fengさんが破産手続開始となる官報が出ています。

このニュースは、東京商工リサーチでも、大型倒産情報・注目企業動向として取り上げられています。
ゲーム制作会社。「feng」のレーベル名で美少女ゲームを多数制作し、
人気作品「あかね色に染まる坂」はテレビアニメ化もされ、
2007年には過去最高の売上高約1億6000万円をあげていた。
その後も「星空へ架かる橋」がアニメ化され話題となったが、
需要の低迷などにより売上は低調に推移し、近年は厳しい経営が続いていた。
業況の改善も見込めないため2019年5月末で事業を停止し、今回の措置となった。
この記事の通りです。

アニメ化もされた「あかね色に染まる坂」は、「青空の見える丘」をはじまりとする”空三部作”。
涼香さん、和泉つばすさんといった人気の原画家さんによるかわいらしいキャラクタと、
のんびりしたキャラクタと、ツンデレキャラクタによる、
田舎と都会という二つの舞台を感じられる物語でした。
振り返ると、バッドエンドが用意されているところに意外性があったかもしれません。

以来、作風は似通っているものの、「小さな彼女の小夜曲」では、
佐咲紗花さんを据えてアップテンポのオープニング曲になっていました。



そして、セイイキ三部作。

製品本体は低価格に抑えて、グッズ付き特典版があるタイプです。
満足できるボリュームがありました。


最終作となった、「夢と色でできている」。
当初は2015年発売予定でした。
複数年という開発の長期化は、資金的なものもあったのかもしれません。


それこそ、電気街祭りで救われた、というお話もありました。


まだ公式サイトが残っているようです。
本件につき、代表の上様さんからコメントはありませんが、
業界人の間でも、一年くらい会っていないという話です。

会話したくても、きちんと相談したくても、できない。
そんなこともあったのかもしれません。

ユーザーとしてみると、無くなってしまうことは残念、ですが、
全てが無くなってしまうわけでは無いと思います。
関わった人達は次のことをしていくでしょうし、
生み出されたものは、形を変えて、次の何かに引き継がれていく。
コンテンツづくりは、そういうものだと信じています。