でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~舞歌の章~弐」感想です。

2020年1月発売作品。

でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~舞歌の章~弐」は、ローグライクRPG。

大妖を倒した実績のある遠野舞歌が、新たな依頼を受け、荒れる龍神を鎮めに向かう、
そんな物語です。

それでは、感想です。
ネタバレは少しあります。
kr56

神楽黎明記~舞歌の章~」の続編ですが、
これから始める方は、神楽黎明記シリーズどの作品からプレイし始めても問題ありません。
ストーリーはささやかに始まり、探索している間にヒロインのことがわかってきます。

今作の場合、退魔巫女の遠野舞歌を操り、最下層の龍神に会わなくてはなりません。

武器や装備、なかま妖怪も拾い集め、道中の妖怪を退治しながら進むのですが、
ローグライクRPGの特徴として、ダンジョンへ入る度にランダムで構造が変わること、
遠野舞歌を1回動かすと、そのフロアにいる妖怪全てが1回動く、というものがあります。
フロアの構造は、部屋のような広間があって、それを繋ぐ通路があるのですが、
フロア内ならどこでも出くわすことになります。

戦って、体力がなくなってしまうと、妖怪にやられてしまう……のがお約束。
勝ち続けると、やられなくてもやられシーンが鑑賞画面に登録されます。
kr37

さて、今作。
妖怪のバリエーションが豊かで、ダンジョン攻略が楽しいです。
歯応えがある印象で、真面目に進めると勝てる程良さ。
一通りシーン鑑賞画面は埋めましたが、シーンを後のお楽しみとして取っておいて、
ダンジョン攻略と、なかま妖怪を育てることにハマっています。


攻略のお話を。
小豆洗いは、すぐに捕縛できる大蜘蛛と性質が似ているため、
なかま妖怪にするのはどちらかで良いと思います。鈍足は便利ですけどね。

畳叩きは、畳返しを覚えてくれたら頼りになります。
畳返しは読心で、攻撃を1回だけ受け流してくれます。
靫蔓は、通常攻撃に麻痺効果があり、硫酸を使って相手の攻撃力を下げ、
万能エキスを覚えると状態異常回復もしてくれます。
山地乳と似た印象ですが、靫蔓のほうが良いと思います。
岩を壊そうと攻撃すると、靫蔓は岩も食べますし。
ぬらりひょんは、敵にすると透明になり倒すのが面倒、
なかま妖怪にしてもぶっ飛ばしはしなくていいので、パーティに入れませんでした。

お勧めのなかま妖怪は、なりすまし。
遠野舞歌と同じ姿になり真似をしてくる妖怪で、なかま妖怪にして並べるとこうなります。
kr43
出くわしたときにびっくりしました。
こういう驚きも味になります。

遠野舞歌と同じ2マス攻撃で、育てると足払いを覚えて連発してくれます。
なりすまし同士で戦わせると足払いの応酬に。
妖力解放を1つ行って、浄化の符を覚えると探索に安心感が出ます。
毒林檎を食べて状態異常になっても、すぐに浄化してくれますから。
浄化の符は、数ターン状態異常にならない効果もありますし。
遠野舞歌本人が持つ武器の効果までは、コピーしてくれません。


もう一体は、体験版での予想通り倩兮女。

なかま妖怪は、戦うことで妖力を溜めて、解放の手続を行い得るものと、
戦っていくことで自動的に覚える妖術があります。
自動的に覚える、もらい笑いの効果が面白い。
敵妖怪の倩兮女が笑うと、つられて笑い、鉄壁などが付与されます。
kr54
なので、落とし穴の先に倩兮女がいるとこうなります。
敵の倩兮女全てに鉄壁と豪腕が掛かるので注意です。

笑って韋駄天を付与されても、なかま妖怪の倩兮女は2回攻撃しませんが、
これは何故なんでしょうね。

これまではボスとして登場した次層で必ず出てきたのですが、三層でやっと出てきます。
(試される森で出現するボスのお供を捕縛可能です)

kr55
最下層のボスは龍神。シリーズ最大級の妖怪(?)です。

龍神らしい攻撃で、ほぼ全範囲へ炎を放つ焼き尽くし、雷撃も備えています。
通常攻撃も範囲攻撃になっていて、単純に強いです。

韋駄天を付与し精神強化をする逆鱗もあります。
逆鱗直後に焼き尽くしを使われると、炎に弱い靫蔓はレベル40でも一撃です。
これぞボスという感じがしますね。

状態異常付与のできる妖怪を連れ、レベルを上げて、
百鬼夜行・蒼、拾った治癒の符を複数枚使う、総力戦になりました。
タミフリンDXも2本あったほうが安全かもしれません。

