はちみつそふとさんの「アイシング」体験版プレイしました。
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はちみつそふとさんの新作は「アイシング-love coating-」。

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「今日はお互い遅番だよな……なんか、早めに出る理由ってあったっけ?」
「ほら、アレ!昨日会議のアレでアレがアレしたじゃん!」

街中のフランチャイズパティスリー。
同じ店に勤め、共に菓子作りを行う。
朝は一緒に起き、同じ洗面所で身支度を整え、一緒の電車に乗る。
幸い、店の方針で同じ休みにしてくれている。
シフトは違うこともあるが、今日は一緒に早く出なければいけなかった。

「定期、財布、スマホ、水筒」
「あ、水筒忘れてた……今日はパス!」

ハロウィンフェアが間近。その会議が店のオープン前にある。
フェア用の商品コンペ志望者は、この会議に出るのだ。

本来であれば、店のショーケースに品物が並ぶのは、本店優先で遙か先になるだろう。
イベント限定の無料配布だが、フェア用のお菓子は経験や職位を問わず査定される。
いつか、オリジナル商品を店に並べてもらうことを目標としている高崎夫婦にとって、
これは、チャンスなのだった……。

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体験版は、261MBでした。

原画は、綾瀬はづきさん。
シナリオは七央結日さんとなっています。

リリース当初のバージョンだと、不具合がいくつかありましたので、
最新の体験版ver1.01を公式サイトからダウンロードしたほうが良いと思います。
システムがインターハート系列のSystemCであり、ウィンドウサイズが調整できなかったり、
元々プレイしづらい印象を持っているのですが、マウスホイールで進行できるようになる修正がなされています。
また、細かい修正ですが、セーブページの中で最新のものにNEWと付き、
セーブ画面展開時には、前回開いたセーブページを開くようになっています。
前回のつづきからボタンでは、最終セーブ地点へ移動します。

今作は名前変更システムが搭載されています。要望により実装とのことです。
こちらは前回のセーブに依らず、名前変更して始めたかどうかが優先されます。

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綾瀬はづきさんはやっぱり良いですね。
一ノ瀬綾子も、鳴宮千沙も、かなり魅力的な大人またはお姉さん要素がありました。
今作ヒロインの秋保は、それら過去作ヒロインより少し年下の設定のよう。
表情の豊かさで年下要素を加えているのでしょう。
このタイプの作品にしては、差分が豊富で見応えがあります。
彩色も、年齢設定などに合わせたのかもしれませんね。

でもシーン中の表情差分など、色っぽくて仕上げられていて素晴らしい。
今作のヒロインは、年下の部分を持ちながらも、きちんとオトナ部分の表現がされているといえます。
簡単にいえば、立ち絵もイベントCGも魅力的。


はちみつそふとさんの前3作は、朝霞睦月さんのシナリオで、大人の恋愛モノという印象だったのですが、
七央結日さんのテキストは、地の文も含めて掛け合いが楽しいタイプ。
大人っぽさは減じています。
仕事の部分よりも、恋人感覚の仲の良さ、一緒の場にいることの良さを強めた仕上がりです。

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「その分、奥さんとしては甘やかして欲しい……かな」

高崎秋保は、パティシエール見習い。
専門学校から職場で出会い、そのまま結婚したようです。

思い出を大切にしており、最初にあげたプレゼントや、
最初に喫茶店でデートして終電まで居たことが、会話の中にスッと出てきます。
負けず嫌いというよりも、素直に好意を表したいけれど、一緒の気持ちで出したいという感じでしょうか。
シーン後では、自分の方が感じてしまったことを、伝えたいけど知られるのは恥ずかしいというか。
かわいいです。

ヒロイン像はよく練られている印象です。これはシナリオ部分の巧みさだと思います。

キャストは花澤さくらさん。
声質の関係で、秋保が少し幼い印象を持つことができます。年下感。

夫婦の仲が良いことは周囲に知られています。
時雨も、秋保のことになると急に頭悪い発言になったり、
突然、相手にストレートに届く言葉を発したりと、似たもの夫婦のようですね。


今作では、名前変更システムが搭載されました。
が、これは難しいですね。
使用すると、呼び方が”あなた”に変更されます。
これ、仲の良さが減り、秋保っぽさが減ってしまう気がするのです。
変更しないと”時雨くん”と呼ぶのですが、この秋保っぽさが堪らないですよね。
ライバル意識がある、年上。
でも夫婦。仲良くしていたい、だからこそ”くん付け”で呼ぶ。
家にいて、一緒に家事をしているとき、ついうっかり職場で呼んでしまったとき。
やっぱり”くん付け”呼びは映えますね。
そして、日頃、”時雨くん”と呼ぶからこそ、”あなた”と呼び変える展開がその先にあったら、
お互いの関係が一歩進んだものと考えられる……そんなことを考えたためです。

時雨の側も、秋保のことは”秋ちゃん”と呼びますし。
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注目なのは、選択肢リアクション。
エンディングやルートは変わらずとも、魅力的な二人の空間を演出しています。
体験版でも、仲の良さと、秋保がどんな風に時雨を見ているのかが良く伝わって、
つい全部の選択肢を見たくなります。(見ました)

「公私混同の味がする」
これだけは良く分からなかったのですが、どういうことなのでしょうね。
秋保好みの味に仕立てたとかでしょうか。

物語を始めるにあたり、導入を省いたのも意外性があって良いと思います。
それと、一緒に生活している感覚がこれまでよりも強まっていて、これも良いですね。



大人の恋愛。
コンセプトはすごく好きで、応援したいなと思います。

気になる方は、ぜひ。

2020年3月27日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。

完全に蛇足ですが。
今作でいえば、高崎夫婦がデートしてケーキを食べた喫茶店は、
ノットフィクション!」で結城が働いていた場所なのかも知れないな、なんて思いますよね。
コーヒーやケーキが美味しいところをみると、きっとそうでしょう。
コストを下げながら、ポジティブに受け取ることができるので、それは良いのですが。

背景や音楽がどうしても、気になりますね。大丈夫かな。


製品版をプレイしました。感想はこちら