lightさんの「シルヴァリオ ラグナロク」体験版2もプレイしました。

lightさんの新作「シルヴァリオ ラグナロク」、体験版1に続き体験版2もリリースされました。

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「だから、そろそろおまえも手札を明かせ」
ラグナ・ニーズホッグは、カンタベリー聖教皇国の執行官アンジェリカ・フォン・アクトレイテに投げかける。

お膳立てされた舞台、あるいは試しの場。
対して、ラグナは、ミサキ・クジョウと共に”神殺し”ラグナロクをみせた。

市井に出回る新聞には、”機甲巨人化黙示録”フルメタルギガースによる叛逆だと題字が載っている。
国民に人気の聖騎士ルーファス・ザンブレイブ。
その実は、使徒となった不死者。
不死者を滅ぼすことは、通常では不可能。その不死を与えた神祖を斃すことも。
本当に為せるのか。だから、試してみせる必要があった。
認めさせる必要があったのだ。手を組むに足る相手だと。

ラグナの問いに、アンジェリカは唇を弧にして応じた。
「使うべき機を伺っているだけよ。だからもう少しだけ待っててちょうだい」
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その数日後。ラグナとミサキの雇用主、セシル・リベラーティに、
宛先不明の交易品が大量に届いたと連絡があった。

受け取りのため、ウェーバリー駅まで出向くが、三人には嫌な予感が満ちていた。

その予感は的中する。大型のコンテナを目の前にした三人ごと、
聖騎士の群れに囲まれてしまっていた。
しかも。大司祭シュウ・欅・アマツ、その専従騎士リナ・キリガクレ、
そして、ルーファスの弟、リチャード・ザンブレイブ。
不死の使徒が先導していた。

星辰体感応により超能力を発揮する、新西暦の人間兵器、”星辰体感応奏者”エスペラント。
軍事帝国アドラーの生み出した製造技術は、カンタベリー聖教皇国で聖騎士と呼ぶ。
使徒は、高位のエスペラントであり、シュウとリナの連携を加味すると最上位の戦闘力とみえた。

そこへ、さらにアンジェリカが現れる。
執行官としての立場で、ラグナたちに刃を向け……。
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体験版2は、517MBでした。

バックログジャンプが搭載されました。ありがたい機能です。
が、動作が非常に重い。
元々、ロード画面呼出なども反応の重たいシステムではありましたが、
この待機時間の長さはちょっとびっくり。もう少し軽減されると良いですね。


体験版vol.2の内容も凄まじかったです。


すごく良かったのが、どの登場人物の意志も、良いと感じられること。
それが敵だろうと、なのです。
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「明確な弱点が存在するなら、耐性を得ようとする方が堅実だ。
 仮にそれが不可能なら、地球上から銀と十字架を無くす手段を探せば良い」
グレンファルト・フォン・ヴェラチュール(茶介さん)

絶対剣士として名高い、使徒ウィリアム・ベルグシュライン。
その剣技を教えたのはグレンファルト。才能が無くても、研鑽で為す。
全ては、千年つなぐ努力によるものなのです。
絶えず、成長する。着実に歩み続けた不老不死がグレンファルトなのです。

体験版2で、ラグナとグレンファルトは刃を交えますが……、
まずその手数や手段の多さ。
自分が少しでも不利とみるや、自らの肉体、その一部を爆散させて相手を攻撃、
その間に再生、還った身体で斬撃。
弱点と見られたものを過小評価しない。思考停止を全くしません。
相対した存在の覚醒、不条理、奇跡だろうと、見たら最適化を繰り返す。
人が奇跡を起こす生き物だと理解し、かつ、それに応じ続けて千年。
「重ねて言おう。見飽きているんだ、”そういうの”は」

何よりも、油断をいつまでもしないことが、グレンファルトの強さ。
さらに奇跡をみせたラグナに対し、撤退までしてみせるのです。
こんな論理を礎に生きた不死者を知りません。

だから思うのです。
本当にラグナ達は、勝てるのか?と。こんな最強の不死者を相手に?
勝てるとしたら、それは何を理由とするのか?

体験版2では、一旦は撃退しせしめました。
しかしそれは、退いてくれたからであり、むしろ千載一遇の勝機だったはず。
退いたグレンファルトは対策を立てるでしょうし、
仮に情報共有しなかったとして、他の三神祖は察知するでしょう。
すなわち、カンタベリー聖教に巣くう、全ての神祖を撃滅する可能性が減ったということになります。

情報は力。グレンファルトが言う通りなのです。

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さらに、他の三柱がラグナに興味を持ちはじめました。
カンタベリー聖教皇国の星辰体研究機関の長官も務めるオウカ・鳳・アマツなどは、
使徒にしたいと考えているようです。
千年初の結晶化能力。翠星晶鋼を与えたらどうなるのか?
あるいは、新造している兵器に転用する考えもあるのでしょうか。

いや、見せすぎ、魅せすぎだと思います。素晴らしい。

アンジェリカ・フォン・アクトレイテも良いですね。
セシル・リベラーティも謀略巡らせるタイプだと思うのですが、罠にはめてみせています。
その罠は、騎士団を欺くためのもの。
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体験版2冒頭、ラグナたちに「虚構なんかじゃない」と言う一節のセリフがあります。
相手を安心させ、自らの持っている手段に自信が篭める。
同時にやってのけている猫屋敷舞さんの演技は素晴らしいですね。
神祖すら欺こうとする。それだけの胆力を持っているのも、よく伝わります。

体験版1の部分を読み直すと、この叛逆は、アンジェリカの命を懸け、
もしかしたら対応されて潰されるかも知れない、
それでもやるのだという地点に立ち、行っていることなのかもしれません。

アンジェリカが斃したいと思う意志は、何に根ざすのか。
この叛逆で、果たしてアンジェリカはアンジェリカのまま生き残れるのか。

ミサキがいつもラグナたちに伝えている、
「過去に決着をつけて、自分の人生を取り戻す」。
それが、どれだけの人物にできることなのか。訪れるのか。

楽しみです。


2020年4月24日(金)発売予定です。

一般版パッケージも用意されています。


さらに、Steam版も予定されています。