戯画さんの「ジンキ・リザレクション」体験版プレイしました。

戯画さんの新作は、「ジンキ・リザレクション」。
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1991年、虚無が東京に現れた。
虚無は、弱肉強食の世界へ作り替えようとする組織。
ベネズエラ軍部は人機で軍隊を組織、しかしパイロット達は国を裏切り蜂起した。
それが虚無の興りであり、幹部は八将陣と呼ばれ、人機を操り、戦火を広げた。

人機は、高津重工が生み出した巨大な人型兵器。
血続と呼ばれる操縦適正者でなければ上手く動かすことができないが、
ブル・ブラッドと呼ばれる、無限に電力を生む石を動力にしていた。
無限に駆動する人機に、自衛隊装備では歯が立たず、
人々は、同じ人機を揃え対抗するしか無かった。

戦いは、人機モリビト2号の活躍により収められた。

そして、1993年。
新たな戦いの場は、京都となる。
ブル・ブラッドが豊富に埋没しているテーブルダストが見つかったのだ。
エネルギー問題を優位に立つため、各国は狙うが、
防衛機能、無人の古代人機が地下から発生、日本を襲うようになった。
物言わぬ移動砲台のような古代人機から、日本を守っているのが、
久御山基地を拠点とする組織アンヘル。

その、久御山基地に向かって、夏の陽射しを受けながら歩いている男がいた。
彼の名は、小河原両兵。
記憶を無くし、入院させられていた病院から抜け出していた。
「クッソ暑ィ……」
その病院が直後に爆破されたことなど知らず、悪態をつきながら……。


体験版は、1.63GBでした。

原画は、綱島志朗さん。
シナリオは、保田沖次郎さん、和泉万夜さんです。


今回、システムがArtemisEngineのようです。
これはびっくりですね。戯画さんはずっと自社システムを使用しているはずでした。
もしかしたら、ブラウザ提供やスマートフォンアプリとしての展開を考えているのかもしれません。

そのシステム、ウィンドウサイズの記憶ができるといいですね。
キャラクターセレクト画面でのセーブ画面呼出はできません。
直前までバックログジャンプで戻り、セーブしておく必要があります。

E-moteを搭載しているようですが、動作調整項目はありません。
でも差分がかなり豊富なんですよね。ちょっとびっくりするくらい。
それでいてかわいらしい。


体験版を一通りプレイしてみましたが、ちょっと良く掴めませんでした。
主に、自分のやることと影響力。コマンド選択式ADVにした理由。

この作品は、漫画家、綱島志朗さんの「ジンキ」を原作とする作品です。
初出より20年、様々な展開をしており、現在は世界観を新たに「人狼機ウィンヴルガ」を連載中。

ハードな流れは変わりませんが、もう少しハードに踏み込んで描写してくれても良いかなと思ったりします。
見たいところがあっさり終わってしまうとか。

その部分を、この「ジンキ・リザレクション」で表現してくれたら良いなと思ったりもします。
が、その部分。これまでの戯画作品よりは楽しめますが、このジャンルとして捉えると、
濃さについてはもう少しという印象があります。
体験版では2つ収録されていますが、構成上、敗北しないと見られないシーンであるため、
あと4シーンくらいが製品版収録されていると想定しています。

その部分はオマケとして捉えると、メインとなるのはコマンド選択式ADVとなっているパート。
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最初に、ヒロイン3人のうち誰かをパートナーとして選び、物語を進めていきます。
選ばれなかったヒロインは、ストーリー上、アンヘルから居なくなったりします。
パートナーと外出したり訓練したりして過ごし、
最終目標が分かりませんが、古代人機に勝つことなのでしょうか。
(最終的には攻め込む力を得て地下へ突撃するのでしょうか)

夜になるか疲労度が100になると行動できなくなります。
外出して回ると、色々なものを獲得できます。
例えば、プールに行くとヒロインの水着が得られ、着替えるコマンドが使えます。
プレゼントできそうなものを拾うこともできます。

