CRYSTALiAさんの「白刃きらめく恋しらべ」体験版プレイしました。
CRYSTALiA『白刃きらめく恋しらべ』応援中!

クリスタリアさんの新作は、「白刃きらめく恋しらべ」。

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剣を用いて、試合で戦う新しいスポーツ、刃道。
通常の刀の素材、玉鋼と違う、精神感応触媒、魂鋼。
神が宿っているとされる金属で打った刀は、天呪の力を行使できる。
精神的な力を物理現象へ変える力は、古来より神通力と呼ばれていた。
霊式機巧刀刃道……というのが刃道の正式な名称になる。
真剣の類いを用いてはいるが、刃道は、ルール範囲内であれば怪我をしない、未来の剣道といわれている。

その刃道を、世界で唯一学べるのが叢雲学園。
防衛省管轄で、運営は佩刀護身会創立者の朱雀院家。
学園生たちは、強い戦人にならんと励んでいる。
少し前に卒業した朱雀院椿を含む朱雀院四姉妹は、学園生たちの憧れでもある。

そんな叢雲学園に、織田絢人は潜入という形で属していた。
内閣府直属の公安局霊障特務科。通称”紗月”。
解決不能な化妖が起こす霊障事件に対応する。
織田家は退魔師の家系で、天呪能力が高い。

同じ紗月の、月橘姫芽と東雲瑠璃と共に、今夜の標的としたのは、
風嶺グループの令嬢、茉莉花。
社交界では若獅子とも呼ばれる才媛だが、呪物を所持しているという。
今夜開かれるパーティに入り込み、呪物を封じる。

八咫烏は100年以上も前に魂鋼で拵えられた霊式機巧刀だ。
模倣刀だが、紗月が持つ特殊兵器として上位にある封魔の祭器。
織田絢人は、その八咫烏で化妖を斬った……はずだが、化妖は消滅しなかった。
風嶺茉莉花の心奥深くに、入り込んでいる。
そう診断した織田絢人は、風嶺茉莉花自身に化妖を排除させることを提案する……。

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体験版は、845MBでした。

原画は、ぺろさん、うすめ四郎さん、ギザンさん。
シナリオは、にっし~、若瀬諒さん、瑞守ねおんさん。
音楽は、ALNEARさん。
前作「絆きらめく恋いろは-椿恋歌-」とほぼ同じスタッフさんで構成されています。

”近未来カタナ学園エージェントADV”となり、主人公が刀鍛冶から退魔士エージェントとなりました。

ですが、なんでしょうか。何を描きたかったのか分からないです。
 

まず、今回の体験版ですが、ダイジェストのようにくるくると場面が切り替わります。
よく、1分位のキャラクター紹介ムービーがありますが、あれを連続で見ているのと、感覚的に近いです。
それよりもキャラクタが分かりにくい。というか描かれない。

体験版ですから、様々な表現をカット、スッキリさせているのかもしれません。
織田絢人が、そういう場面がないのに「いつもは一晩くらい引き摺る」や、
「俺は経験したはずだ。もう二度とあんな思いはしない」と唐突に言い出すことから、
場面が幾つもカットされているのは間違いないでしょう。
後に描かれるのかもしれませんよね。

けれど、もしかしたら製品本編そのままなのかも、しれません
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仮にそのままだとすると、こういうファストフード的な作品に、どうしてしてしまったのか。
そこが残念です。
キャラクタを創るのも、本当に大変だと思います。
なのに、この扱いはもったいない。

展開も、何をどうしてこうなるのか。
設定のTIPSを見ても、そうはならないと思えるようなバトルがあります。
特に、体験版終盤のものがそう。

相手の防御を敗れず、小さな化妖に囲まれる織田絢人たち。
しかし、天久遙華や天久雪菜の力であれば、化妖に阻まれることはないはずです。
相手が強かった、とするのならば、そんな小さな化妖がたくさん、という事態、
これからは、敵の強さがインフレしていくバトルものになってしまうだけでしょう。
更に、そのバトルも、数行で終わってしまうのかもしれません。

グラフィックは相変わらずさすがとしか思えないクオリティですが、
ヒロインとしての魅力、主人公としての魅力も、どうにも。
ギャグ展開だと明示するのは音楽「こおりのせつな」が流れることのみ。

面白さが、見えません。
単にドンパチやるだけなら、ADVはあまり向いてないです。
アクションの良さを引き出すような画面演出も見えません。
何の感情も与えない。

しかもバトル場面が分かりにくい。
オープニングを挟むまでというのは、
それ以降へ読む側の気持ちを乗せる大事な進行が求められると思うのですが、
良く分からないままオープニングになり、それがオープニング後に再度繰り返される。
では初回に何を見せたかといえば、何か意志のある化妖がいること、くらい。


全体的に。原作をアニメ化したのだけれど、12話しか尺がないのでエピソードをカット。
さらに、その中盤で挟まれたダイジェスト回のようで。

バトルでも、キャラクタでもない。何を見せたかったのか伝わりません。
ううん、これは何とも苦しいです。
この作品、設定などはすごくワクワクするんですけど、もったいない調理をしていると思うのです。


東雲といえば、東雲ひばり(橘美月さん)は元気でしょうか。

2019年11月29日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。
白刃きらめく恋しらべ白刃きらめく恋しらべ