PurpleSoftwareさんのライブ「PurpleSoftware 2nd. Live」がディファ有明で開催されました。

2016年7月16日(土)。

この週の天気は、どうもすっきりしませんでした。
大雨で、交通機関への影響もあったりして。
そんなこともあったからでしょうか。声の出演予定の北見六花さんから、
皆様の熱い想いで悪天候なんか吹き飛ばしちゃってください」、なんて呼びかけもあったりして。

この日、雨は、止まりました。
出演されていた橋本みゆきさんからは、自身のソロライブで雨が降ることが多くて、
PurpleSoftwareさんの楽曲の多くが青空をバックにしたもので、
雨女パワーを凌駕しているのではないか、なんてMCもあったほど。

さて、『アマツツミ』カーに迎えられて、ディファ有明です。
皆さんのおかげでまたディファ有明に帰ってくることが出来ました、というアナウンスがあった通り、
PurpleSoftwareさんの1stライブ会場でした。
あの時は、冬。今回は、夏。
さて、どんなステージになっているのか。

会場に入ると……前回より狭く感じました。
何故かと考えていたら、今回は、前回より席数を多くしているんですね。
詰められたためか、客席通路が狭いです。

それと、ステージが小さくなりました。
at13

今回のステージは、アマツツミのキャッチ画像のように、灯篭がいくつもステージに置かれているのですが、
その後に、シルエット登場者向けのステージがあるんですね。
1stライブの浅葉リオさんみたいな登場箇所が、ステージ奥行きを一部取っています。
視線が上に上がりにくいから、狭く感じるのでしょうかね。

全席指定、パイプ椅子。
これはとてもありがたいです。
この人数ですと、スタンディングでやってしまうと、場所の確保が大変です。
それと、ライブの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、
派手に動いて楽しむ方が近くに居る場合、ステージが見えなくなってしまいます。
それも、パイプ椅子というスペース確保によって避けることができるので。

人の身長差は、様々あります。
多くの人に楽しんで欲しいならば、パイプ椅子が有効でしょう。
見に来たのに、スタンディングで、ステージが見えない。
そんなこと、悲しいですもんね。


スクリーンでは、作品のムービーが流されていて、
そして、アマツツミのOP冒頭に切り替わると、司会の荻原秀樹さんが登場。
なんと、エメラルドグリーンの浴衣。
「合わないので数年ぶりにサングラス無しで登場しました」
足下はブーツ。荻さんイケメンです。

内藤舞亜として、遠野そよぎさん。
鳥海有栖/安堂美咲として、北見六花さん。
平坂景子として、青葉りんごさん。
DDとして、桃井いちごさん。
水無月ほたるとして、小倉結衣さん。
恋塚愛として、山田ゆなさん。
それぞれ、キャラクタとしての自己紹介からスタート。
平坂景子の「1階席ー、2階席ー、屋上ー、ブラジルの人ー」が面白かったです。
安堂美咲の「ピシリ!」は、滑ったのではなく、伝わりづらくてリアクションできなかったんだと思います。

「元気ですか?」
そして橋本みゆきさんの登場。カラオケでのライブ開始です。
やや体調に不安を感じさせる歌い出しで、
Miyuki Hashimoto Summer Live 2015 “Re:GENERATION”」の時より、
調子が悪そうに思えました。
耳鼻科の先生に、こまめに水を飲むように指導を受けていらっしゃるようです。

歌を歌う、という一点に関していえば、
青葉りんごさんや、浅葉リオさんのほうが良さそうでした。
ちょっと心配になります。

けれど、最終的には3時間ほぼソロライブ……なのは、PurpleSoftwareさんだから仕方ない、ですかね。

演目は以下の通り。
「秋色」――『秋色恋華』より

【クロノクロック】応援バナー
「5分前の恋心」――『クロノクロック』

 【明日の君と逢うために】応援バナー
「TIME」――『明日の君と逢うために』

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「青空の約束」――『初恋サクラメント』

 「恋桜」――『春色桜瀬

この2曲は、安瀬聖さんの作曲。やっぱり素晴らしい。(未来ノスタルジアもですね)


