Triangleさんの「魔法戦士エクストラステージ3」感想です。

2019年9月発売作品。

Triangleさんの「魔法戦士エクストラステージ3」は、
魔法犯罪者の脱走が起こり、シンフォニックナイツの二人が対処にあたるが……という導入です。

それでは、感想です。
ネタバレはありません。

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全体的に、もう少し監修をしっかりして欲しいかなと思います。

長年続いているシリーズであること、キャラクタを用いているのだから、
過去の部分で継承するものが選び終わっていない。
魅力的な変身ヒロインにするための設定が甘いというか。

それと、仕上がりを見直すことがされていないようにも思います。
人的資源の問題もあるのかもしれませんが、ミスや素材同士の繋ぎの悪さなどがあります。
それをそのまま見ていると、集中できなくなってしまうんですよね。
没頭させて欲しいのです。


気になるポイントをいくつか挙げますと。

音声面。
体験版でもう少しかなと思った、シンフォニックリリーのイントネーション。
リリーが操られている時、操られている演技をしているだけに聞こえます。
収録時に指導またはリテイクは、しないのでしょうか。

口にものが入った状態の音声。
テキスト上では丸括弧でくくられています。
丸括弧は、思っていることで、実際には音声を発していないセリフを表現していますよね。
となると、口にものが入った状態の音声は合っていないように思います。
他にも、テキストも音声も合っていて、CGだけがズレているものもあります。

音声が割れているセリフがあります。シュガーの「ダメ……」。
その後もカウセスとのシーンで、やっぱり割れている箇所があります。
以前から、音声の小ささが気になっていましたが、収録環境の問題でもあるのでしょうか。

斬撃音が入る場面でないところで、鳴ったりも。


テキスト面。
体験版にあった、シュガーのシーン。
中に、というテキストはそのままでした。確かに中ではあると思いますが……。

ビジュアルとテキスト表現が合ってないです。
体験版にもある、リリーがシュガーを知っているらしい人を相手にするビジュアルは、
恥ずかしがりつつ恋人に迫るような表情です。でも、そういうテキスト表現がない。
せっかく色っぽい表情なのにもったいないです。

”男1;(跨がっている男)”であるとか、”!、”
もう少しスッキリさせることができそうです。

丸括弧で始まり、鉤括弧で終わっているセリフはどういう表現なのでしょう。

魔法戦士失格。人の道からもはずれている。
このテキストって、誰の視点での表現なのでしょう。唐突です。


ビジュアル面。
テキスト上で百合瀬莉々奈が脱ぐより、CG差分のほうがタイミングが早いです。

リリーやシュガーの表情が妙にかわいい時があります。
瞳を大きく描くようになったからでしょうか。これはいいですね。

変な顔をするのではなく、それでいて扇情的な表情差分が仕上がっています。
全体的に、今作はグラフィックが魅力的に仕上がっていると思います。
色気のある表情が多いのです。


シナリオ面。
納得いかない展開がひとつ。
変身中の魔法戦士を攻撃してしまう、でしょうか。
ギリギリ変身完了といえなくもないのですが。

予約特典は、オリジナルイベントと、過去作の各店舗特典がセットになったもの。
ですが、今作のオリジナルイベントはもう少しかなという感じです。

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シーンについて。
代わりに、変身ヒロイン二人で30近くのシーンがあります。
体験版で国際教導学園の制服を着ていた百合瀬莉々奈。
それが予告だったかと思うようなシーンもあります。
そのシーンの表情がなかなか良いのと、その前までのシーンの莉々奈が効いていて、
シーンそのものは魅力的に仕上がっていると思います。

甘樹菜々芭も、考察するより前に事態に巻き込まれるので、
今回の事件では、頭脳の良さが活かせてないようです。
体験版をプレイされた方は、話の流れは体験版のまま、と書けば伝わると思います。
オムニバス作品かと思うように、シーンの連続で、
今回の魔法犯罪者の責め方は、何かをさせるための運びがスムーズ。
反撃の間を与えず、するすると進行させます。
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キャラクタ設計は、前作「魔法戦士エメロードナイツ」の感想と同じです。
例えば。
シュガーは、自分の身体の一部を、穴なんて表現をするのでしょうか。
言わされたわけでもないのに。

例えば。
シンフォニックリリーは、操られなくても進んで行為をするので、
キャラクタ設計は難しくなってしまっているのかもしれません。
でも、最後の最後まではいわせないという選択をしていますよね。
そこを煮詰めて、魅力的な変身ヒロインに仕立てていってほしいなと思います。

ビジュアルだけが進化していっても、魅力的になっていっても。
こういう部分が弱いと、固まっていないと、最終的に魅力的に成り切れないと思います。

とはいえ、シーン数の多さ、各シーンが短すぎることもなく、
それでいてこの価格ですから。
歴史があるからこそ成り立っている部分が強いとはいえ、
同価格帯では太刀打ちしにくい作品になっていると思います。


今後もこのシリーズには継続していって欲しいですね。