PurpleSoftwareさんの「リアライブ」体験版プレイしました。
【リアライブ】応援バナー

PurpleSoftware新作は「リアライブ」。
”虚構の壁を越える、想いが繋ぐADV”。

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「ねえねえ、『アライブ』って知っている?」
「たしかアプリを起動して、ゲームを最後までクリアすると、なにかが起こるんだっけ?」

夏の暑さが降り注ぐ屋上からクラスへ戻ってくると、噂話が聞こえた。
何もサボっていた……わけではない、一応。
授業には出ないつもりで居たが、それは授業についていくために自習していたからだ。

朝霧千隼は、故郷で震災に遭い、病室に居た。たぶん長い間。
というのも、記憶が欠落している。
気付いたらベッドの上で、妹のことだけ覚えていた。
両親は亡くなったと聞かされ、被災者支援として国が用意してくれたマンションに住んでいる。

だからか、自分が自分である感覚が、どうにも薄い。
そして、勉強についていくことが辛い。
妹は別の学園に通っているが、天才で、これほどの苦労はしていないと思う。

その妹とはオンラインでレトロゲーム対戦をよくする。
天才なので、意表を突く策略……というか卑怯な手で勝ち越した朝霧千隼は、
翌朝、妹からメールが来ていることに気付く。

「いくら頑張って欲しくても、兄さんが辛い思いをするくらいなら……私は……」
雰囲気の違う妹からのメールを読み終え、
スマートフォンに見慣れないアプリがインストールされていることに気付く。

アプリの名前は、”アライブ”――。
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体験版は、443MBでした。

キャラクターデザイン原画は、さん、むちゃさん。

体験版をプレイするに辺り、今回も公式サイトを確認しました。
今回シナリオを担当されるなかひろさんは、「初恋サクラメント」を担当されていたのだとか。
良い作品でしたね。期待が高まります。

パープルソフトウェアさんの最近の傾向として、minoriさんの作品と印象が似通っています。
全般的に、ですね。
(同時期に体験版をプレイしているからというのもあると思います)

物語の起伏や構造もそうですが、何よりビジュアルにそういう印象があります。

「アマツツミ」「アオイトリ」と作風を変えている、ということですが、
ビジュアルの色調だけであって、これまでの2作と同じようにプレイできそうです。
色彩は同じですので、特に不安はありません。
ただ、ロゴタイトルはもう少しはっきりした色使いのほうが良いと思うのです。
もったいないです。

また、真深眠の胸を動かすような演出がありますが、コミカルな印象を持ちます。

ギャグがほんのり入っていると感じてしまうのは、SD原画がこもわた遙華さんで、
ゆずソフトさんの「RIDDLE JOKER」のイメージが強いからでしょうか。

公式サイト製作をLaplacianの上都河希さんがされているようです。
おかげで、「未来ラジオと人工鳩」と近いサイトデザインになっています。
コンフィグ画面デザインも、共通させているのかもしれません。


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「今のはただの冗談だ。私は、いつだっておまえのことを信用しているよ」
美大和咲月(綾音まこさん)

通い妻感がすごい、マンションのお隣さん。

料理を作って持っていく。
しかもこだわりがなさそうな朝霧千隼が喜んでくれるよう、毎回試行錯誤して。
もうこの時点で健気さ炸裂ですよね。
相手の見えない戦いに近いです。なのに続けるのですから。

なのにものすごく乙女で。
何事もズバッというわけではなく、躊躇ったり言わないこともあるようです。
そういう気遣いができるというのも珍しいですよね。
男勝りな口調をするキャラクタにしては。

また、朝霧千隼のネクタイを整える、というのはあるでしょうが、
毎朝挨拶し、そうやって身なりを整えさせ、気遣う。
そのためだけに時間を合わせて隣の部屋から出てくるって、ほんとに。

キャラクター紹介を見ていましたら、アライブ世界ではナイトなのだそうです。
ものすごく合ってますね。
料理は作って持っていくが、朝霧千隼の部屋で作ることはしない。
律儀さというか線引きをしっかりしている、咲月らしいです。

そんな咲月に、朝霧千隼も感謝をしている……ようですが、
どうもハッキリとは口に出せていない様子。

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「お姉ちゃんがぐずぐずしてたら、あたしがお兄ちゃんのこと取っちゃうもんね!」
それはそれで良い気もしてしまうのですが……、
さらに、妹として美大和やよい(あじ秋刀魚さん)が登場しますが、
どう考えても年齢にそぐわない色々を持っています。
おませどころではないので、これはヒロインでは?と密かに期待しています。

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アライブへのログインパスワードは、それぞれの引っかかり、本人を形作るコード。
……というのは良いのですが、そこで何を見せてくれるか。
世界を作った後の物語。
この世界の構造を知った後、それでもアライブや生まれ変わりがあるのは、何故なのか。

アライブへ関わることを決めた朝霧千隼、プレイヤーに、
恐らく、最後の選択で、生まれ変わりに関するものが提示されるのではないでしょうか。
それこそが、ディレクター湯さんの仰るようなカタルシスへの道となっている……、
そんな期待があります。

恐らく今回も、体験版2がリリースされることと思いますので、
そちらも楽しみに待つことにしましょう。
そちらでは、アライブがどんなところなのか?感じられると思います。

2019年3月29日(金)発売予定です。