lightさんの「シルヴァリオ ラグナロク」体験版プレイしました。

lightさんの新作は「シルヴァリオ ラグナロク」。

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新西暦1032年。
カンタベリー聖教国の地図から辺境に存在していた小さな村落が消え失せた。
原因は大気圏外から飛来した、隕石の墜落とのこと。
調査に派遣された騎士団員曰く、そこには村を三つは飲み込める巨大なクレーターが寒々と広がっていたらしい。

しかし。
そこで遭ったのは、絶対神グレンファルトに向けられたのは、
1000年前に起きた大和消滅と同種の力。
”奇跡”と”希望”によって完成した”神殺し”が、森羅万象を撃ち砕いたのだった。

特産品もない片田舎ということもあり、程なく人々の間からこの事件が口に登ることなく……。

そして4年の後。
アンタルヤ商業連合国の傭兵の二人が、皇都クルセイダルを訪れていた。
ラグナとミサキ。故郷を壊滅させた復讐のために……。


体験版は、564MBでした。

原画は、KeGさん、六時さん。
シナリオは、高濱亮さん、森間まりもさん。
音楽は、樋口秀樹さん、押上極さん。
これまでとスタッフは大きく変更されていません。

lightを運営する株式会社グリーンウッドは、残念ながら解散となりました。
しかし、開発の続行を宣言し、この通り、体験版公開となりました。
この作品は、有限会社アレスを開発元として、株式会社ネクストンさん支援のもと販売されるものです。


シルヴァリオシリーズ最終作です。

シルヴァリオシリーズの良さは、最初から主人公側に求めるものがあります。
その強さは意志を軸に生まれています。
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今作の主人公たる、ラグナ・ニーズホッグ(井伊筋肉さん)はまさにそれです。
だから惹かれるんでしょうね。

ビジュアルの見せ方も一級。さすがです。
良いところで見せてくれるんですよね。それが地図でも、です。

それらで、神殺しとなる戦いを表現しているのが、この作品だといえます。


登場するキャラクタは、抱いている感情があります。
それが、復讐。
今作では、複数の人間がその感情を抑えきれないようですが、
その矛先は、神祖と、その眷属に向けられています。

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手始めにその対象となったのは、ルーファス・ザンブレイブ(初時チェリーさん)

聖教皇国守護騎士団の聖騎士。
絵本から抜け出た白馬の王子を連想させる端正な顔立ちをしながら、
平民出から一気に金剛騎士団の副団長へ登り詰めた。
市民から慕われており、子供たちにはルーファスごっこが人気。

栄光を掴んだのは、極東黄金教の教皇こと神祖スメラギに、使徒に選ばれたから。
星辰の力を宿す翠星晶鋼が身体に埋め込まれ、不死となる。
さらに与えられた役目が即した栄光も味わっているものの、
その生活は、神祖の傀儡で居ること。

そもそも、カンタベリー聖教皇国は、超越者たる神祖が四柱も国の要職についている。
さらに使徒で周囲を固め、隙がない。
実際、ルーファスの同僚は使徒ばかり。誰もが不死。

使徒同士は気遣いあっていて、体面を気にしなければいけない日頃とは違う間柄に見えます。

さらに、ルーファスは気の良い弟にも恵まれています。
大成した兄を気遣って、自分が足を引っ張らないようにと日々過ごしているような弟に。


けれど。
千年の時を変わらず不死で通す神祖を攻略しようというのだから。
ルーファスが傍目にどんな好青年だろうと、復讐を行う対象であることは、変えない。

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「そうよ。思い知りなさい。彼は凄いの、最高なのよ――私の愛しい神殺し」
セシル・リベラーティ(和央きりかさん)

ベラーティ海運業のお嬢様。その才覚も社交性も高いものがあり、
スマートで優雅な立ち振る舞いの中、商魂たくましさも見せる。
が、それら全ては神祖に対する憎悪をひた隠しにした姿のようです。
“呪怨継ぎ”。

先祖代々、神祖を滅ぼすことを掛けてきました。
そのせいもあるのか、神祖殺しができるラグナをとにかく大事にしていて、
神祖殺しができると思うとそれだけで達してしまうほど。
何故なのでしょう。ビジュアルをはじめ、すごく魅力的に感じるんですよね。

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「当然でしょう、これでもわたくし淑女でしてよ。殿方を見る目は厳しいの」
アンジェリカ・フォン・アクトレイテ(猫屋敷舞さん)

聖座信仰監視局に属する葬歌司祭。
つまりカンタベリー聖教皇国の内部粛清機関で、教義に沿わない自国民を断罪できる執行官。
しかし、彼女も復讐者。
既にラグナ以外の神殺しが行える、ジェイス・ザ・オーバードライブを囲い、
彼女を生んだものへの憎悪を抱いている。

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「正しい痛みがすぐ癒やされてしまうから。切ないほど、どこにも行けなくなっている」
ミサキ・クジョウ(月野きいろさん)

ラグナと過ごしてきた時間が長く、大事な場所を一緒に失い、共に復讐を誓っている。
体験版では、直接的に喪失の場面を見ることが出来ました。

でも、メンバーの中では、ミサキ・クジョウだけが、真っ当で、まだ人間性を保持しています。
悪鬼羅刹に堕ちるなんて本末転倒。過去に決着をつけて、自分の人生を取り戻すのだと、
セシルやラグナを諫めるのです。
きっとミサキの魅力は、後半に進めば進むほど出て来るでしょうね。

気になるのは、対峙したグレンファルトが彼女に投げかけた言葉です。
グレンファルトは、彼女を欲しているようにも見えましたが……。

どのキャラクタも魅力的ですが、あえて3名ほど挙げてみました。


感情の発露が凄く良いです。
皇都の広告塔と見做されたルーファス・ザンブレイブも。
世の中には変えられないものがあると、そう、神祖スメラギによる神託、
「何処にも行けなくなる」を味わってしまう場面など、つい同情してしまうくらいに。
セリフの端々が、何の関係もない画面のこちら側へ届くような気がしています。

それでいて、ヒーローもヒロインも、素晴らしく格好良いから。
中途半端な手加減も、遠慮もないからこそ生まれるひりついたバトルがあります。
詠唱で、震える作品は、希有だから。


”運命”は止まらない。
”終焉”は訪れる。
地獄の荒野を抜けた先に、煌めく”希望”があると信じて――。
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ゆえにいざ、刮目しろ。


2020年4月24日(金)発売予定です。

今作は、一般版パッケージも用意されています。


さらに、Steam版も予定されています。

体験版2もリリースされましたのでプレイしました。
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