Loseさんの「御一夜市物語 -Lose Concert 2016-」がTHE GRAND HALL(品川)で開催されました。
maitetu_400_400_main_a
Loseさんの最新作「まいてつ」。
作品舞台である、御一夜市の名を冠した、全席座りコンサートが、2016年6月4日(土)に開催されました。

場所は、THE GRAND HALL(品川)
品川駅です。
ot

今、都内の駅って、駅敷地と呼べる場所がどんどん広がっているように感じました。
確かに、駅直結です。
ですが、改札を出て、駅と呼べる場所を出るには、どれくらいの距離を歩けばいいのでしょうか?
……遅れ気味だったので、そんなことを、考えましたね。

さて。
THE GRAND HALL品川は、駅に程近いホールでありながら、
音響であるとか、映像にこだわった会場であると思えました。
壁面は、デコボコにしてあって、音のことを考えているのがよくわかります。
また、スクリーンは反射が少なく、テキスト(後述)すらよく見えます。

ライトはマニピュレータコントロール。
ぐいぐい動きます。
ホールはB列から階段になっていて、しかし、
B列からでもステージが見やすい構造になっています。
それほど大きくはないけれど、このホール、すごくいいと思いますね。
問題は、席の場所表示がうまくされていないこと。
会場の外、ドア付近に席番号表示があっても、いいですよね。映画館みたいに。

さて。全席座りコンサート、ということでしたが。
端的にいうと、全席座りライブ、でした。
歌モノ中心だったんです。

冒頭のガイダンスは、「まいてつ」作品のADVを使用して、
コンサート用に組み上げたものになっていました。

「御一夜市物語」という祭りが開催され、「まいてつ」の面々は、
主人公の右田双鉄を楽しませようとする。
そこに、「ものべの」から迷い込んだ人たちが……?
……というお話になっており、この物語は、ライブの合間に進行していきます。

この、物語の進行は、スクリーンへのADVの投影だけでなく、
菊池亮太さんのピアノ演奏がついています。

この、ピアノがうまい。
本当に上手い。演奏がとにかくうまい。
幕間の寸劇ですので、時間が決まっています。
それにきっちり、演奏を合わせて終えられる。
かつ、演奏終了には、毎回会釈してステージを去るというカッコ良さ。
なんですか、あなた。すごいですよ。
聞き惚れてしまっていました。
それは、他の方もそうだったのでしょう。
最後の奏者挨拶で、高らかな拍手だけでは無かったところをみると。
いや、本当に嬉しかったです。素敵なピアノを、この音響で聞かせて貰えたことが。

……という前説から。
一曲目は、『しゅっぱつしんこう!』
杏子御津さんの登場……ですが、なんとれいなコスプレ!
具体的には、こう
れいなだー! 
なんですか、この完成度の高さは。
席を立ち上がってしまうところでしたよ。
なんかこう、杏子御津さんは、期待している通りにやってくれるので、本当に素晴らしいと思います。
歌の入りを間違えちゃうあたりとかも、外しているはずなのに歓迎できます。
あ、そうそう。
杏子御津さんは「ちいさなヒロイン、極めていけるようにがんばっていきたい」とのことでした。


二曲目は『Run with our dreams』
星鹿りえさん。
こちらも、なんとなく右田日々姫っぽい雰囲気で。
「にぃに、いっくよー!」
いいじゃないですか、星鹿りえさん。

三曲目『pictorial』
大島はるなさん。
「みんなで、ひとつになりましょう」の掛け声、良い感じでしたね。

幕間寸劇に、右田真闇、宝生稀姫、簑笠凪、早瀬ふかみが登場。
この組み合わせはずるい。

遠慮の無いボディタッチを繰り返す真闇たちから、
双鉄を連れ出した凪とふかみ。
町を歩いて行くと、小さな子達にぶつかってしまう。
その片方は、どこか凪に似た、たぬきっぽい子で……。
(この間、「ものべののうた」がピアノで演奏されますが、いいですね、ピアノ版も……!)


