lightブランドなどを運営していた株式会社グリーンウッドさんが解散を発表しました。
lightといえば、伝奇バトル作品として「Dies Irae」などを輩出してきたブランドさん。
この作品は、クラウドファンディングからアニメーション化まで行ったものとして、
話題になりました。
そのlightを運営する株式会社グリーンウッドさんが、解散を発表しました。
日付は2019年3月31日(日)となっています。
1999年6月に設立いたしました弊社ですが、2019年3月31日を以て解散をする運びとなりました事をご報告させて頂きます。(中略)二度に渡り、共同開発会社様の撤退・倒産で苦境に陥るも、三度目の正直を目指し、これまで開発の継続を目指して活動をして参りましたが、誠に残念ながら弊社の体力も限界を迎える事となり、この度、解散を決定する事となりました。
2016年からSNSゲーム参入を試みていたとのことですが、共同開発会社が二度に渡り倒産し、
体力を失ったとのことです。
SNSゲーム、つまりアプリ開発だと思いますが、確かにかなりの額の投資が必要と聞いています。
また、アプリ開発となると競合が変わってきます。
現在売れている、残っているアプリですと、
月数億の売上がないと運営中止にしている会社もあるのだとか。
つまり、開発費用は少なくとも億の金額を掛けているところが多くあるということになります。
一方で、ADV一作品の開発費用は、売上から見てもそこまで掛かってはいないと推測できます。
売上が立たず複数本の開発を行う費用を掛け続ける体力は、
元々の資本が大きくないと難しいと思います。
しかも共同開発会社が二度無くなったということは、さらに負担が嵩みます。
Campusブランドは、有限会社AKABEiSOFT2が引き継ぐとのこと。
また、lightブランドで発売しているシルヴァリオシリーズ最終作は、
引き継ぎ先こそ発表されていないものの、来年発売を目指して開発中とのことです。
ただ、残念ながら、当該アプリ「Dies irae PANTHEON」については未定のようです。
lightさんには幾つもの作品を楽しませていただきました。
「タペストリー-you will meet yourself-」が最初だったと思います。
sweetlightとしてリリースされた「BRAVA!!」も好きでした。
「Dies」シリーズ、「シルヴァリオ」……色々楽しませていただいたと思います。
毎作あそこまで煮詰めた物語を出せるブランドさん。
所属されていた方は、きっと新たな場所で世に何かを出してくれると信じます。