本当はコンスタントに観ていたんですが、分けて考えるのもアレなので、
ごそっとまとめて書いてしまいますね。
でもって、ネタバレかなりありますので、まだ観ていない方は読まないほうがよろしいかと。

ってことでー!

ずっと期待していたゼータガンダム劇場版の完結話、
「星の鼓動は愛」をDVDで観ました。

本当は劇場で観ようかとも思ったのですが、2度3度連続的に観ることができるもののほうがいいと思ったのです。
そんなこんなで、レンタル開始を狙っていきましたが…当然レンタル中。
似たようなことを考える人はまあ、多いわけであって。

で、しばらく待ってはいたけれど観ることができたのですよ。イヤッホイ。
しかし、こんなに素早くレンタルできるってことは…。
そう考えると不安でたまりませんでしたが。


さて。内容ですが。
気になってしまって、ヤフーの映画感想ログ観ちゃってたんですよね、実は。
なので、結末については既に知っていたのですが。

総評として言いたいことは一つ。
A NEW TRANSLATIONとのことですが、何がどう新訳なのか?ってことです。

新訳という意味は、新しい訳ということですが。
それがラストの一点だけを差しているのならば全く意味がわかりません。

何故か。
カミーユが無事に生存しているというだけの、オチを入れ替えただけになってしまっているからです。

そこに意味を与えようというフォローもない。
あえて探してみるならば、これによりダブルゼータというストーリーは存在しなくなったこと、
シャアの生存が確認しきれないため、逆襲のシャアも消えたと考えていいと思います。

また、生存後のカミーユの独白も白々しいだけです。
何故か。それは、この劇場版において、各キャラクターを軽くいなしすぎてきたからです。

キャラクターを減らし、声優は変えられ、
人の死さえ軽く扱われるようにカットされ、
心の機微は更に軽く、多くの人を惹き付けてきた重要なシーンはバッサリ。
数々の名台詞も全て改変。


テレビ版が好きでした。
だからこの劇場版3部作にもかなりの期待をしていました。
新作カットを追加、それを聞かされただけでも嬉しかったものです。

しかしながら、1作目で、不安を感じ、2作目でやっぱりかと思い。
そうです、何だかんだといっていますが、3作目は劇場版で観ても感動できないと判断したのです。

それでも、ガンダムというだけで、これだけ世界を巻き込むことができる。
なのに、何故このように遺産の無駄遣いをするのでしょうか。

この劇場版で、ゼータは間違いなく地に落ちた。
申し訳ないが、ため息と共に、そういわせていただきます。

少なくとも、「ガンダム」DVD3作で、誰かを惹き付けた様には、いっていないことだけは確実に言えます。


「10年残るガンダムになる」
本当にそう思ってあなたはやっていたのですか、富野監督。