戯画さんの「アイキス」体験版2もプレイしました。

戯画さんの「アイキス」体験版2つめ、豪華体験版もリリースされました。

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「……あたし、ここの子になる……。美味しいご飯を毎日食べさせて貰う……」
「アヤがそうするならわたしもそうするー……」

再会した双子の姉妹、三枝日向と菖蒲は、
新生活を始めた池永蓮の同じアパートに住んでいた。
自炊ができない二人は、満足そうにくつろいでいた……池永蓮の部屋で。
もしかしたら、互いの両親は、池永蓮の生活能力と面倒見の良さに期待して、
隣の部屋に入れたのかもしれない。

幼い頃、本当に仲良く過ごしていた間柄。
けれど、5年ぶりで、互いに成長しているからか、知らない女の人に見えていた。
それでも昔のように馴れ馴れしく接してくれたのは、
遠慮しないようにと気を遣ったため、らしかった。
引っ越し続きだからというだけではなく、池永蓮に変わらず友達がいない、
寂しく過ごすこと決めていることを見抜いていた。

変わらないでいてくれたから、変わっていたらどうしようなんて不安を、消してくれた。

池永蓮は、学園内で、文字通り行き倒れていた桜田杏を助け、
その保護者のような先輩、菅野純子と出会う。

美術系の学校のため、池永蓮たち新入生は、専攻を選んでいく必要がある。
部活動や委員会も熱心ではないため、出会い方はさておき上級生と仲良くなれたのは有り難いことで、
美術制作に使う作業棟も案内してくれた。

5人で始まる新生活……。

体験版は、720MBでした。

前回体験版の続きから始めるメニューが用意されており、
主人公を含めた5人が揃って、それぞれのキャラクタを感じられるところまでプレイできます。


改めて読み進めると、やっぱり三枝姉妹の距離感による存在感が強くて、良いですね。

キャラクタ設定の坂道系女子とか、最新トレンド系女子とかは、
さすがに無理があると思うのです。
日頃だらけっぷり酷いし、生活を池永蓮に依存しすぎています。
もう少し隙が無いものでしょう。

でも。
距離感の近い時代があって、今がある。
その今は、成長した今であって、昔とはやっぱり違う。
距離感はどうするべきか、どうしていくべきか。

そういったことに思い巡らすことと、これからはどうすべきなのか考えたり、
匂わせるようなニュアンスになっています。
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三枝ヒナタ(あじ秋刀魚さん)は昔のまま。あまり気にしていない。
三枝アヤメ(三枝アヤメさん)は、そんな姉を見ているからか、ちょっと距離感を考えてしまう。
やっぱり、三枝姉妹の気持ちの吐露を物語の中心に描いた方が、面白くなるかも。
それこそが、”スキをアイに変える物語”になるのではないでしょうか。

ただ、それらを大事に描いてくれるのかといえば、不安があります。

まず、友人となった白江英太と、店長代理の青海真珠の使い方。
白江英太は、三枝姉妹が部屋に入り浸ることのないように用いられていますし、
青海真珠は、喫茶店という場所の提供またはコスチュームなのかなと。

何より、不意にスパッと話題が途切れる箇所がいくつかあります。
体験版仕様なのだと思いたいですが、過去作を考えると……。

導入の速さ、モノの使い方などを考えると、
三枝姉妹の物語で、満足するほど描かれるのか。

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そのテキストですが、もう少しブラッシュアップする必要がありそうです。
俺達の話している横で、自分の作業をしていた作っていた
杏センパイが、疑問の後に菅野先輩に視線で刺されて、
今は変な汗を流していた。
これは誤植の範疇かなと思うのですが、体験版を組むまで誰も読まなかったのかなと。
体験版冒頭の入りなども、説明をもう少し伝えやすくできるはずです。

桜田杏(飴川紫乃さん)は、日頃のだらけ加減が上手く出ていない感じがして、ちょっともったいない。
本来は、だらけ加減とバイト先では隙がない、ギャップを見せるところが魅力のはずですが、
メイド服をバイト先で着ることがある、という、ビジュアルだけの差になってしまっています。
声にあまり差が見えない。

菅野純子の種明かしをする場面の、桜田杏の声も、
もう少し意図的な「えっ。」のほうが良かったですよね。伝わりにくい。
立ち絵の表情差分も、メイド服の時用のものを入れて良かったはず。

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菅野純子(鈴谷まやさん)のほうが、素の魅力がギャップで掛け算になっています。

桜田杏の保護者のようで、清楚に見える。
けれど。
直接的でない、でも無視できないほど感じさせる怖さや色気の表現に傾倒している。
それによって、清楚さが怪しい魅力を持たせることに成功していると思うんですよね。
どんなものを創るかといえば、例えば、小説に登場した病院をモデリングする。
ただし、挿絵などビジュアル資料があったわけではない。なのに、解ってしまう。
見た人に想起させることを目的として制作している。

前回の体験版では、美術である理由が無いと思っていたのですが、
制作の嗜好がキャラクタの深みにできている部分もあるようです。

こうなると、他のキャラクタ、三枝姉妹が志向する絵画には、どんな理由があるのか、
そのあたりも知りたくなりますね。
三枝ヒナタは、星見月夜を。三枝アヤメは狩野ひじりを好む。
確かに、ヒナタのほうが天才肌で、アヤメのほうが努力タイプなのかもしれませんし。
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「キスアト」のキャラクタたちは、あくまでテキスト上に登場するだけ。
ざっくり触れてくれるだけでも、ありがたいのかもしれません。

立ち絵やグラフィックはもう少しかな、という感じがしますが、
背景も懐かしさをもって楽しめますし、物語が良ければ、良い作品と受け止められそうです。

前回の体験版よりも、コミュニケーションADVらしさが感じられました。


2019年10月25日(金)発売予定です。

写真集「彼女感」、ボーカルソングCD、描き下ろしキャンバスアート、
オリジナルサントラ、アクリルジオラマフィギュア4種、ドラマボイスと同梱された、
豪華版モテ!エディションもあります。


さらに。
2タイプだけかと思いましたが、萌plus限定で、三枝アヤメちゃん応援セットがあります。
全人類モテ!エディションに加え、
 特別ミニゲーム「Vライバーアヤメちゃん禁断の0721Live」、
 デスクマット「アヤメちゃんLoverマット」、マフラータオル「首巻きアヤメちゃん」、
 アクリルキーホルダー「アクキー甘井さん」が付いています。
こちらは、22,000円(税込)です。