アリスソフトさんの「イブニクル2」体験版プレイしました。

アリスソフトさんの新作は、”フィールドRPG”「イブニクル2」。

ev19
アレクは、ツクダニ村で研修医を勤めている。
といっても、患者は老齢者ばかり。
そもそも、村が高齢化しきっているのだ。
若い子を診察したい、診察だけでなくお嫁さんが欲しいと常々思っていた。

この世界では、聖母の祝福により、結婚すると自動的に金の指輪が舞い降りる。
アレクは、幼い頃に助けた少女と、指輪を交わしていた。
ただ、名前も知らない。その後一切逢えていない、ひと夏の……。

アレクには、メディカと呼ばれる力がある。
伝承では、アスクレピオスという医者が使用していた。
ただし、女性しか治さなかったという。
そのため、アスクレピオスは詐欺師と呼ばれることもある。

アレクも、風邪くらいしか治したことは無い。
祖父で名医のタウロスからは、性能を疑われているスキルなのだが。

ある日、このホスピスに患者を受け入れるという話を聞いた。
それが、若い娘だというので、アレクは杖を手に飛び出して行く。
タウロスではなく、自分が担当医となるため、出迎えようと……。


体験版は、1.01GBでした。

スタッフは、八重樫南さん、奄美あまゆさん、たっくんさん、瑠奈璃亜さん、
そして、よーいちろーさん、となっています。

 
全体的に進化しています。さすがアリスソフトさんですね。
実は見送ろうと思っていたのですが、そんなわけに行かなくなりました。

まずシステム面。
ウィンドウサイズが調整できるようになりました。
これは快挙です。素晴らしい。
アリスソフトさん、これまでずっとずっと、これができなくて、
今後も対応しないのかなとがっかりしていましたが、一気にプレイしやすくなりました。
ウィンドウがタスクバーに掛かることが無くなって、好印象です。
ウィンドウサイズを小さめにしても、文字やキャラクタが見やすいのがさらに素晴らしいです。

さらに、コンフィグ等のボタンは任意で設定できます。これは便利。
使いたい、よく使うものだけ設置しておけば画面が邪魔になりませんよね。

そして、このフィールドRPG、前作よりも軽快に遊べる印象です。

プレイし始めて、3Dがさらに精緻になっていることに気付いて、
これはシステム重くなるかなと思っていたのですが、そんなこともありません。
戦闘などで画面が切り替わる時もスムーズです。

製品版とセーブデータの互換性があるといいのにな、と思うほどにレベルを上げてしまいました。
(互換性が無いことはマニュアルに記載されています)

惜しいのはセーブファイルが少ないこと。
イベント振り返り機能は、「ランス10」のようにアップデートされる可能性があるとは思うのですが、
それ以外の小さなイベントでもセーブしたいところがあるので、
やっぱりセーブファイルを増やして欲しいところです。
ev17

さて、主人公アレクを操作し、この世界を旅していくわけですが、
やることは2つ。
パーティリーダーとなって立ちはだかる敵に勝つことと、
発見した病気を治すこと。

敵に勝つことは分かりやすいですね。
フィールドを移動していると、画面上部にエンカウントメーターがあり、
それが貯まるほど、エンカウントしやすくなります。
また、フィールドには赤いトゲがあり、経験値1.5倍の固定モンスターバトル。
さらに、フィールドの影に隠れるように紫色の煙が立ち上っているのが強敵です。
ev16
この強敵、体験版では2種類居り、なかでもブタバンバラには勝てませんでした。
紫色の煙は、ある意味良い位置にあり、
軽快な移動だからといってスイスイ動いていると大変な目に遭います。
必ずセーブはしたほうが良いですね。

ちなみに、
戦闘でのアイテムドロップは、取得したアイテムをベースに出るようです。
前作もそうだったかなと思います。
ですので、アレクが村長の正装を買わないと、モンスターからドロップしない仕組み。
村で売っているのはデフォルト、モンスターからは何かエンチャントされた村長の正装が得られます。

フィールドを歩き回って、百景を達成すると、アイテムがもらえるとか、
地図を埋めるとクリア登録されることなどは、前作通りですね。


もう一つ。今作の新要素は、病気を治すこと。
アレクは研修医で、伝承のスキル、メディカを使うことができます。
スキルや魔法はモンスターと戦うためのもので、使えば英雄病と呼ばれるものが発症します。
一般的な病気も、続けば死に至る。
英雄病は、段々と症状が悪化するものなのです。
これを、メディカによって診断、研究、撲滅していくのがアレクの役目です。
ev15
体験版では、フィールドで戦闘をしていると、ユラギが英雄病深度を増やしていきます。
戦闘をしているとなるので、避けることはできなさそうです。
1回の戦闘でも、ターン数が増えると比例して増加。
これが100%になると、英雄病を発症、何らかのバッドステータスとなります。

アレクはメディカで診断し、治療に必要なものを理解します。
そのアイテムを探し出し、撲滅していきます。

メディカの力は、何故か女の子相手にしか効かず、
使うと相手はこうなってしまうわけですが……。
ev14
フィールドで戦闘をしていれば必ずなるのではなく、
ゲーム的には、そのフィールドに移動すると英雄病深度ゲージが増えていく形。
ですので、ゲージが増えたらその村あたりでゲージを増やして解決を図るのが良さそうです。


シナリオとしては、どうやら病原菌を撒いているイシュタムという組織があるようで、
直接的な敵は、このイシュタムになりそうです。

ev13
そのイシュタムにもかわいらしいキャラクタがいます。
エンデがまさにそれ。
エンデは体内に病気を宿らせることができ、触れる対象に病気を与えることができる。
体験版では水資源に病気をばら撒こうとしていました。
どういうわけか、アレクには触れても病気を与えることができません。
これを、草柳順子さんが演じます。

ev12
また、今回のレベルアップ神は、マキナ。
非常に軽いノリでレベルアップを請け負ってくれます。
ただ、本当にレベルアップ神なのかは不明です。
登場してすぐ桃井穂美さんと分かるのが良いですよね。


進行は、ガイドがしっかりしていて、初めてのプレイの方もすんなり楽しめると思います。
何をしたら良いのか、分からなくなったらフィールドで放置していると、
アレクがやることを教えてくれますし。

こんなにスムーズに楽しめるとは思っていなくて、
また、これからどうなるの?もうちょっと遊ばせてよ、というところで体験版が終わったので、
今回も購入しようと思います。

なんでしょうね。ゲーム部分が面白いのです。
病気を見つけてどんどん解決する、戦闘で勝てて先のお話が知れるのが。


2019年2月22日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。

さらに公式通販特典は、
もしも主人公がランスだったら「イブニクル2ランスバージョン(仮)」とのこと。