シルキーズプラスDOLCEさんの「景の海のアペイリア」体験版2もプレイしました。
女の子の容姿を持つ姿で受肉したアペイリア。
そのアペイリアが言い出したのは「触れてみたい」ということだった。
そのために生まれたのは、VRMMOのセカンド。
アペイリアが数多くのノードを使用し創り上げた、新たな世界。
アペイリアのための世界といえる。
その場所で、アペイリアと一緒に遊びたいという気持ちから、
ゲームが得意な東ましろを呼ぶ。
ましろは、オンライン部員で、零一も会ったことは無かったが、
人付き合いが苦手なところがあるようだった。
が、作られたVRMMOの世界は、中世世界を模したファンタジー。
魔法があり、モンスターが出現し、人々が町を行き交う場所だった。
既存のVRMMOバウンダリーと違い、ガラス越しという感覚が無い。
無機物の構造を再現するだけではなく、水や土に住む微生物、
鳥もすべてDNAが与えられているためだという。
零一、アペイリアを含む5人は、その世界の冒険者となり、
精霊の王から託宣を受け、冒険の旅に出る。
AIで作られた登場人物達を相手に、自由度を感じながら進めていく。
そして、高レベルであろうドラゴンに挑むが、
そもそもこの世界のルールに慣れていないのだ、倒せるはずも無い。
しかし、ましろが誕生日だった。
それだけで、再チャレンジしてドラゴンを倒すことを目指す理由になった。
手を尽くして刃が通り、そして、その日はログアウト、解散する。
しかし、帰り際に町を歩いていると、気になる声が聞こえてくる。
それはまるで、他にもプレイヤーがいるかのような会話で……。
「おい、見ろよ。あいつ。ゲームの中でも、よくやるな」
体験版2は、1.76GBでした。
体験版1の続きから、体験版2へジャンプして始めることができます。
体験版2は、いよいよ。
そんな予兆は最初からありましたが、サスペンス要素が少し出てきます。
実は、体験版1の時から、ちょっと感じていたのは、
「閉じた世界のトリコロニー」のような、最初はどうかと思ったけれど、
意外性のある展開にグイグイ引き込まれていくタイプの作品です。
とにかく楽しめました。
むしろ見せすぎでは?と思うほど。
ですが、気になるのは、演出面の弱さ。
話の筋は凄く面白くて、相当の傑作になると思います。
が、場面の見せ方がどうしても弱い。
物語に負けていると思います。
本当は、相乗効果が見られないといけないのに。
場面展開の速度はかなりあります。
けれど、本当は少しずつ、零一の発見や気づきを見せ、
物語を盛り上げるべきだと思うんです。
本当にちょっとしたことを大げさに表現する、とでもいえばいいのかわかりませんが、
東ましろが、装備展開を早くする裏技を見つけた時、
その表現は、立ち絵が武器を持った立ち絵に変わるだけでした。
そうではなくて、システムがどうなっているのか、などをビジュアル表現することで、
こんなにすごいことを発見した、というのが、画面のこちら側に伝わりやすくなります。
そういうことを演出と呼ぶのだと思うんですね。
それらを、もっともっと力をかけられたら、本当の傑作になると思います。
どんなバカみたいな話だって、演出によって本気にすることで、
その物語は真実として受け手に伝わると思っていますから。
だからマザードラゴン戦も、もっともっと粘るべきだったんですね。
短く処理して良い出来事では無かった。
とはいえ、ですよ。
サスペンスと笑いという部分を上手くまとめていて、良いバランスだと思います。
そういう時だけ主人公に声を入れたのは、説得力として強力です。
素晴らしい演出です。
登場キャラクタも魅力的ですが、
体験版2では、ほとんどの種明かしをしてしまっているので、
そこから再び、どう盛り上げていくか。
どのキャラクタも悪者にならないと良いのだけれども。
とにかく、先が気になりますよね。
公開したこともないはずなのに、何故かもう世の中に広まっているセカンドの世界。
そして、異変としか思えない事態を起こす。
それは現実世界にも影響を及ぼしており、ニュースになる。
その解決に、アペイリアを向かわせる。
アペイリアネットワークは、アペイリアそのものとは言い難い。
コントロールを取ることなどできなかった。
見たことも無い存在の、ゲームとしてのステータスには現れない攻撃。
そして、このセカンドの在り方に思想を持つプレイヤー。
現実世界の、見えない観測者。
とにかく、面白そうです。
2017年7月28日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。