朗読劇。
『ハピメア』のものだったと思います。
朗読劇では、シルエット出演の方で、
身振り手振りを加えている方も多かったですね。
こちらに伝えよう、という動き、すごく良いと思います。
透がジョニーデップ、というのはあれですかね、アリスインワンダーランド的な。
ここで、青葉りんごさんが舞台に登場。浴衣です。


朗読劇の後は、浅葉リオさん登場。

 「Dream」――『ハピメア』

 「未来図」――『未来ノスタルジア』

 「True your heart」――『しあわせ家族部』


 【ハピメア】応援バナー
「愛奴の小径」――『ハピメアFD
「永続的恋愛理論」――『ハピメアFD

「二人のクロニクル」――『クロノクロック』

浅葉リオさんの登場は、再びシルエット出演でした。んー、残念ですね。
歌声は、1stと変わらず力強さもあるし、どちらかというと、CDよりライブのタイプで、
うまいと思うんです。
何か帽子を被っていらしたようなシルエットでしたね。


再び朗読劇。
ほぼ全ての出演者が出ていたように思います。
桃井いちごさんは帽子を被っていたような?

ここで一度、小倉結衣さんが舞台に登場。
水無月ほたる役ということもあって、蛍をあしらった浴衣にされたのだとか。


再び橋本みゆきさん登場。
 「Confession」――『まじぷり
 「秋空の向こう」――『まじぷり』
デビュー直後の歌唱だったとのこと。かわいい歌ですよね。

「wintry breeze」――『秋色恋華』


 【あると】応援バナー
「L」――『あると』
「Destiny」――『あると』
この2曲は本当に好き。歌詞も良い曲ですよね。
「Destiny」なんかはもう、本当にエンディングなんだなぁ、という曲で。
黒須克彦さんならでは。


「only...」――『明日の君と逢うために』
バラード。1stライブの時に、少し歌ってくれたことを覚えています。
良い曲だなぁ、と誇る、橋本みゆきさんが作曲です。



「White Crystal」――『メモリア
「メモリア」――『メモリア
考えてみれば、PurpleSoftwareさんの作品の中で、冬が出てくる作品って珍しいんですよね。
そして、ドラマティックな「White Crystal」は本当に大好きです。
歌詞も良いのですが、作曲が橋本みゆきさんというところが、また。


【夏に奏でる僕らの詩】応援バナー
「ナツかしき記憶」――『夏に奏でる僕らの詩』

 【未来ノスタルジア】応援バナー
「未来ノスタルジア」――『未来ノスタルジア』

【しあわせ家族部】応援バナー
「友恋」――『しあわせ家族部』

 【ハピメア】応援バナー
「夢の無限回廊」――『ハピメア』

「幻想楼閣」――『ハピメアFD』


【アマツツミ】応援バナー
新作「アマツツミ」のムービー公開。


山崎もえさん登場。
「言霊が紡ぐ未来」――『アマツツミ』

浅葉リオさん再登場。
「繋がるこころ」――『アマツツミ』

橋本みゆきさん再登場。
「こころに響く恋ほたる」――『アマツツミ』

『アマツツミ』の楽曲は、どれも初披露でした。
フルサイズ、初披露など、なかなかでしたね。
ただ、作品の雰囲気とちょっと違う気もするエンディング曲に思えましたが、どうでしょうか。

セットリストはこちらの方を参考に致しました。
(記憶と曲順が違ったり、分からない曲があったので助かりました)

お帰りの挨拶(?)は、『アマツツミ』の愛とほたる。
愛が良い感じでしたよね。「まあまあ」とか。


流れを見ていただけると分かるとおり、同じ作品の曲同士がまとまっています。
これには「それをやるんだ!」という驚きがなくなる気持ちを抱きましたし、
けれど、「オープニングやってくれたらエンディングも来るかも?」という気持ちにもなります。
難しいですよね、曲順の組み方。


3時間の予定でしたが、最終的には3時間45分くらいと、延長しました。
これは、アンコールは含みません。

アンコールのコールがあって、アンコールが行われて……。
最初から演奏することが決まっているものですが、
それでも、この様式は取ってくれると嬉しく思います。
これが削られちゃうのはちょっと、満足度が下がります。
形式だとしても、アンコールに応えてくれた、という部分が満たされないので。