遠野舞歌の攻撃からでは状態異常を与えにくいので、倩兮女の混乱や盲目に頼りました。
効けば、焼き尽くしを明後日の方へ向けてくれます。
こちらが攻撃すると相手も1回動くルールなので、1回攻撃を外してくれるのは大きいです。
ボスらしくて良かったです。

kr53
その他、細かい点ですが。
突然変異出現率が少し高かったです。
鉄鼠の突然変異体、かわいいですよね。
体力が非常に多いですが、戦って勝つと強化の符を落としてくれます。
なりすましの突然変異体に出会わなかったので、もう少し探してみます。

祟りの罠系のエフェクトが豪華になりました。
虹色の煙が巻き上がり、様々な状態異常を与えているのが良く分かります。

敵妖怪のなりすましも、岩を壊します。
なかま妖怪のうち、いくつかは、盲目になると攻撃しなくなります。

一部、声が小さい、揃っていない部分もありますが、これは製品化上の問題かなという気がします。

kr57
シーンについて。

半分だけ楽しみました。
鑑賞し終わっていませんので、追記するかとは思いますが、
もうちょっとじっくり責め落としてほしい、ボリュームに不満。
ここは前作までと変わりません。

でも、満足できると思います。

風鈴みすずさんの声に依存しているとはいえ、遠野舞歌は魅力的に思えますし、
その声または演技による満足度が高いためです。

蕩け声、脱力した声、色々と上手です。
責められているという感じが良く伝わります。
ちょっとしたセリフを大事にしているというのでしょうか。
身に起こった変化を、トーンで感じさせてくれます。
地の文で、苦しそうと書かれていたら、そのように。
苦しそうでも余韻に蕩けていれば、そのように。
激しい行為の後を示す、息も絶え絶えな演技など。
声を出しているだけではなく、こういう状況だから、このトーン。
上手いです。
声や演技で満足度は変わりますよね。見ている側も盛り上がろうというものです。

先述したとおり、シーンが短めであるため、セリフひとつが大切になります。
周囲の環境や状況、身体、感覚と、様々な変化を伝えなければならないのですよね。
それをしてくれるから満足できるのだと思います。

kr63

通常音声も楽しんでいました。
「なにか……たべもの……」
状態異常ボイスが聞きたくて、回復量の低い毒林檎を食べては歩き、を繰り返していました。
鈍足罠や睡眠もいいですね。
ひどいプレイ方法かもしれません。

準備画面でも舞歌をつつき回してしまいました。
複数音声ありますから。
触れてもあまり強く怒られません。

お姉さん的巫女という触れ込みなのに、大人っぽくないところも舞歌の魅力かもしれません。

というか舞歌、教官と仲良すぎませんか。
ちょっと嫉妬してしまいますね。
kr49

さて、遠野舞歌は無事、龍神を鎮めました。
その名声は轟き、英雄クラスとなってしまいました。

ここで、一区切りのようです。


2017年に始まった「神楽黎明記」シリーズですが、次回作以降は未定のようで、発表がありません。
シリーズ14作目。それより前に「神楽道中記」シリーズもあったわけですから。
累計すると30作以上もあることになります。
10周年で人気投票も行われていました)

kr32
ネタがなくなるのもやむなし、ですね。


とはいえ、せっかくデザインされた退魔巫女たちです。
ボリュームやグラフィックを増したり、
ストーリーを練った形でリニューアル版があっても面白いですよね。
まだまだ彼女たちの活躍を見たいです。

何より、舞歌は三大妖怪である鬼や天狗の相手をしていません。
鬼は力強く巨大、天狗は巧者です。
夜な夜な自分で何かしている舞歌とは相性が良いと思います。
「神楽黎明記~舞歌の章~参」では、ぜひ。



ダウンロード販売もあります。
一カ月間、33%オフ価格です。


#追記
kr60
妖力解放を行いました。
そのうち、なりすましのウランとは何だろうと思っていましたが、
売店で買えるウラン薬と同じでした。爆発ダメージと毒追加効果を与えます。
これが妖力解放300というのはちょっと……。
(しかも誤投してなかまを毒にしてしまったり)