でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~紫の章~弐」感想です。

2019年1月発売作品。

でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~紫の章~弐」は、
ローグライクRPGシリーズの9作目。

代わりに依頼を受けた鏑木紫が、退魔巫女として妖怪を懲らしめに行く、
そんな物語です。

それでは感想です。
ネタバレ少しあります。


概ね、体験版のイメージです。
が、プレイして見ると色々と発見があります。

全体的になのですが、難易度が上昇しているところはあります。
お手軽に楽しめる、というコンセプトから、段々と足を踏み出している印象ではありますが、
ずっとプレイしている側からすると、新鮮さもあるのです。
難易度設定は難しいですね。

その、ダンジョン攻略についてですが。
ローグライクRPGは、こちらが一つ何か行動をすると、敵も一つ何か行動をします。
kr19
鏑木紫は、他の退魔巫女たちと違い、弓を使います。
この弓は、3マス先まで攻撃できるのが特徴。
ほとんどの敵が、隣接しないと攻撃をしてきません。
ですので、うまくやれば敵と隣接する前に3回攻撃できるわけです。
動きの鈍い靫蔓などであれば4回だし、鈍足の状態異常を敵妖怪に与えていれば、
もっと弓を射かけることができます。

早めに敵を察知し、直線8方向で構えるようにするのが大事だと思われます。

というのも、今作は体力に気をつけなければいけないようなのです。
幼い印象のある鏑木紫だからでしょうか。
被ダメージが他の退魔巫女よりも大きいようです。防御の値は同じなのに。
さらに、力の強い敵妖怪が登場しています。

それが鬼です。
まずエンカウントする鬼が強く、他の妖怪の2倍近いダメージを与えてきます。
敵妖怪をなかま妖怪にする捕縛術を、連続失敗するだけでも窮地に陥ります。
まして、妖怪の巣で囲まれたら。
kr24
さらに、巨大化して攻撃力が増している突然変異体には注意です。
なかま妖怪を盾にしても生き延びましょう。

ボスとして登場する鬼も強いのですが、他の妖怪に割り込まれることもありませんし、
リポップするわけではありませんから、
妖術百鬼夜行・蒼を使い、反射ダメージを与えていくと効果的です。

さらに、状態異常にも気をつけなければいけません。
敵妖怪は、状態異常、特殊攻撃を少なくとも一つ以上は持たせてあり、
それで特徴を出そうとしているように見えます。

最終的には体力を失うことで負けになるのですが、
動けない、余分に体力が減ることで負ける流れになりやすいです。

経凛々は睡眠だけでなく韋駄天を使うようになって2回攻撃しますし、
先述した鬼は、攻撃と同時にこちらを痺れさせ身動きできないようにしてきます。

こちらも状態異常などが付加された武器を装備し、
相手に状態異常を与えながら攻撃することが必須です。
また、同時に防具で対策も取ります。

オススメとしては、鬼斬または鈍足の付加された武器を拾うことと、
睡眠の守りを装備することでしょうか。

体力と、状態異常。
難易度というか歯ごたえは出てきています。


なかま妖怪のオススメは、畳返し、ヒダル神、猫又でしょうか。
畳返しは、読心を使えるので被弾が減ります。
ヒダル神は、攻撃の代わりに食べ物を奪うので、減りやすいまんぷくゲージが潤います。
猫又は、攻撃に沈黙と、成長すると混乱までも同時に与えるため、
最初に捕縛したらずっと使っていてあげると、ボスに至る頃に程良く育ちます。


さて、最下層のボスは、狒々。
攻撃が多彩で、火炎、吹き飛ばし、渾身の一撃、叩き潰し、韋駄天、とあり、
さらに賢の極みで読心と同じ効果を使ってきますが、鏑木紫の弓であれば全く問題ありません。
火炎はどういうわけか、なかま妖怪を壁にしていても、
飛び越えて紫にだけダメージを与えてきますので注意。
なかま妖怪をしっかり成長させることで攻略しました。
猫又の状態異常と、拾った治癒の符に助けられた印象ですね。


その他、細かいところでいえば、
今作では鏑木紫の弓が遠距離攻撃として優秀なので、手裏剣は不要です。
攻撃を受けるだけでなく武器を弾き飛ばすことのある読心を使うサトリがいますが、
弓は弾き飛ばされません。

千里眼の符と常時同じ効果がある、千里眼の守りが手に入りましたが、
位置取りが重要な紫に向いてます。
ただ、道祖神の位置が不明ですし、何より難易度をイージーにすれば同じ効果はあります。

いつの間にか、毒林檎と毒キノコに差が出ています。
毒たべものは、相手に投げつけ状態異常を与える攻撃アイテムとして使っていますが、
毒キノコの方が状態異常になりやすいそうです。
そこはメルヘン優先で、毒林檎のほうが強いことにしてもよかったかもしれませんね。

あと、お弁当が腐りやすいです。


鏑木紫ですが、前回登場時よりもキャラクタが広がって感じられています。
蒼依ハルさんの演技で、広げてくれていたようです。
「わ、まっくら!」とか「おなかぺこぺこ……」とか。
「うう、あれ絶対、わたしのこと待ち構えてるよね……」とか。
またもう少し、じっくり味わってみます。

シーンは、同じ妖怪に対し2回あることが前提の造りになっていることもあり、
1回目がこうだったから、2回目はこうなるという形。
簡単にいえば、2回目の方が、紫が行為を受け入れているのですね。
もう少し繋ぎを意識できるようには思いますが、
スタイルもスレンダーに描かれていたり、
畳叩き2回目の、堪えている表情なども良いですね。

靫蔓のシーンは1回目から、なかなか良いですね。
紫がスレンダーに描かれたCGも良いですが、責め方が少し変わっており、
弛緩させられた紫を蒼依ハルさんが上手く演じてくれています。
声色がテキスト通りに変化していくのが、聴いていて楽しいです。

恥じらいを残したまま、様々な妖怪と相手をする。
新しい妖怪も楽しみですが、登場回数が多い妖怪も、
描く人や演じる人、新しく描かれたCGによって変わって、
新しいシーンとなって楽しませてくれるのが嬉しいですね。

kr25

ただ、ですね。
体験版の時には予想してなかったのですが、男の退魔士が登場するんですよね。
うーん。
しかも犬童ちはやと同行していたらしく、一緒に登場します。
うーん。

ちょっとびっくりしましたね。
体験版の感想の時にも書きましたが、神楽黎明記シリーズは、
退魔士不要だと思っていて。
退魔巫女と妖怪だけで良いんじゃないかなと思っているので、これからが不安です。



ダウンロード販売もあります。
神楽黎明記 〜紫の章〜弐