あざらしそふとさんの「アイベヤ」体験版プレイしました。

”ある日突然幼馴染みの家でお世話になるADV”

父と同じく、写真が趣味の風見琥太は、朝の登校中にも撮影をしていた。
目についたものへレンズを向け、手当たりにシャッターを切る。
これは放課後の部活で、データの整理をしていく撮り方だ。

父は、有名な冒険家であるらしい。家にはほとんど居ない。
それどころか、ネットがある場所に居ることも珍しい。
一方で、母も唐突に出掛けていく。父に着いて行ってしまうのだ。
しかも、連絡まで急なのだ。

だから、部室でデータの整理をしていた時に掛かってきた今回の電話も、
ある意味いつも通りではあるのだが、
いつもとは、ちょっと、いやかなり違った。

「今日から、綾希ちゃんのお家でお世話になってね」
「……は?」

聞けば、家の風呂が壊れたのだという。
それならリフォームしてしまおうと思い立ったらしい。

速水綾希は、家が隣同士の幼馴染み。
学園のクラスも一緒。
男女どちらの友達も多く、気さくな綾希は人気が高い。
話をしていると、自然と人が集まるような人気だ。

そんな綾希とは、いまだに仲良くしている。
男女の幼馴染みは、成長と共に距離が空くこともあるようだが、
一緒に通学することも多く、クラスメイトから羨ましがられることもある。

とはいえ、同じ家に住むというのは抵抗がある。

慌てて自宅に戻ると、すでに作業服の人たちが家に入り込んでいた。
そして、綾希のお母さんに迎え入れられた速水家には、琥太の荷物が運び込まれていた。
どうやらこれは、風見家の親と速水家の親の共謀のように思える。
むしろ、手の平の上。

一悶着あったものの、琥太は綾希と顔を見合わせ、同時にため息をついて、
この共謀を受け入れたのだった……。
9
体験版は、143MBでした。

原画は、おりょうさん。
あざらしそふとさんの彩色と、なかなか合ってますね。これは良いです。

ただ、全体的に気になることがあります。

PC環境情報の取得と書かれたbatファイルがあるのですが、
これは何に使うものなのでしょう?

ウィンドウサイズが800×600という、今の時代には合っていないサイズと思えます。
これはどうしてこのサイズなのでしょう?

何よりも、展開が性急です。
初期設定されたオートモード速度で、9分ほどで同棲が始まります。
さらに、ヒロイン速水綾希とハプニングを起こし、お試しとはいえ恋人になるまでが20分。
つまり、体験版は20分で終わってしまうのです。

確かにロープライス作品ですし、導入に時間を掛けても意味はないかもしれません。
しかし、音声や音楽、ビジュアルがしっかりしていても、
シナリオ部分が脆弱であると、やっぱり惹かれにくいと思うのです。

こうやって、ある日突然、同棲が始まることもあるのかもしれませんが、
その上さらに恋人となれる……のであれば、
プレイヤーの介入は必要ないのではないでしょうか。

何かもう少し、惹かれる要素があると良いなと思うのです。
せっかく用意した素材がもったいないように思えてしまいます。

うーん。
実はもう注文していて、製品を待つのみではあるのですが、早計だったでしょうか。

ただ、それだけでは終わらないのでしょう。
二人で過ごす時間では、お試しなら、恋人らしい色々なことをしようという流れなのか、
自転車に乗ってみたり、カップルドリンクを頼んでみるグラフィックが公開されています。

でも、ここまでがこんなに早いと、製品版の進行も駆け足であっさりになってしまって、
恋愛部分を堪能できないのではないかな、と不安に思っていたりします。

その後の展開に、期待しておきましょうか。

2019年2月22日(金)発売予定です。


ダウンロード販売もあります。
アイベヤ

2,800円