四曲目『夏果』
佐倉江美さん、藍沢めぐみさん……と、あと一人はどなただったか(ごめんなさい!)
※CRIMSON SONEさんでした。
三人の合唱です。
佐倉江美さんは帽子を被ってワンピース。大人版夏葉のよう。
藍沢めぐみさんは、なんでしょう、あえてのシンプル、でしょうか。
すごく目立っていました。
緊張されている感じはしましたが、それも含めて良かったかも。

三人が歌う姿というのは、「ものべの」そのものっぽくていいですね。

五曲目『君と紡いでいく物語』Pricoさん。
白くて、裾が危なっかしく感じる衣装は、夏葉そのものに感じました。
しかし歌唱力は凄まじい。歌を歌いに来たんだ、という強さを感じます。

六曲目『ものべののうた』
合唱。手拍子捗ります。

幕間寸劇
「もの……べの?兄さん、知っとうと?」
もう凪すてきすぎ。
(この間のピアノ曲にも聞き惚れていました)

七曲目『SilentRail』仲村芽衣子さん
この曲も好きですね。
歌が入ると、こういう力強いメッセージを残すんだなぁ、と。

八曲目『ひとしずく』藍沢めぐみさん。
このルートは好きなので、ついつい、スクリーンに思いを馳せながら聞いていました。
でも藍沢めぐみさん、素直に歌ってくれて、好きかも。

九曲目『おもいでをかさねて』佐倉江美さん。
恋だと気づいたのは、少し先。
うん。

十曲目『Snow White』CRIMSON SONEの藤田さん。
白ジャケットが、稀咲のような雰囲気がしましたね。

幕間
ついに、あかしゃぐまのすみ、夏葉、有島ありすが登場。

何度でも言いますけど、幕劇よりピアノをすごく聞いてます。
うまいなぁ……。

十一曲目『どこまでも続くこの路を』
pricoさんは衣装チェンジ。黒系になりました。
しっかし歌うまいですね。

十二曲目『未来へのレール』滑川恭子さん。
ギターの方も登場しましたが……紹介してくださらなかったような。
音周りは本当に良いですよね。

十三曲目『レイルロマネスク』中恵光城さん。
「御一夜市物語」キャッチの、ハチロクが着ているようなドレスを。
いやー、良い曲です。
おしゃれで、どこでかけてもハマりそうな感じがしますよね。

十四曲目『未来行き☆列車』カサンドラさん
冒頭の高らかな歌声だけでも、圧倒されてしまいました。
さすがは声楽科出身。
ドレスもすごかったですけれど、このホールに似合いの歌手を見つけてきたのかと思ったほど。
だってコーラスお願いして、「ありがとうございます」と言ってからの「ha~♪」ですからね。
カサンドラさんのドレスも2段階変化しました。

幕劇
ニイロクが、「御一夜市物語」に参加できなかったことを悔しく思ったりします。

十五曲目『ナインスターズ』
これも合唱です。

幕劇
「ものべの」の皆様は、ものべのへ帰りました。
リニアのこととか新幹線のこととか、言えないよねー、などなど。
ありすは本当に素敵です。

十六曲目『ものべののうた』『みんなのわ』
改めて全出演者で合唱です。
作品プレイ時では、それほどでもなかったんですが、こういう機会に合唱されると、
これほど映える歌も、ないですよね。

そして、出演者が全員登場し、一言ずつ。

ふと、気づいたのですが。
ピアノとギター(一部)の生演奏はあったものの、
他は全て、カラオケだったわけですよね。
そのことに気づかせない会場作り、本当にすごかったです。

ひとつだけ不満があるとすれば。
「レイルロマネスク」。
あの曲は、中恵光城さんの生歌と、ピアノは菊地さんの生演奏を合わせるべきだったのでは無いでしょうか。
というか、それが聞きたかった……!

……ということを考えていると、右田双鉄さんによる、お帰りのガイド。
「長らくのご乗車、誠にありがとうございました。この列車は……」
会場みんな笑顔でした。

2時間ほどの公演。
素敵な時間でしたね……。

第二弾を望む声が大きければ、あるいは……?
何しろ、タイトルに2016、と付いていますからね。

やっぱり企画をお任せするところによって、ライブの質は変わってくるんじゃないかなって気がしています。
そういう視点で見ると、side-connectionさんは、すごいんじゃないかなぁと。
大抵、最後まで楽しませてくれますからね。




※曲や出演者を間違えている可能性もありますのでご了承ください。

※追記
観覧されていた早瀬弥生さんが、セットリストを公開して下さいました。
詳しくはそちらをご覧ください。

文中、訂正線の箇所は、それを参照しました。