プレゼントしたものや外出場所がヒロインの好みであれば好感度が上昇するようです。
が、好感度等パラメータの確認ができません。体験版仕様でしょうか。

訓練にしても、本当にコマンド選択だけで、何もできない。
ロボットの登場があるのですが、あっさり終わってしまう。
登場時ってもう少し見せ場が在るものかと思ったのですが。
体験版にこそ、見せ場を作るべきだと思います。
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何よりも、ロボット、人機がすごく格好いいデザインなのです。
これはシミュレーションRPGか、アクションで描くべきだったのではないでしょうか。
ギデオンを動かせるとしたら楽しそうですよね。
移動速度と弾数の多い射撃でクールな動きが味わえそう。

緊張感のある造りにしたほうが、きっと面白かったと思うのです。
訓練コマンド選んで終わる、だけだと本当に緊張感がない。

体験版ではプレイヤーが導いたバトルはありませんが、
勝利した、負けてしまったという感慨も生まれないと思うのです。
バルドシリーズを興した戯画さんならば、ジンキの世界でも作れたはずです。
(あのバルドアクションを新たな作品でプレイしたい気持ちもあります)

こういう前振りを置くと、特定のシーンが映えるはずです。

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「人機をただの道具として扱うことは、この私が許さない!」
津崎青葉(青山ゆかりさん)

黒髪のヴァルキリーとして有名な人機操主。
小河原両兵の幼なじみで、幼い頃は日本で過ごしていたが、
人機戦の中心となった南米へ赴く。
プラモデル作りが好きで、限定版のモリビト2号プラモデルを南米まで取り寄せようとしていた。

力こそパワー派。レンコンが苦手。
母をずっと探している。

乗機は、天才エルニィ立花により新造されたモリビト天号。
操縦練度は三人の中で最高。

虚無の創始者、黒将の血縁者であることを、一部には知られている。

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「私、人の思い出や昔話を聞くのが好きなんです」
柊赤緒(越飛花梨さん)

小河原両兵が幹部と間違え、襲ったことが始まり。
自衛隊員からはヴィーナスと慕われ、市民にも古代人機から守る英雄と讃えられている。

人機の動力源、血塊炉を停止させる能力を振るうことができる。

やや天然で、誰にでも気さくに話しかけ、受け答えもする。
病院が爆発されたことを気にしているが、原因に何か心当たりがありそうです。

モリビト2号を駆り虚無を壊滅させたが、加減ができる状況では無かった。
その結果が、今の京都の街並み。

現在の乗機は、シュナイガー。

もう一人の自分を気にする発言があります。
つまり、出生については理解しているということになりますね。

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「負ければ終わりの戦いに、このままずっと勝てると思っているんですか?」
三宮金枝(八尋まみさん)

両親を殺されており、自衛隊が人機を動かせる血続探しに応募したことから操主になる。

小河原両兵と何かがあったようで、好感度が低い。
また、適正が高いと自負があるようですが、操縦練度は3人の中で一番低い設定。
戦闘判断が甘く、進化し続ける古代人機には囲まれてしまうことも。

学生時代は人気者で、毎日告白されていたのだとか。

乗機は、雷号。
圧倒的な力を持つモリビト2号を破壊することを目的に動いている。

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敵は、無限エネルギー血塊を狙う諸外国。
三宮金枝も探していたモリビト2号は、悪用を恐れテーブルダストに隠されていた。
誰もが、古代人機との戦いだけでなく、戦火が広がることを避けようとしている……、
というのが体験版から読み取れたところです。

「ジンキ」シリーズにおけるキョムとの戦いは終わっているように見えますが、
もしかしたら……、という展開もあるかもしれませんね。
小河原両兵が三宮金枝にしたことは、誰かに操られた、あるいは暗黒面のお話なのかもしれませんし。

原作設定の広大さから、今作だけで終わる予感がしません。

初回版には、オリジナルサウンドトラック「Reflection」、設定資料集「ジンキ・アーカイブ」が付属します。

タイトルの音楽が壮大ですごく良いので、サウンドトラックCD付きは良いかも。

豪華版ではさらに、青葉と赤緒の仲良しデスクマット、アクリルジオラマ、
裸パッチDLカードが付属します。

2020年3月27日(金)発売予定です。