あざらしそふと零さんの「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」体験版プレイしました。
あざらしそふと零「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」

あざらしそふと零さんのデビュー作(?)は、”神話が息づく島で紡がれる学園伝奇ADV”、
「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」。

ys1

出雲宗司は、姫神財閥の娘、亜梨栖と共に飛行機に乗っていた。
二人は、この先にある学園島、新座島へ向かい、転入する。

この学園には奇妙なルールがある。
一つ。入島するための同行者を二人以上選ぶことを禁止する。
二つ。定められた日を除き、島を出ることを禁止する。
三つ。夜十時以降に屋外に出ることを禁止する。
四つ。島にあるものを島外に持ち出すことを禁止する。
五つ。学園が定める課外授業には、いかなる状況であっても参加する事を義務付ける。

亜梨栖が知る限り最強の護衛である宗司を連れていくのには、理由がある。
かつて、姉の静がこの島に居た。そして、帰ってこなかった。
そのことを調べるため……。


体験版は、373MBでした。
容量こそ少ないですが、物凄く堪能できますよ。

というか、流石ですね。引き込まれました。
ここで何が起きるんだろう……?と期待しながら進めていきました。

桐月さんの企画シナリオ。
神剣桜花さんの原画。
鷹石しのぶさんの音楽。
背景も凝っていると、公式サイトからのアピールがありますし、
ルートフローチャートも搭載しているようです。

恐らくですが、この構成、「ロイヤルガーデン」の系統なのだと思います。

ですので、システムも同じです。吉里吉里ベース。
これはとても使いやすくて良いです。
セーブファイルもどんどん作れるし、ウィンドウサイズの調整もしやすい。
バックログジャンプなども一通り機能搭載。

相変わらず仕掛けがうまいというか、気になるところがあるシナリオと、
背景美術の美しさ。
キャラクタの彩色はあざらしそふとさんならではだし、
何より、音楽が非常に素晴らしいです。
ミステリ感ある閉塞性を持ちながら、探し歩くには深すぎて見通せない広さを感じる音楽、
「凜然とした横顔」。

うん、これは期待できそう。
ys
最初に、主人公の感覚の鋭さと、亜梨子の人の裏を見通す富豪ならではの見通しを見せ、
少しずつ不穏な気配を出し、プレイヤーに不安をもたらします。
そして、純粋な武力を登場させ、対して主人公の古武術、出雲流を見せ。
しかし、それをこの段階で見せるということは、
あの鮮やかな手際が、通用しなくなることでもあって。

元々、出雲流は、人に仇なす存在を倒すためのもの。
そして、公式サイトでは、この島には人在らざる者が棲む、とあって……。


また、他の登場人物も、主人公の武力を見て、今後の対応を決める……というあたり、
一筋縄ではいかなさそうな気配があります。


また、公式サイトのキャラクタ紹介を見てみると、誕生日の隣に、花の名前が付いています。
これも、何かあるのでしょうか……?


これまでと大きく違うと感じたのは、このパッケージイラストですよね。
すごく凄惨な展開もありそうなのに、最期には、こうやって笑うことができるのでしょうか。

2017年10月27日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。
ヤミと祝祭のサンクチュアリヤミと祝祭のサンクチュアリ