CRYSTALiAさんの「絆きらめく恋いろは」体験版プレイしました。
CRYSTALiA『絆きらめく恋いろは』応援中!
CRYSTALiAさんのデビュー作は、”近未来カタナ学園活劇ADV”、「絆きらめく恋いろは」。


21世紀も半ばになると、飲食店の店員はほぼAIに、
ハンドルのない自動走行車が走り回ることになった。

面白いからと、家蔵に長らく放置されていた鉄鏡を元に、
霊式機巧デバイスとして組み込み、小さな神様を呼び出したりしたものの、
三城刀輝には、神に願いたいこともない。

叢雲学園の技巧科。2年。
祖先に400年、名のある刀鍛冶を持ち、その道を選びながら、
刀輝はまだ、ただの一振りも、刀を打っていなかった。

その理由は、まだ、自身にもはっきりしていない。
父の仕事に惹かれて鍛冶場へ入るようになり、
失敗を繰り返しながら気づいたのは、
刀は、どうあがいても、人の肉を裂いて血に染めるものだということ。
作りたいと思い、作るのが嫌になり……。

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そうしているうちに、父が亡くなった。
安心させようと学園に入った、翌日のことだった。
以来、刀輝は、槌を振るう理由を捨て、無気力になりながら過ごしている。

学園に居る知り合いは皆、心配してくれている。
それは、分かるのだが……。


組み込んだデバイスから、小さな神様、
綾瀬の奇妙な”お告げ”を聞き、夜の散歩に出ると、
一人の女の子に出会う。

同じ学園の制服。だが、会ったことは無い。

「久しぶりだね、刀輝」
彼女は、そう言って去った……。
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体験版は、809MBでした。
アミューズクラフト系列作品ですので、体験版はストーリー冒頭の他、
ヒロインとのシーンが盛り込まれています。

  
機械仕掛けの霊刀、折紙を振るう武芸者、剣士と、
その折紙を打つ刀鍛冶。
なかなか面白い組み合わせですね。

事の起こり、歴史、現在の国としての立ち位置、
世界との繋がりがよく見える設定になっています。

それでいて、現在の日本にあるような衝突、ものの考え方の違和感なども盛り込んで、
登場人物達にマイナスの印象を持たせないよう、うまく仕上げてくれています。

こういう作品って、どこかに必ずひずみが出て、
それを引き受けるのは、おかしな登場人物になってしまったりするのですが、
そういうことがありません。

本来はシビアなもの。刀の由来は殺傷武器。
それをベースにしながら、今がある。
きちんとそこを解説しているから、鎬を削るものだという話の展開が、安定しているのかもしれません。


誰に刀を打つか、サポートに回るか、それがプレイヤーの選択で、
ルートに入るということになりそうですね。

それなりに刀を振るうことはできますが、振るう専門である武芸科ほどではありませんから、
主人公が誰かの隣にいて、一緒に戦う展開はなさそうです。

ここまでは非常に面白いです。
刀を扱い、ヒロイン達が互いを乗り越えようとする展開を見せる作品は多かったと思いますが、
足場がしっかりしているので、非常に楽しめました。

kk3

キャラクタデザインも素晴らしいです。
キャラクタに即したカラーリングをしていますし、
主人公がイケメンなのは、もうこれぺろ師匠のデザインなら納得です。
かっこいい。

サブキャラクタも魅力的で、
千石葵さんにも一度はお相手して欲しいし、
佐々木巫琴先生にも進路相談のって欲しいし、
東雲ひばりさんとも仲良くしたいですよね。
(でも、サブキャラクタにはシーン無いかもしれません)

背景に関しても、かなり精度の高いデザインで、
それをシチュエーションによってすごいことにしちゃえる差分まで用意されていて、
すごく良いなと思っています。
kk2

これは、海外銃器メーカー令嬢のフリージアが試作した折紙が、
どうみてもパイルバンカーで、立派なシミュレータールームの天井をぶち抜いたため、
折紙を試していた藍原しおんが目を丸くしている、のですけれど、
その後ろに、見事な大穴が……。

ビジュアルが良いだけではなくて、伝えようとしていることのために、
色々と変化を加えてくれています。


ただやっぱり、こういう作品は、物語の終わり方によって印象の良さが大きく変わります。
日本国を飛び出すくらいの展開があっても良いし、
派手な展開で納得させて欲しいところです。

逆に。
現時点で学園最強の剣士たる、朱雀院椿(卯衣さん)に、
土が付くような展開は、ちょっと避けて欲しいなと思っていたりします。
kk7
どこまでも真摯に打ち込んだゆえの最強。
それは、より高見へ進んでいって欲しい。


久しぶりに、このタイプの作品で面白いと思えるものが出てきました。
これは期待してよさそうです。


2017年11月24日(金)発売予定です。