しばそふとさんの「ママ×カノ」体験版プレイしました。

しばそふとさんの新作は「ママ×カノ」。

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働いていた学習塾から、豊華学園が教師を募集していたことを教えて貰った。
一も二もなく飛びついて、晴れて教職を得た。

豊華学園は、育島教の母校。
だが、つい最近、女子校になってしまったらしい。

「多感な年頃なので、接し方には細心の注意を払うように」
そう伝えてくるのは、指導役となってくれる鳴沢亜由美先生。
学生の時は鬼だと思っていたが、すごく親身になって考えてくれていたってこと、
社会に出てようやく分かった。

初日、緊張から上手く出来なかった授業を振り返りながら、
母校近くの商店街に寄り、懐かしさを一通り味わって。
勤務先となる学校が借りてくれたアパートならば、距離も近いし、寄ることも出来そうだ。

商店街の一角、スーパーで、憧れの佐和子先生と再会した。
教職を志す切っ掛けとなった、高槻佐和子先生は伝説の教師といえた。
北海道や沖縄から豊華学園を受験し、教えて貰おうとする人もいたぐらい。
「もう『先生』じゃないわよ」
先生は辞めてしまったらしいのだが、教職に就くことができたと報告できた。

全てがうまくいっているわけではないが、順調な滑り出しの生活は、
しかし、学校の借りてくれたはずのアパートが、手違いで埋まっていることで急展開を迎えた。

手伝いに来てくれた佐和子先生、いや佐和子さんはすぐに把握してくれ、
自宅に住むように薦めてくれた。

佐和子さんの娘、優奈は、育島教の教え子になる。
話を聞いてくれない強引さで、佐和子
難しい年頃というだけでなく、パプニングが何かと起き、
一緒に暮らすことの難しさを早速味わっていた。

「優奈のこと、先生のお嫁さんにどう?今ならセットで私も一緒についてくるわよ?」
「そんなこと言って、絶対、破廉恥なことするつもりでしょ!」

こうして、学園でも住まいでも、魅力的な母娘と一緒に過ごすことになる。
普通には過ごせない、そんな毎日を予感させながら……。
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体験版は、833MBでした。

原画は、りゅうき夕海さん。
シナリオは、志方孝志さん。

システムが、インターハート系列なのでしょうか?
UIこそ柔らかい印象のあるパネルを用意してくれていますが、使い勝手が悪い、プレイしづらいです。
ウィンドウサイズ可変ができません。
フォントサイズが小さい。申し訳ないですが読みづらい。
前作「ラブコーディネーション」の時はこうではなかったはず。

それと、音楽。
同じ曲が流れていますが、権利はどうされているのでしょうか。

その音楽は10%をデフォルトとされていますが、それよりも、100%設定のはずの音声が小さいです。
音楽の音質が良く、声の音質が悪く聞こえています。
高槻優奈役の水野七海さん、この作品の中では声が通りやすいのですが、
それでも音楽に負けています。これで良かったのでしょうか。


育島教は、教職になるのも、憧れの佐和子とその娘の優奈と同居するのも急展開。
そこからは、住まいで佐和子さんのアプローチ、それを押し止める優奈とのやり取りで楽しめます。

住むことになるきっかけですが、旦那さんのことを指摘しないのは何故なんでしょうね。
引っ張ったところで何も変わることは無いと思うのですが。

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目立つのは、一際ピシッとした印象の、鳴沢亜由美先生(波野夏花さん)。

本当に親身になってくれているのが分かります。
支えたり、励ましたりするときはストレートに、
良くないと思った時は、きちんと指摘する。

教室に入る前に「行きますよ、育島先生」と呼びかけたのは、
あなたはここから先生になってください、ということですよね。
うん、いいなぁ。

仕様でやっているのかは分かりませんが、イベントCGで、微笑み差分を2段階一気に見せています。
ちゃんと笑顔を見せているのが伝わってきて、これが良いですね。

そんな鳴沢亜由美先生は、娘の律との関係に少し悩んでいるようです。
律は、水泳特待生。全国2位の実力ですが、勉強はさっぱり。
自由奔放で、鳴沢家と高槻家は親子の性格が逆転しているといえます。

鳴沢亜由美先生の体験版収録されたシーンも、なかなかでした。


ビジュアルの力が強くて、どのヒロインも魅力的に見えますね。
立ち絵から良いのです。

ただ、気になるのが。

主人公が佐和子先生の誘いに乗り、夕飯をごちそうになることになった時、
パジャマ姿の優奈が出迎え、びっくりする場面があるのですが、
優奈の驚く表情差分が無いですね。

テキストフォントが最小になっている、独り言をつぶやく場面でも、通常音声と同じ音量です。
きちんと独り言として演じるところですよね。

あと、音声ファイル呼出が出来ないシステムエラーが出ました。
インターハートさんはこういうの多いですね。

そして音楽。
サブスクリプションサービスだとして、商用利用は規約違反なことは先述の通りですが、
何よりも、音楽の主張が強くなってしまっています。
スーパーで佐和子先生と再会する場面、この音楽で本当に良かったの?と思うこと暫し。
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さらにちょっとびっくりしたのが、
Fluoriteさんの「Missing-X-Link」と同じ通学路背景が使われていたりします。

トメフレの時は、「崩壊天使アストレイア」で、今作ではこれ。
テキストウィンドウのUIデザインも、うぃんどみるさんのようですし。
音楽の件といい、インターハートさん、何がどうなっているのでしょう。

りゅうき夕海さんデザインのキャラクタはすごく良いと思うのですが。


2019年11月29日(金)発売予定です。


ダウンロード販売もあります。