Triangleさんの「sin光臨天使エンシェル・レナFD」感想です。

2018年12月発売作品。

Triangleさんの「sin光臨天使エンシェル・レナFD~FACE THE DESTINY~」は、
sin光臨天使エンシェル・レナ REINCARNATION」のファンディスク。

5つのオムニバスストーリーとなっていて、
アナザーエピソードと呼べる「Face the destiny」や、ハードな責めの「虜囚姫エリカ」など、
様々なお話があります。
オムニバスですので、ストーリーによって多少設定や時間軸が違いますが、
やっぱり色々あって楽しめます。


感想です。ネタバレ少しあります。

やはり、全体的には本編と同じような印象です。
また、体験版で受けたイメージそのままでもあるので、
気になる方は、やはり体験版をプレイされることをお勧めします。

改めて気になるところを最初に書いておきますと。
戦闘のカットインがCGモードで見られないこと。
これは本編でもそうでした。もったいないですよね。

あと、キャラクタによりますが、非常に音声が小さい箇所があります。
他作品に比べ全体的に小さめな音量でもあるんですよね。

その音声ですが、BGVあっても良いんじゃないかなと思います。
あと、SEがもうちょっと良い音になると良いですね。

また、舌を出す表現というのは、Triangleさんの作品としてはどうなんだろう、
という気持ちがやっぱり付きまといます。
エリカだけかと思っていたら、レナにもものすごい表情があったりして。
そんな扱いでいいのかな、メインヒロイン……と。


では、シナリオをいくつか紹介しますと。

「Face the destiny」
辛い戦いの果て、誰もが平和に暮らせる未来を掴み取った、はずが、
姿形がレナとそっくりで、力も同等以上のルシフェル・レナが別次元から襲来する物語。

製品タイトルとなっているだけあって、一番ボリュームのあるシナリオです。
選択肢がありますが、どちらを選んでも何かが起きるというのは、
レナとしてすごく良いなと思います。
その選択で相手まで変わって、豊富なシーンが楽しめます。
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問題は、ルシフェル・レナ。
圧倒的な強さで、エリカはおろか、クーラやレナそのものを倒し、襲いかかります。
まさに怪優と呼んで良い、遠野そよぎさんの演技がすごくて、本当に悪役降臨なのです。

「ああぁ、いいわあ……キュッと締まったわね。全然気持ちよくなかったんだわ」
「おお~、出た出た!久々だけど、やっぱお前とは相性抜群だなァ……ははははっ」

それは良いのですが、シーン部分でも責めている感じが強くて、
それが刺激になるかというと、ちょっと違ったのは残念でしたが。

でも、このキャラクタは、Triangleさんの作品として、登場必然があるような気がします。
「清楚可憐で純粋無垢!何度もやられているのに初心なまんま、
 キレイな性根で疑うことを知らない、希望と未来を心から信じてる!
 まさに天使だァ……気持ち悪い気持ち悪い!」
メタ視点で見た、Triangleヒロインへのカウンター存在なんですよね。

作中でも、良い設定のキャラクタとなっています。
圧倒的な強さも納得できるし、声が入って説得力があります。
責めるのも理由があるし、この場に居る理由がある、しっくり来るんですよね。

そういう期待される特質はありますが、最初からそういう設計ではなかったようです。
その敵がどうするかの答えを提示しないといけないわけですが、
なかなか、難しいですからね。

ルシフェル・レナはさておき、エンシェル・レナ。
勝っても負けても何か起こるのはありがたいです。

マギウスフォームは良いスタイルですね。
エイジスフォームも良いし格好いいんですけど、
こう、隙があるスタイルが、Triangleヒロインぽくて。
今回大活躍ですよ。


「虜囚姫エリカ」
戦いに敗れ、アザハイド帝国の囚われとなったエリカ。
元々王国の騎士だったアリシアは、敗れたエリカを責める。

責めが上手いです。
敗れても心までは負けない、渡さないエリカ姫を、
アリシアと、アザハイド帝国勢力を使って責め続けます。
そして、反応させてしまうわけですが、
折れなかろうと認めなかろうとも、責め上げることはできるんですね。
様々な奉仕をさせられてしまいます。

その後も、様々な責めが続きます。
ええ、キャラクタをここまで徹底的に責めてくるとは思わず、
ちょっとショックでもありました。

どう表現したら良いのでしょう。
羽を少しずつ毟り、折っていく、とでもいうか。

折れないならこんな責め、それでも折れないならこんな責めと、
見ている側としてはバリエーション豊かな責めが続くのですが、
受けているエリカ姫は、精神を削られ続けるでしょう。

こんな風に、レナだけでなくエリカも様々な衣装を見ることができます。
なんか今作はエリカが妙に魅力的でした。

あ、どちらかといえばアリシアのタイトルが付いた「闇臨天使アリシア」よりも、
こちらのほうがアリシアが活躍というか活き活きしてましたね。
やっぱり少し狂気を見せた方がアリシアらしい。


「お料理対決!エリカVSクーラ」
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「さぁ!唐突に始まりました、お料理対決!解説は私、三幹部一番人気のマーセットがお送りします」
「え……な、何? この展開、一体何なの……?」
「意志をしっかり持つんだつかさ。どうやらツッコミ役ができるのはわたしたちだけみたいだから」

朋衛家のお料理当番として対決することになったエリカとクーラ。
二人が審査員の玲奈に出す料理は……?という流れですが、
はっきり書いてしまえば、公式パロディシナリオです。

こういう展開、Triangleさんでは珍しいんですよね。割と好きです。
早々にツッコミ役が敗北宣言を挙げますが、がんばれ常識人枠。


本編でもたくさん楽しんだはずですが、レナの新たなシーンが豊富に楽しめる。
よく新たに考えつくなぁ、と感心してしまいます。

今作は、地の文も丁寧な印象を受けますし、読んでいて盛り上がります。
セリフだけがあれば良いとは思わなくて、何をどう思っているのか、
セリフを言う前の状況描写だったり心理が描かれていると、良いと思うんですよね。
行間を考えたり想像だけで動き全てをフォローしていると、
シーンに集中できないですから。

その上で、過去作であった、やや散発的だったり、
とりあえずやられてしまっている感じが少なく、その身に刻み込まれている様を見ることできる。
ボリュームは、前作本編と同等ですからね。


また、新たに良いなと思うところが、
これまでのTriangleさんの作品とちょっと違うところだったりして、そこに新鮮味がありました。

例えばこれ。
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新しい変身ムービーのエリカ、すごくかわいいですよね。
これにやられてしまいました。かわいい。

楽しめました。



前作を未プレイの方は、ダウンロード販売があります。
(プレイしていなくても問題無く今作を楽しめます)