Innocent Greyさんの「殻ノ少女」画展がThe Artcomplex Center of Tokyoにて開催されました。

2020年1月22日(水)~1月26日(日)の期間、開催された「殻ノ少女画展」。

会場となったThe Artcomplex Center of Tokyoは街灯や看板が見当たらず、
地図を見ながら歩いても、通り越えてしまいました。
近隣にある建物が近い雰囲気であることも、一因かもしれません。

期間中、3つの展示が開催されていたからでしょうか。

kg2020
その一番奥の展示室、「殻ノ少女」画展がありました。

広さはさほどでもありません。建物の一室ですから、天井は低く、そして人も多い。
でも、その構造からではなかったのです。受けていた力は。

圧、というのでしょうか。
一作一作の展示が、凄まじく訴えかけてきます。


「殻ノ少女」は、サイコホラーミステリィ。
舞台を昭和三十年代とし、起きる連続殺人事件が描かれていきます。
当然ながら、ビジュアルもそれに則したもの。

そこには妖しい美しさがあり、
登場する画家、間宮心像が追い求めたものがあるように感じられるほど。


ですが、画家が違えば、描くものも違うのでしょう。
kg2020 (5)kg2020 (6)
この2枚が近くに配置されていたのが、なんとも示唆的に思ってしまいました。


ラフ画をまとめたファイルがとにかく人気で、熱心に見続けている方が多かったですし、
海外の方の来訪も見られました。


コメントをしっかり読んでしまい、なるほどと思いながら鑑賞できるのが、
展示会の良いところですよね。

見ていて、動けなくなってしまいました。
kg2020 (2)
コメントにもありましたが、こんな学生生活もあったはず、というIF物語なのですよね。
分かっていました。それでも、なんです。

他の展示で、「冬子の視線は何処を見つめているのですか」、
そういう質問があったようです。
その質問と合わせてこちらの作品も見直すと、あり得たかも知れない冬子の生活が、
とても尊く、そして遠いものであるように感じられて。


会場を出て振り返ると、アートコンプレックスセンターは、雰囲気満載の館に思えました。
堪能しました。


オリジナルグッズも予約注文は公式通販で、1月31日(金)までとなっています。
希望の方はお早めに。

一番は、これが欲しかったのです。
kg2020 (3)
この時坂玲人の色気すごくて。
できれば2枚隣にこうして飾りたいな、眺めたいなと。