miraiさんの「宿星のガールフレンド」感想です。
mirai『宿星のガールフレンド』7月27日発売!

2018年7月発売作品。

miraiさんの「宿星のガールフレンド -the destiny star of girlfriend-」は、
”半径1メートルで繋がるADVシリーズ”、ということになったらしいです。

平凡な顔といわれる高杉星司が、学園で人気の上泉夕里と、
都合により1メートル以内で3ヶ月過ごす。
そんな作品です。

sg5
この作品は、ロープライス作品です。
一作品ごとにメインヒロイン一人にフォーカスしたもの。
今作では上泉夕里(桃井いちごさん)になります。

先にもう少し物語を。

舞台には、普通の学生の高杉星司には知らなかった顔があった。

召喚した魔神が暴走し暴れ出した歴史があり、
術者はもう一体を召喚して魔神に対する叡智を求めた。
それが魔法少女のような存在、スターズ。
スターズを管理運営して世界平和を守る組織が、煌めく星空の会。
東神奈川支部に所属しているのが、上泉夕里たち。

佐竹鹿子は、家がデーモンに襲われたところを救われ、上泉夕里を慕うようになった。
氷の魔法を使うスターズとして力を付けてきている。

sg7
マーヤ・クリエンケは、デーモンに協力するスターズキラー。
一等星のスターズとして名をあげていた上泉夕里を襲い、
主人公の高杉星司も巻き込まれ、致命傷を負う。

治療には煌めく星空の会のサポート員でもある与那嶺芙慈子が行い、
上泉夕里と高杉星司の命を魔力の赤い糸で束ねるしかなく、
魔力で受けた毒のような致命傷が快復するまで、1メートル以内で生活することに。
sg4

でも上泉夕里は、学園で見ていたような憧れる存在ではなかった。
プライドが高く常に上位で居たがり、「生身の男が嫌い」とはっきり言う。
学園では恋人同士を偽装し、生活は同居。
3ヶ月後は夏休みが丁度終わるので、その時に別れたことにし、新学期を迎えよう、と。

ここくらいまでが、登場人物の全てと、公式体験版第一話プレイムービーの範囲です。

さて、こんな状態の上泉夕里と、本当に恋愛関係なんて生まれるのかな?
と思っていたのですが。

では、改めて感想です。ネタバレはないかな。


うん。体験版の時のイメージそのまま。
テンションあげて、明るく楽しくライトに楽しめる作品です。

ダイアログひとつひとつがとっても小粋。
上泉夕里がハイテンションでグイグイ引っ張って行ってくれて、
楽しいがずーっと続きます。

かんなぎれいさん原画キャラクタと、豊富な画面演出。
キャラクタ一人にフォーカスした作品で、
確かにプレイ時間は短め。ロープライス作品ですし。
けれど、ここまで楽しさで満足できるものって、過去あったかな?という感じでした。


物語。
ちゃんと決着が付けられているというのも、良かったと思いますね。
ここも他の作品とは違うところ。
三作もあると、次作につなげるため、謎などを残してしまいますよね。そうはしないんです。

グラフィック。
miraiさんの作品、例えば「ハナヒメ*アブソリュート!」をプレイされた方は分かると思いますが、
かんなぎれいさんのキャラクタと、アニメーションのような彩色、
すっきりしていながら、背景も含めてポップで明るく楽しそうなんですよね。
sg14

画面演出。
キャラクタを魅力的に見せる画面演出も良いのですが、
バトル演出がすごいです。
伝奇バトル作品でも、こんなに派手じゃないですよ。
アニメーションを超えた表現に思える、すごい魔法バトルが味わえます。
体験版以降もハイスピードな戦闘が盛り込まれています。

声。
これに会話主体のストーリー進行がなされていくんですが、
桃井いちごさん演じる上泉夕里が、とにかくすごい。

まず言っている事が面白いですよね。
会話主体で良かったなと思うほどに、矢継ぎ早にあれこれ繰り出してきます。

自身でも天上天下唯我独尊と言ってるように、
とにかく自分最高!な振る舞いが続くんですが、
ユーザー目線で見ていて、腹が立つとか、そういうことがないんですね。
嫌みがない、他者をそう貶めることがないからなのかもしれません。

