ユメミルさんの「ガールズ・ブック・メイカー」体験版プレイしました。

ユメミルさんのデビュー作「ガールズ・ブック・メイカー-幸せのリブレット-」は、
”幸せをつくるADV”。

久里詠斗は、物語を読んでいると周りを忘れるほど入り込んでしまう。
放課後、学園の図書室に行き、本を探していると、
雪のような輝きが詠斗の周囲に満ちた。
輝きは、目を開けていられないほど強烈になり、
次に詠斗が目を開けると、幻想的な場所に立っていた。
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空と地面の境目が分からないほどの白さと、遠くまで見通せるほど何も無い平坦さ。
空のほうには、ところどころひび割れのようなものが浮かんでいる。
「なんなんだ、ここ」
少なくとも、図書室ではない。
声は出るので空気はある。踏み出せば足元は砂利のような感触。
けれど、それだけだ。
歩いても風景に変化はなく、本当に歩いてきたのか振り返ってもわからなくなる。
どれだけ大声を出しても何かに届く気配も無い。

本当に、何も無い。
その孤独が心を苛み始めた頃、一人の女の子が宙空に浮いているのを見つける。
自分以外の何かに出会えた喜びもあり、駆けつけ声を掛けると、
閉じられていた女の子のまぶたが開く。
「お」
「お?」
「王子様だー!」
その女の子は詠斗に抱きついてきて……。
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体験版は、1.52GBでした。

原画は、繭咲悠さん、ぎん太郎さん、MtUさん、かんたかさん、片桐雛太さん、
八葉香南さん、日陰影次さん、夏彦さん、城崎冷水さん、神剣桜花さん、くわだゆうきさん。
シナリオは、衆堂ジョオさん、風見どりさん、丸谷秀人さん、WILDERNESSさん、
大三元さん、若葉祥慶さん、式乃彩葉さん。
たくさんの方がクレジットされています。ネクストンさんの総力戦という感じがしますね。

このシステム、使いづらいので苦手です。
同じシステムをDigital Cuteさんも使っているようですが、
負荷が高く、追加できるのかも知れませんが機能が不足しています。
基本的なところでいえば、バックログジャンプがなかったり、
ウィンドウサイズ調整をしても、再起動時にまた調整しなければならない、とか。

セーブファイルが10枠しかないのは、さすがに製品版で改善されると思いますが。

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詠斗は異世界に召喚され、そこで物語を守る司書となるよう、
館長のイストリアに申しつけられます。
物語が好きな詠斗は即座に受け入れ、物語を守るための活動を行います。

イストリア(卯衣さん)が面倒くさがりで、
琴葉詩織(北見六花さん)がその面倒な部分を行う世話役司書。

物語は、虫に食われてしまうと、物語の内容が変質したりします。
物語世界の中に入り、虫を駆除、もしくは破損した物語を修復するのが司書の仕事です。
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物語をかじってしまう虫。これ鳴き声違うと思うんです。
鳴き声を「あざらし~」にするパッチが出る、かもしれませんけれども。

最初に出向くのは、「マッチ売りの少女」の世界。
しかしそこにいたのは、詠斗が知っているマッチ売りの少女ではなく……。
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さて、まず。
キャラクタの名前がそのまま”マッチ”と設定されているのが不思議な感じがします。
真名の設定はないのでしょうか。あっても良いと思うんですよね。そのほうがかわいい。

MtUさん原画で、蒼乃むすびさんが声をあてるマッチ。
ビジュアルアレンジがすごくて、もうマッチとしか認識できなくなっていますが、
愛称があっても良いかなと。

あと、アンデルセンかわいいですね~。
このドジっ子のアンデルセンによく姫川あいりさんをあてました。素晴らしい。

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華見舞歌先生(ヒマリさん)とも何かないでしょうか。
……と思ったら攻略対象キャラクタではありません、と公式サイトに記載がありますね。
すごくもったいない。
アネゴとして慕われている、なんて書いてありますが、接し方を見ていると、
ちょっと上の先輩という印象で、好感度が高いのですが。

というように、声優さんが多数出演されていて、豪華です。
音楽もリッチで、場を盛り上げてくれています。
背景もかなりきれいで、見応えがあります。

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気になるところは、地の文もそれなりにあるのに、物足りないところです。

異世界モノって、自分の居た世界との差分を埋めていく過程が楽しみの一つで、
ストーリー展開にも優位性を持つと思うんです。他のジャンルに比べて。
それをしていないんですよね。

元いた世界も、主人公がいた世界であって、現実世界と違うこともあるかもしれません。
その表明と、移動先の世界の常識や成り立ち。
そういう差分を埋めるために提示するのが地の文による説明だったり、
イベントだったりするわけですが、それがないのです。

詠斗も、そこを埋めずに司書になると応じてしまうのです。
もしかしたら、そういうチャレンジ精神こそが主人公なのかもしれませんけれども、
それを読んでいる側としてはもうちょっと楽しませて欲しいところです。

あとは、体験版はさしてボリュームは無いのですが、
既にテキストに齟齬があるように感じます。

虫がすごいバケモノだっていつ聞かされたのか?
単なるデータじゃなく、というのは、前提となる語句がどこかで出ていたのでしょうか?
このあたり、統合して監修されている方は居ないのでしょうか。


何よりも、ちょっと物足りなくなりそうな印象があります。
ここまでキャラクタが多いのだから、十分に味合わせてくれる対価として、
製品版価格は上がっても構わないと思うのです。
だって、せっかく描いて産みだしてくれたキャラクタですよ。
堪能させてくれない理由が、予算の都合なのだとしたら、悲しいですから。
どうせプレイするなら、完全版が最初から欲しいです。


というか、ユメミルというのがブランド名なんですね。
ちょっとびっくり。
公式ブログによると、NEXTON×DMM GAMESのコラボブランドとのこと。

そうなると、とても気になるのがDMM GAME PLAYERの有無ですが、
現在のところ、搭載は無いようです。

2019年5月31日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。
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