シルキーズプラスDOLCEさんの「景の海のアペイリア」体験版2がリリースされました。
女の子の容姿を持つ姿で受肉したアペイリア。
そのアペイリアが言い出したのは「触れてみたい」ということだった。
そのために生まれたのは、VRMMOのセカンド。
アペイリアが数多くのノードを使用し創り上げた、新たな世界。
アペイリアのための世界といえる。
その場所で、アペイリアと一緒に遊びたいという気持ちから、
ゲームが得意な東ましろを呼ぶ。
ましろは、オンライン部員で、零一も会ったことは無かったが、
人付き合いが苦手なところがあるようだった。
が、作られたVRMMOの世界は、中世世界を模したファンタジー。
魔法があり、モンスターが出現し、人々が町を行き交う場所だった。
既存のVRMMOバウンダリーと違い、ガラス越しという感覚が無い。
無機物の構造を再現するだけではなく、水や土に住む微生物、
鳥もすべてDNAが与えられているためだという。
零一、アペイリアを含む5人は、その世界の冒険者となり、
精霊の王から託宣を受け、冒険の旅に出る。
AIで作られた登場人物達を相手に、自由度を感じながら進めていく。
そして、高レベルであろうドラゴンに挑むが、
そもそもこの世界のルールに慣れていないのだ、倒せるはずも無い。
しかし、ましろが誕生日だった。
それだけで、再チャレンジしてドラゴンを倒すことを目指す理由になった。
手を尽くして刃が通り、そして、その日はログアウト、解散する。
しかし、帰り際に町を歩いていると、気になる声が聞こえてくる。
それはまるで、他にもプレイヤーがいるかのような会話で……。
「おい、見ろよ。あいつ。ゲームの中でも、よくやるな」
体験版2は、1.76GBでした。
体験版1の続きから、体験版2へジャンプして始めることができます。
体験版2は、いよいよ。
そんな予兆は最初からありましたが、サスペンス要素が少し出てきます。
実は、体験版1の時から、ちょっと感じていたのは、
「閉じた世界のトリコロニー」のような、最初はどうかと思ったけれど、
意外性のある展開にグイグイ引き込まれていくタイプの作品です。
とにかく楽しめました。
むしろ見せすぎでは?と思うほど。
ですが、気になるのは、演出面の弱さ。
話の筋は凄く面白くて、相当の傑作になると思います。
が、場面の見せ方がどうしても弱い。
物語に負けていると思います。
本当は、相乗効果が見られないといけないのに。
場面展開の速度はかなりあります。
けれど、本当は少しずつ、零一の発見や気づきを見せ、
物語を盛り上げるべきだと思うんです。
本当にちょっとしたことを大げさに表現する、とでもいえばいいのかわかりませんが、
東ましろが、装備展開を早くする裏技を見つけた時、
その表現は、立ち絵が武器を持った立ち絵に変わるだけでした。
そうではなくて、システムがどうなっているのか、などをビジュアル表現することで、
こんなにすごいことを発見した、というのが、画面のこちら側に伝わりやすくなります。
そういうことを演出と呼ぶのだと思うんですね。
それらを、もっともっと力をかけられたら、本当の傑作になると思います。
どんなバカみたいな話だって、演出によって本気にすることで、
その物語は真実として受け手に伝わると思っていますから。
だからマザードラゴン戦も、もっともっと粘るべきだったんですね。
短く処理して良い出来事では無かった。
とはいえ、ですよ。
サスペンスと笑いという部分を上手くまとめていて、良いバランスだと思います。
そういう時だけ主人公に声を入れたのは、説得力として強力です。
素晴らしい演出です。
登場キャラクタも魅力的ですが、
体験版2では、ほとんどの種明かしをしてしまっているので、
そこから再び、どう盛り上げていくか。
どのキャラクタも悪者にならないと良いのだけれども。
とにかく、先が気になりますよね。
公開したこともないはずなのに、何故かもう世の中に広まっているセカンドの世界。
そして、異変としか思えない事態を起こす。
それは現実世界にも影響を及ぼしており、ニュースになる。
その解決に、アペイリアを向かわせる。
アペイリアネットワークは、アペイリアそのものとは言い難い。
コントロールを取ることなどできなかった。
見たことも無い存在の、ゲームとしてのステータスには現れない攻撃。
そして、このセカンドの在り方に思想を持つプレイヤー。
現実世界の、見えない観測者。
とにかく、面白そうです。
2017年7月28日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。