Hendingさんの「自爆カノジョ」体験版プレイしました。

Hendingさんの新作は、「自爆カノジョ ~彼女は隠れて身悶える~」。

好きな人がいる。
もっと、照れてる顔が見たい――。
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「好きだ」
直島一夜は、気付いたら告白していた。
直前まで、いつものように教室でだらだらしゃべっていた。
話題は、進路だったと思う。突然だった……自分でも。何を言っているのか分からなかった。
口にしてから、かなり遅れてテンパってしまった。

「い、いやその! あ、あ、アレだ! それだけ、今、こう、言いたくなったっていうか――」
「タイム。ちょっと待ってて」
「…………へっ?」
告白した相手、天江亜沙は、教室を出て行ってしまう。
直島一夜は、置いてきぼり。そわそわしながら言われたとおりに待っていた。

「お、ま、た、せー」
戻ってきた天江亜沙は、本当にいつもどおりだった。
まるで告白など無かったみたいに。

「ほーんと、”好きだ”なんて急だよ。しかも結構さらっと”好きだ”って言っちゃって」
「ちょっ、待っ、やめろやめろ!あんまり連呼されると余計に恥ずかしく――」
散々恥ずかしがらせてくる。
首まで赤くする直島一夜を見て、天江亜沙は楽しそうに笑うのだ。

それが、一ヶ月前。あの日、晴れて付き合うことになったが、
以来、直島一夜は、天江亜沙に照れさせられてばかりいるのだった……。
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体験版は、321MBでした。

キャラクターデザイン・原画は、秋空もみぢさん。
シナリオは、中島大河さん。

システム面もあかべぇそふと系列のようで、吉里吉里Z。
バックログジャンプ機能がありません。

何となく、タイトルの語呂があかべぇそふとすりぃさんの「きゃらぶれーしょん」みたいですね。

今作は、”隠れて身悶える彼女を見守るADV”とのことで、
表向きは飄々としていて、常時からかってくる天江亜沙は、
夜、その日のことを自室で身もだえながら振り返っている、ということなのですが。

体験版では、その場面を見せる前に、シーンまで突入しているので、
ずっと天江亜沙が上位のままで進行してしまいます。
相手に振り回される作品なのかなと思うくらいです。
少しずつ裏を見せながら、少しずつ進んでいくほうが好みだったかな。

こう、二面性というか、その人がどう思っていたのかを見せるのは面白いのですが、
どうやって見せるのかは、特に重要ですよね。
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今作のヒロイン、天江亜沙は、蒼乃むすびさんが声を担当します。
やっぱり蒼乃むすびさん良いですね。
飄々としているキャラクタが上手い、かつ、悶えていても良い。
何よりも、冒頭のモノローグが素晴らしいと思います。

帰宅すると、ベッドでバタバタして、ごろごろ転がって、そしてベッドから落ちても笑顔。
だって今日一日、幸せだったから。
かわいいですね、天江亜沙。
ここの見せ方はすごく良いと思いますし、良い展開を書いてくれていますよね。
キャラクタの表情も豊富で、良い女の子だなと伝わります。
ここが一番可愛いところなのだから、あまり出し惜しみしないほうが良かったんじゃないかと。
先に見せた方が、共感というか親和性を持てたように思うんですよね。

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さて。ここから先、体験版以降はどうなるのか、ですが。

「自爆カノジョ」らしいところがまだ見られていないので、
直島一夜を恥ずかしがらせようとして、無自覚に逆襲されたりと、
徐々に自爆していくところが見られるのでは無いかと思われます。

最終的には、天江亜沙が、からかわれていく。逆転していく。
そのために、天江亜沙の裏側を、しばらく見せなかったのだろうなと。

……と、思うのですが、違いますでしょうか。


2019年12月20日(金)発売予定です。