catwalkさんの「勇者と踊れ!」体験版プレイしました。

catwalkさんの新作は、
「勇者と踊れ!~ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女たちと学園最強パーティを組みました~」。
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「結論を言おう……退学だ」
生まれて間もなく捨てられ、養子にしてくれた心優しい夫婦も、一ヶ月前に交通事故で喪う。
そして、朝比奈匡は、乱闘騒ぎで退学と言い渡された。

荷物を片付けに教室に戻ると、理解してくれる数少ない友人たちが見送ってくれた。
……と、その時。
朝比奈匡の足元に、魔方陣としか思えないものが現れた。

「……ああ……見つけました……わたくしの勇者様……!」
どこからか声が聞こえ、落下する感覚に翻弄される。
感じるのは、大気の輝きが違うこと。肌をなぞる空気が違うこと。
何が起きたのか確かめようと顔を上げると。
「お帰りなさいませ、勇者様……!」
喜びに満ちた表情で微笑む、見たことのない綺麗な女の子がいた……。
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体験版は、1.22GBでした。

原画は、神奈月昇さん、テンモクさん。
シナリオは、藤田輝さん、桜沢大さん。
BGMは、墨染サウンドさん。
主題歌は、琉姫アルナさんとなっています。

システムは、他のビジュアルアーツブランドと同じSiglusエンジンです。


神聖王国エルトリアの王女フェリシアによって異世界に召喚された朝比奈匡は、勇者と呼ばれます。
日常で時折発生していた凶暴といえるほどの強い力は、
この世界を救うといわれる、神竜の勇者の力だったのです。
向けるべき敵は、人類の生存を脅かす異界の怪物。

けれど、”俺最強異世界召喚RPG”、と称するには、朝比奈匡はあまり強くないのです。
作品サブタイトルもですが、後付けで無理にそちら側へ寄せようとしてしまった印象があります。
でも、タイトルとジャンルだけで、内容は、王道なファンタジー作品です。
音楽もビジュアルも進行も。
ですので、タイトルはさておき、素直に楽しむことができる仕様です。


勇者とはいえ、一人では戦い抜くことが難しいダンジョンへ、
パーティを組み挑む、その部分がRPGとなっています。

ダンジョンでは最奥を目指しますが、進み方は、積み木パズルというのでしょうか。
レール進行と呼べば良いのでしょうか。
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上部、竜のマークがパーティの居る場所で、GATEと書かれている右上を目指します。
進むために、画面下の所持パネルを選択し、はめ込んでいきます。
通路が繋がっていないところへ進行はできません。

ダンジョン内でセーブができますので、間違えたらやり直すことも可能です。
ゲームオーバーになっても、探索中のフロアから再開するか、
迷宮の最初から再開することができます。

しなくてもクリアできますが、全面を踏破するとボーナスがあります。
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体験版の迷宮では、こんな形に。
左上には宝箱があり、迷宮攻略に有用なアイテムが入っていました。
所持パネルに個数表示があるところをみると、もう少し複雑にはなるかもしれません。

戦闘は、敵が設置されているタイプ。ランダム性は無さそう。
コマンド選択式で、敵はmobに遭遇し、ボスのゲートキーパーが待ち構えています。

その戦闘ですが、攻撃の度に毎回カットインが出てくるのは過剰だと思います。
クリティカルとか、得意技(設定があれば)にするとか、そういうほうがいいかも。

最奥で待ち受けるゲートキーパーから攻撃を受けると、
パーティヒロインの衣服にダメージがあります。三段階くらいの差分で。
ダメージがあるCGが見られるだけで、攻撃カットインCGにまでは影響されないことと、
朝比奈匡にダメージ差分はありません。あっても良いのですが。
あと、治癒魔法を行使すると、衣服も回復します。
アーマーと考えれば良いのでしょうか。
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この状態のフェリシアは、HPが半分くらいです。


さて、待ち受けるゲートキーパーは、異界の怪物たちがこの世へ侵入する門を守っています。
異界の神ニュクスが魂を分け与え生みだしたものです。

大型であるためか、ゲートキーパーへの攻撃は、部位を狙って行います。
体験版のゲートキーパー、アラクネでは、頭、腹、足の三箇所。
選んだ部位によって与えるダメージが違います。

朝比奈匡のHPが50%以下の時、1回だけ必殺を使うことができますが、
これも、選んだ部位による効果が優先されます。

戦闘不能になってしまうと、体験版では回復させることができませんでした。

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勝利するとレベルアップし、ステータスが成長しますが、
得たボーナスをステータスに加えて、さらに成長させていくことができます。
ハートの獲得は、体験版では最大2つ。
戦闘後ボーナスについては、戦闘不能でも変わらないようです。
あくまでも、ゲートキーパーを倒すことと、マップ全域踏破がボーナスとして加算されます。

キャラクタの特性を伸ばした方が良いのかなと予想しています。
朝比奈匡はHPと攻撃力が高く、フェリシアは攻撃力と魔法攻撃力、魔法防御力が高めで、
ルーシィは素早さ。イリスはMPと魔法攻撃力が高い。
一番右側に空欄があるのは、この後にアリアが加入するためです。


体験版では、パーティが揃うこと、ダンジョンでの動き方を学ばせること。
そしてシナリオも、明確に敵意を向けてくる敵が登場するところで終わります。

ただ、全体的に気になるのが、シナリオまたはテキスト。

全体的に芝居がかっているというか、大仰なのは良いとして、
見ている側の気持ちまで連れて行ってくれないのです。
展開そのものは好きなのですが。

言い回しを、もう少し気を遣っても良いと思うのです。
「あなたの意志を無視してこの地に呼び寄せた元凶ですから」
何かもうちょっと言い方ありますよね。
どうしても召喚したかった、やってもらいたかったことがあるから。
そういう気持ちのはずです。
ならば、勇者として讃えながら、寛恕を請いつつ、でも必要だと感情で訴えるところでしょう。
それに、呼んだ朝比奈匡は、信じた相手のはずです。
フェリシアは、朝比奈匡を深く理解し、思いやりのある設定のようですから、
やっぱりもうちょっと言い方を考えてほしいです。
こういったことが他にもあります。

ハードな過去を背負わせた朝比奈匡は、
もう少し暗かったり生真面目だったりするのではないでしょうか。

さらに、他の要素と合致していないところも。

細かい描写に合った芝居になっていないのも、もったいない。
体験版終盤ですが、ルーシィ、ビスケットを頬張ったまま、なんですよね?
「はいはいはーいっ!わたしからもいわせてっ!」というセリフは。
折角の描写、そういう場面なのに、地の文の通りにセリフを発して欲しいです。
もしかしたら、収録後に追加された文なのかもしれませんが。
地の文通りに演じて貰うほうが、キャラクタの魅力が増します。

キャラクタの登場演出も、もうちょっと何かあっても良いかなとは思ったりします。
下からぬーっと立ち絵を動かす。何かもう少し良い表現がありそうです。

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ネフリティスがシエラに「ぽやっと罪のない童顔でありながら……」と紹介しますが、
どうみてもネフリティスのほうが立派ですよね。
ライアスのデザインも、作中のイメージと合致していないように思います。

とはいえ、キャラクタに魅力はあることと、
ダンジョン攻略は楽しいので、そこを楽しみにしても良いかなと思います。

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何より、現時点だと魅力トップのルーシィ。
それに舞薗凜華さん、良い声だと思います。


2019年10月25日(金)発売予定です。

神奈月昇さんのフルカラー画集、catwalkさんのヒストリーアルバム(4枚組)付の豪華特典版もあります。