ASa Projectさんの「かりぐらし恋愛」体験版プレイしました。
『かりぐらし恋愛』を応援しています!

Asa Projectさんの新作は、”はしご生活恋愛ADV”「かりぐらし恋愛」。

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瀬戸田拓馬は、幼い頃暮らした町に戻ってきた。
親元を離れ、独り暮らし。
そのためにこの町から通える進学校に合格したし、
何より、昔住んでいた家がある。家賃が掛からない独り暮らしができるのだ。

……行ってみるとそこは、廃屋になっていた。
屋根が崩れ、庭の桜木が屋内から見える。
窓は何枚も割れ、戸板は外れ立てかけられている。
「人が住まないと家は朽ちるってホントなのね」
電話口で母が言うが、戻ってくるのは好まない様子。
どうも、拓馬が居なくなって新婚気分を味わっているらしい。

途方に暮れながら、廃墟で夜を明かす。

次の日、ずっと連絡を取り続けていた、幼馴染みの荒波杏に泣きつくと、
「たっくんをしばらくうちらの家に泊めてあげようだいさくせーんっ!」
彼女たちの家に、ローテーションで泊めてもらえることになったのだった……。



体験版は、786MBでした。

うーん、素晴らしい。
これほどまで導入が面白いとは思わなくて、びっくりしました。

また、要素を二重三重に入れていて、ややオーバーフロー気味ですが、
ギリギリのところを保っているなと思うのです。

始まった「かりぐらし」は、
幼馴染みたちの家に、主人公が2日ずつ泊まることになります。
蓋を開けてみると、ヒロインの素顔、ではなく裏の顔を見ることが出来ます。

例えば。
初日は、荒波家。
杏姉は、今回の主人公の住む家が無いことや、桜木橋理兎とのことでも色々と解決をしてくれて、
頼りになる存在と思われていました。

が、自宅では、全く何もしないしできない、自堕落キャラ。
部屋も、いわゆる汚部屋。
料理は壊滅的で家族からさせてもらえず、火の扱いは禁則事項。
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試しにやらせてみたら、この有様。

他のヒロインも、そんな調子でダメっぽいところや、
なんとも厳しい家庭環境が待っていたりします。

それぞれのヒロインが魅力的に思えつつ、展開に興味が沸くのが良いですよね。

今回の変顔キャラクタは、新妻ひより(くすはらゆいさん)。
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実家は喫茶店で、母みより(緑栞夏さん)と二人暮らし。
家は古き良き風情がある……といえばいいが、
やや慎ましやかな生活風景があります。

幼馴染みたちの中では、一番間が抜けているキャラクタですが、
自宅では母のテンションのほうが優っているためか、
普通の態度をしています。

一家団欒の家訓により、食事だけでなくパジャマもおそろい。
ということで、親子揃って変顔搭載です。

なんか魅力的に見えますね、ひより。
変顔キャラクタにしては、くすはらゆいさんがかわいらしい声だからかも。


背景。すっごく良いです。
ここが良いと、キャラクタに存在感が出るし、物語にも厚みになりますよね。


システムも非常に良いです。
吉里吉里ベースですが、ここまできれいに作ってあるUIは珍しいと思います。
それでいて、全体の動作は軽い。
これは素晴らしい組み方をしていると思います。
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音声は別なことを聞かせてくれるという、
カットインまで徹底して楽しませてくれる、Asa Projectさん。
久しぶりにプレイしましたけれど、ここまでとは思いませんでした。

あとは、体験版以降もこの良さが続いてくれたら最高ですね。
 

2018年3月30日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。
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