素抑制成分があるんだとか。
これは全く知りませんでしたよ。

勉強しながら、さて、テイスティング。


今回は4つ用意していただいちゃいました。
シングルモルトの「マッカラン」、アイラモルトの「ボウモア」。
そしてサントリーのシングルモルト、「山崎12年」「白州12年」。

海外ウィスキーって、あえて避けていましたが、
テイスティングして、「あ、飲めるようになってる」と感じました。
ただ、やっぱり、なんというか"強い味"という感じなので、
少し味わう程度になりそうですが、まあ、そういう味わい方もいいよね。

マッカランは向こうで紙幣にも使われているくらい有名なものだとか。
「シングルモルトのロールスロイス」とは恐れ入ります。

ボウモアは、「アイラモルトの女王」と呼ばれ、その土地柄か、潮の香りがするのだとか。
非常にスモーキーで、クセになっちゃう人もたくさんいるんじゃないかな。
ボウモアは、向こうの人はオイスターにかけて食べちゃうんだとか。
それはそれでやってみたい…。

この2つをテイスティングしても、それぞれが全く違うもの、という感じでした。
いってみれば、マッカランがトミーヒルフィガー。ボウモアがブルガリブラック。
(いや、あくまで雰囲気ですから)

「山崎」は、講師の方が「海外旅行から帰ってきて味噌汁飲んだときの感覚」なんだとか(笑
確かに他のその前の2つを味わった後で飲むと、言われた感覚がわかるんですよ。
優しさがあるというか、飲んでいてしっくりくる部分が味噌汁というか。
じっくり飲んでもしっとり浸透しそうな雰囲気があるのは何故だろう。

「白州」は、香りが非常に爽やか。ワインにも似たような香りを放っていて、
似たような、というか、ワインみたいな軽やかで豊かな香り。
これ、女性受けしそう。

そんな白州を、自分でハイボール!

(サントリープレミアムソーダで作ります)


ご覧の通り、白州が冷えっ冷え。
やっぱり、きちんと冷やすことが重要みたいですよ?

ハイボールの良さというのは、"活きのいい味"であること。
ウィスキーの炭酸割りであるハイボールには、油分を洗い流す"WashOut効果"があり、
油の多い食事でもしっかりマッチするのだそう。


さあ、それじゃみんなで作ったハイボールレシピ!

1 グラスにたっぷりの氷を入れてグラスを冷やす(できればグラスは薄張り)
2 ウィスキーを注ぐ(今回の白州は冷凍庫でキンキンです)
3 冷やしたソーダを静かに注ぐ(炭酸が逃げるのでなるべく氷の上から注がないこと)
4 マドラーで氷を少し持ち上げるように混ぜる(ほぼ混ぜません)

これで完成!

今回の氷は、日比谷Bar Whisky-sから持ってきてくださったもの。
天然水を2日間かけてじっくり凍らせたものなんだとか。


できあがあったハイボールと、お料理のマリアージュを楽しみます。
今回のお料理は、姫鯛の燻りローズマリー焼き。


いやあ…んまい!

勢いでぐいっと飲み干してしまいました。
2杯目もさっさと空け、用意された料理と、色んなウィスキーでハイボールを楽しみます。


ベーコンを炙ったもの、揚げ物等に、ハイボールは本当にいい感じ。


響でハイボール作ってもらっているところ。


別名「すごい角ハイ」を作ってもらっているところ。

あ、そうそう。日比谷Barの方もおっしゃってましたが、
今回のサントリープレミアムソーダは、実は硬水寄り。
だからかもしれませんが、味の具合がまた違いました。
合うソーダっていうのも聞きたかったところなので、今度自分で買ってみよう。


こういうところで物怖じしてもしょうがないというか、
恐らくそんな気分で居たら、色んなことを知ることができない。
もう来ることができないかもしれない会だからね。
ってことで、サントリーの方を捕まえては色々質問してみました。

グラスの形で味や香りがかわること。
ウィスキーには味噌やチーズなど熟成させたものと非常に良く合う。

…など、など、など。
憶えてないことのほうが多いけど(笑


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残念ながら、ウィスキーだけではなく、アルコールの消費量が減っている。
「ああ、やっぱりな」と思いました。

数日前、記事にもしたと思うのですが、
やはり若い子は、アルコールを飲まなくなってきているのだということ。

私のような「子供のころにTVCM見ていて憧れがあった」という方はきっと多いのだけど、
それが、今の私たちの世代で止まってしまっているのだと思う。

ウィスキー作りには、時間が掛かる。
「山崎12年」というように、そう、一回り先の世代に向けて熟成させるわけだ。

いま、私たちがいいと思うものがあるのならば、
それを次の世代でも育てて欲しいと思う。

そこで大事なのは、いいものだと次の世代に"伝える"こと。

私は、生きている上で一番大切なことは、"伝えること"だと信じている。
ネットやウェブ、ブログでどこまでの人に印象を残すことができるかなんてわからないけど、
好きなものは好き、いいものはいいといつまでも言える人間でありたい。

私自身の姿勢はともかく、多くの人に訴えかけるには、個人的なブログは力不足すぎる。
だから、マス・メディアからの発信が大事だと思ってる。


私は、サントリーの方にそればかり訴えてた。


これからの世界で、ウィスキーがどういう形で人に受け入れられるのか…
それを、見守っていきたい。

堅苦しく考えるわけじゃなく、一消費者として。
商品を買うことで、その企業を支持することになるのだから。


今回は本当に勉強になりました。
ちょっと、色んな意味で原点回帰した気もする。
はじめの気持ちってヤツかな。


今回のイベントを作ってくださった皆様には本当に感謝しております。
本当にありがとうございました。
サントリー様、日比谷Bar様、ONEDARIBOYS様の今後の発展を祈りつつ。


今回のTB先:またお会いできて良かった「ジャンクワードの森」の田中様