SILKY'S PLUSさんの「きまぐれテンプテーション」体験版プレイしました。
シルキーズプラス『きまぐれテンプテーション』

シルキーズプラスさんの新作は「きまぐれテンプテーション」。
”陰陽師が可愛い悪魔に誘惑されるADV”。



この世には、人知の及ばない闇の住人たちがいる。
人ならざる者たちは、今や人間社会に溶け込んでいる。
日本政府も彼らのことを密かに認知し、管理している。
はみ出し者がいたとしても、厳しく罰せられる時代だ。

とある町の、築三十六年のマンション前に、巽悠久は立っていた。
八月未明、住人全員の遺体が見つかった。いわゆる事故物件。
腹を裂かれ、臓器を持ち去られるという無惨な事件は、未だ報道されていない。

外にいても分かる瘴気。
巽悠久は耐性が強いので問題はないが、普通の人が踏み入ったら、気を失うどころか、
最悪、呪い殺されそうな怨念が感じられた。
周辺住民に知られれば、好奇心から中へ入ろうとする者も出てくる。
迅速な解決が求められるため、陰陽師である巽悠久が派遣されたのだ。

現地の協力者がいると聞かされている。
イギリス出身の悪魔で、名前はアンネリーゼ。
その協力者らしいのが、窓ガラスにべったりと貼り付いて何かをアピールしていた。

巽悠久はアピールよりも別なところが気になっていた。
露出度高すぎる姿で、ガラスに押しつぶされている。
いやなにがって、ねえ?――。
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体験版は、877MBでした。

原画は、きみしま青さん。
シナリオは、かずきふみさん。

今作では、E-moteを導入しています。
ですので、立ち絵が動きます。結構大きく動きますし、
E-moteをオフにすることもできます。

びっくりしたのは、タイトル画面のアンネリーゼ表情がかわること。
ちょっとしたことですけど、キャラクタ作品なのだと伝わりますよね。

アンネリーゼは、目的があって日本に来ています。
日本への永住権を取得、日本の文化に浸ることなどであり、決して退魔のためではありません。

悪魔としての力は、人よりちょっと力持ちな程度。
できることは、アンネリーゼの表現でいうなら、”癒やし”。
ただし、そういうことをするのは初めて。
照れのようなものはなく、未経験でも積極的。
見られるための衣装なのだからと、チラチラ見ないでしっかり見るよう言ってきたり。
行為があっても吸精とは別なようで、恋人みたいに過ごしたいという気持ちも持っています。

遠慮なくボケるところも、容赦無く突っ込むところもあり、
小気味良いコミュニケーションを取りながら、怪異解決に取り組みます。

このアンネリーゼを、歩サラさんが担当。
ビジュアルのほうがかわいらしさが強いので、ややミスマッチの印象もありますが、
見ても聞いても満足してしまいますね。

会話劇がテンポ良く進むので、主人公に声が入っていた方が良かったかもしれませんが。

何より、E-mote搭載ということは、立ち絵差分が豊富だということなのです。
一つのセリフに対してここまで豊富に差分が見られるのは、ありがたいですよね。

あと、オシャレなんですよね、アンネリーゼ。
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かわいらしさ+ちょっとした隙という組み合わせ。
ワンピースのシースルースカートは、良いデザインですよね。
こういうのは本当にセンスの良さ。
アンネリーゼの表現だと、「お清楚、防御力高めのチョイス」なのだとか。


アンネリーゼのかわいらしさはさておき、
巽悠久は、怪異解決のために訪れています。

探索はコマンド型で、カーソルを当てて調べていったり、
中の住人や、助手のように一緒に歩くアンネリーゼと会話をして、解決の糸口を見つけます。

こういう探索型ADVも好きなのですが、やることが、
選択出来る箇所をとにかく選択していく、総当たりになりがち。
どうすれば良いのかは分からないのですが、何か改善が欲しいです。


住人は、アンネリーゼの他に4人。
大家は行方不明ですが、事件に深く関わっているのではないかと、巽悠久は判断しました。

経典には七つの大罪を推奨する文言が残され、
住人は自分の内臓を食べることで天使となったと宣言します。
それは自分たちが名乗っているだけで、鬼のすることだと巽悠久は看破しており、
この歪んだ観念が、ホラー感を増していきます。

さらに4人の住人には、必ず変わった紋様が刻まれていること、
生前の記憶や名前がないこと、通常の会話はできるが急変しそうな気配があること、
などが共通しています。


静を感じる探索場面に対し、E-moteだけでなく、
画面演出によってホラー感を高めているのは好印象です。
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この、裏世界に変異していく様は、見応えがあります。


価格の割に、色々と盛り込み過ぎてないかな、というところは少し気になります。
キャラクタ数の多さと、ホラーの要素。
ビジュアルも豊富ですし、E-moteもあるし、SDだってある。
となると、どこまで描かれていくのかなという部分ですね、気になるのは。
こういう疑問は、製品版をプレイするしか判別できないのですが。

積極的とはいえ、それでもストレートな好意を表現するまでには至っていない、
今はまだ、そういうことをしたからダーリンと呼んでいるだけのような気がして、
アンネリーゼがどう変わっていくのかも、期待するところです。


なお、「なないろリンカネーション」からある人物が登場しています。
物語においては完全にサブキャラクタで、登場の機会はあまりなさそうですが、
こんなIF展開も見たかったところです。

企画シナリオを担当したかずきふみさんによりますと、
あけいろ怪奇譚&なないろリンカネーション ビジュアルファンブック ドラマCD付限定版 
の設定に近いのだそうです。


抱き枕カバー付き限定版が用意されています。


ソフト単体版もあります。

2019年9月27日(金)発売予定です。

シルキーズプラスさんも、WindowsXPとVistaをサポートしているんですね。
ちょっとびっくり。