エンディングの、時間経過した上泉夕里の声では、ちゃんと差異が感じられる演技。
公式サイトでも公開されていますが、
桃井いちごさんが、上泉夕里だけでなく、ブロードウェイの声も担当しているんですよね。
ほんとすごい。


それら全ての要素で、上泉夕里というキャラクタが非常に魅力的に仕上がっています。
面白いところが多めなんだけど、かわいいところはたくさんあって。

もっと素直に書くと、
この作品、テンポ良くて楽しめて、だいたい5クリックに1回は笑えます。

「そしてすかさずあんまん! 甘いしょっぱいのコンボは
 まさに立ち中パンチアッパーからの昇竜ナックルや!」
sg9
よくわかんないけど、美味しいコンボと言いたいんだと思います。
(体験版パートにあります)
野球の試合で、上泉夕里なりに真剣に応援して。
(ジンクスがあるので球団Tシャツは着て行かないよう気をつけてる)
観覧車なんて楽しくないと言いながら乗ったらめちゃくちゃはしゃいで。
(「ねぇあれスカイツリーじゃないの、ねえねえ!」とかほんとかわいい)
一緒に過ごして1ヶ月経過しても、気持ちを振り絞ってじゃないとお礼が言えない。
(「……あんがと」が精一杯)

体験版の時からほんとかわいいな、とは思っていたのですが、
本編入ってからも、魅力がたくさん。

”甘いしょっぱい”の組み合わせで成立しているキャラクタなのかもしれませんね。
sg13

これ、テキストの巧みさでは。
シナリオ担当のハルモニーさんという方は存じ上げなかったのですが、
ものすごく噛み合ってて素晴らしい。

テキストだけではだめで、
これをどんなキャラクタビジュアルに当てはめて、
それでいてキャラクタの性格から逸脱することなく、
さらにキャラクタを魅力的に見せられないといけない。
難しいです。なのに、成立しているんですよね。

上泉夕里が主人公にデレてくるのも、ものっすごくかわいいです。

「どした」
ありふれたセリフです。
でもきっと、上泉夕里がどんな風に発声するか、聞くまで分からないと思います。
これ、本当に思うんです。
上泉夕里に、桃井いちごさんの起用は、大正解だって。


瞬きも出来ない、画面外のポップアップ通知なんて見てたら置いて行かれます。
そんなハイスピード展開で、とにかく楽しいです。

ラストバトルは凄まじかったですね。
バトル演出も最高潮なのですが、燃える展開なんです。
「これは苦しめられた民草の分!!」
いわゆる、これは~の分!なのですが、
この時点でもう、夕里を応援しきってしまっているんですね。

sg11
カットイン。
公式体験版プレイムービーにもありますが、
「宿星のガールフレンド」と言うのは数回。
たいていは「しゅくガル!」なんですが、このパターンが20以上あるんですよね。
もしかしたら使い回しがされていないのかも。
上泉夕里らしい発声なんですよね。
かわいい、快活、ちょっとお色気風。様々なパターン。
すっごい楽しい。

マウスカーソルもパターンが2つあるんですが、
初期パターンのカーソルがかわいいかも。


楽しい。ほんと。
いいなーこの作品。独特だと思います。
ハイテンションハイスピードラブコメ、なんて言っても、ここまでじゃないと思います。
駆け足ではないんです。全てがうまく噛み合って、この作品になっている。

ロープライスですが、ロープライスとは思えないんですよね。

sg1

特典がなかなか良いです。
缶バッジめずらしい形。四角形ですよ。

色紙も付いていましたが、すごーく美しい。やっぱりかんなぎれいさんすごいなー。
パッケージ特典も、タペストリーは素敵ですし、
そうそう。カットインのキャラクタは、すいみゃさんのSDキャラクタですよね。

これ絶対パッケージ買った方がお得ですよ。

うーん。これこんなに面白くて良いのかな。
まだパッケージ特典付きが残っているようなので、ぜひぜひ。




次作も期待しています。

あと、できれば。
与那嶺先生とも仲良くなれる機会がないかなーと期待しています。
sg15

かわいくないです?声は新田優羽さんでした。


ダウンロード販売もあります。