どこで時間が押したのか、ですが。
これは曲間でしょう。

例えば、橋本みゆきさん。
自身のテンポでライブを進めて良いことになってはいると思うのですが、
時間の関係で、それすらも押されていました。
間を取り過ぎていたのかも。
でも、次回「LIVE battle!」とか、期待しちゃう話もこぼれて。
(チュルチュチュ、やるそうです)

朗読劇や曲間のMCは面白かったのですが、リハーサルが足りていないように見えました。
それでも、推定25分程度の延びに収まったのは、すごいです。
途中で朗読劇が変更になったような話もありましたが、それを感じさせないくらいには、
現場対応力というか、リカバリーがすごいなと。

それと、人数が多すぎます。
山田ゆなさんがほとんど喋ってない、なんてお話もありましたが、
これは人数を絞らないと3時間では厳しかったのではないでしょうか。
それとも、この、足りないくらいがちょうどいい、なのか。
これも難しいですね。

開始時間も10分ほど押しましたが、何かのBGMが短い間隔でループされ続けていると、
さすがに会場からため息が何度も。

それから、キャラクタ体験ですけれど、
リアクションを取るタイミングが難しかったですね。慣れていなかったんでしょうね、観客側が。

朗読劇の後は司会が再登場するのではなく、
曲にそのまま繋いでいけば、夢がそのまま繋がっていく感じがしますね。
ちょっともったいない。

会場のライトですが、何かもうちょっと合わせられなかったでしょうか。
会場を俯瞰してみたら、ステージのライトと、観客のペンライトとのコントラストで綺麗に見える、
のかもしれませんが、なんか曲あるいは作品とあっていないカラーが多かったように思いました。

物販が、かなり早い段階で終わってしまいました。
当日Tシャツを手に入れようとしていましたが、残念ながら。
在庫と時間の関係でしょうか。事後物販も無かったです。

やっぱり手に入れたければ、事前公式通販がベストなようですね。
せっかく期日までであれば確実に手に入る、としてくれているのですから。

ただ、ライブ後に盛り上がって、ついでに買っちゃおう!という方もいるとは思うので、
そこのフォローができると、なお良いですよね。
現在は締め切られていますが、通販再販に期待したいですね)


今回は、チケット販売方法が前回とまた変わって、ポニーキャニオンでした。
ポニーキャニオン会員への登録が必須で、そこで登録した住所に宅配便で送られてきます。
さらに、本人確認をする。
これだと転売が防げる……のかもしれません。
が、面倒くさいですよね。
なんとかもうちょっと楽になるといいのですが、現在だと一番いいシステムにも思えます。

あと、繰り返しになりますけれど、
ボーカルコレクションCD、再販した方が良いと思います。
会場売りしちゃうとかね。
さすがに年数経過していて、昔の作品に触れる機会は難しいかも知れないけれど、
音楽には触れやすい……はずですから。

あまり場に慣れた人ばかりいても、
ステージはどうでも良くて、自分で踊ることに一生懸命な人とかばかりいても、新しい人が入りづらいし、
統一された動きをすることばかりが盛り上がりでもないですし、
現行のように、男女比9.5:0.5で良いわけでもない。
橋本みゆきさん、浅葉リオさん、山崎もえさんは良いシンガーですから、
聞く層が広がって欲しいですし。
他ブランドさんのライブだと、もっと女性いますよね。
それほど男性特化した作品を出しているわけでも無いのに、少ない。

1stと違って、2ndなりの試行錯誤もありますし、
次はまた、何かの工夫が成されるんじゃないかという期待があります。

曲やイベントを盛り込みすぎたんじゃないか、と思ったりはしましたが、
それはもう、PurpleSoftwareさんのサービス精神旺盛さが出たんだな、と感じています。
実際、いつまでも夢の中に居たいのは、ファンのほうだと思いますし。

新作をプッシュする形で終わりましたが、それはそれでいいと思いますね。

何しろ。
最後に石川社長が登壇して第一声が「マスターアップしました」、でしたから。

2016年7月29日(金)発売予定です。

次回もディファ有明でやるのか、それともステラボール品川でやってくれるのか、ですかね。