Whirlpoolさんの「pieces/揺り籠のカナリア」体験版プレイしました。
『pieces/揺り籠のカナリア』を応援しています!

Whirlpoolさんの新作は、「pieces/揺り籠のカナリア」。

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高坂燕と小鳥遊紬は、川へ遊びに行った。
片道1時間半。町の山の中腹で、辺りは人気がない。

紬は珍しく、大胆な水着を持ってきていた。
面倒見はいいが、根は臆病なところがある紬は、
学園の水着で行こうと思ったところを、美城ありすに止められたらしい。

いつも一緒に居るので見慣れてしまったところがあったと反省し、
新しい水着を着た幼馴染みは可愛すぎると感動し、ありすに後で甘い物を買おうと決めた燕。
魚を釣ったり、紬のお手製サンドイッチを食べたり、いつも通り寝入ってしまったりしながら、
二人だけの時間を過ごす。

「これでもお料理の特訓、頑張ってるんだよ。結愛ちゃんに負け――……あはは」
燕の身体には、火傷の跡が残っている。
あの夜のことは燕の心から消えることがないのだから、火傷の跡も同じで良いと思っていた。
この時のことを、紬と改めて話をしたことはないままだ。
「結愛は料理上手いからな」
結愛と過ごした時間は辛いものだったわけじゃないんだから、名前を出すのに躊躇う意味なんかない。
そんな気持ちを燕は伝えたつもりだが、何処まで伝わったのだろうか。

燕は思っている。何も知らなかった頃の、あの時間を取り戻すことはできない。
だから進むんだと。

しかし川遊びの翌日。
紬は珍しく朝遅く現れ、お弁当も作っていないという。
疲れているだけだと判断していた燕は、友人の吉川晃司に忠告を受ける。
「あいつが物思いにふけってんのは昨日今日のことじゃねぇぞ?」

確かに、紬は抱えてる苦しさを和らげようと、ため息をついていたのだった……。
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体験版は、1.59GBでした。
オムニバス形式であるようなので、ストーリーは小鳥遊紬(鈴谷まやさん)の物語を進めました。

原画は、水鏡まみずさん。   
企画は、芦井ナオさん。   
シナリオは、近江谷宥さん。

システムは前作と同様。前作リリース時よりも安定している様な気がします。
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が、一点だけ。テキスト文が表示途中に、バックログを表示して戻すと、
後半のテキストがおかしくなります。
テキストフォントを変更している場合限定ですが、恐らくバックログのフォントが、
デフォルトのMSゴシックに固定されているためでしょうね。
上記の画像では、「も程がある」がMSゴシックになっているのが分かると思います。

いや、それにしても。
会話のやり取りで、このpiecesの世界に帰ってきたなって感じがします。
ちょっとした会話で笑うことが出来てしまう。

紬とは姉弟寄りの仲の良さ。
深織(そよかぜみらいさん)は、眠り姫。
ありす(鹿野まなかさん)はみんなの妹。
結愛(夏和小さん)は……。
みんなかわいいです。誰かだけがギャグ担当ということもなく。
いつも通りだと感じられて、嬉しいです。
ルートで選んだヒロインは違うとしても、他のヒロインもきちんとかわいいし魅力的なのですよね。

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さて、ファンディスクと明示されているわけではありませんが、
前作「pieces/渡り鳥のソムニウム」を前提とした物語のようです。

紬の物語もそうでした。

紬と燕は本当に仲良いなと思えます。
関係が進んでも、変わらないところはそのまま。

燕が、幼なじみと新たな関係を築く。
誓ったとおり、一緒に向き合い乗り越えていこうし、照れながらストレートに好意を向けようともします。
きちんと向き合おうとしているのですよね。好感が持てます。

紬は。
「最近またちょっとずつ……『あっち』のことを思い出せなくなってきてるの」とはいうけれど。
実は、忘れたいから口に出しただけ。
色々分かってて言わない、言えない性格はそのまま。
乗り越えようとするから、燕だからこそ、言えなくなっているようです。

全て省いて書いていますが、ふんだんにギャグが盛り込まれています。
なので、心配になりつつも、楽しく進めることができます。

例えば、貴美香のシナリオは冒頭から笑うことができます。
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(超肉さんのSD原画は今作も良いですね)

今作では、伊集院貴美香(水野七海さん)がヒロインとなりました。
伊集院貴美香も進めましたが、こちらはファンディスクのようなストーリーでした。
上手に素直になれない貴美香が、また夢で見てしまった燕のことが気になると言い出せず、
一人でヤキモキしたり、場当たりであれこれしたりするのを愛でられる物語のようです。
そういえば貴美香、店舗特典のボイスドラマにもなっていますね。

ただ、ヒロイン化は、カステラ(北都南さん)が来ると思っていましたね。ちょっと残念。


若干、今回の体験版は、見せすぎではないかなとも思ったため、
他のヒロイン、結愛、深織、ありすの3人は製品版まで取っておこうと思います。

あの意味深なPVの答えも、製品版にあるはずです。
「選ぶのは、君だよ」
あれは、トゥルーに続くものだと、プレイされた方は思うはず。


OPテーマソングは、eufoniusさんによる「オルニス」。

オルニス。鳥を意味するギリシャ語です。カナリアを象っているのでしょうか。

メッセージ性が強いムービーになっていますよね。
先の見通せない曇り空であるような、少し不安を誘う色をバックに、
キャラクタの名前を表すフォントも、少し冷たさを感じるものに。
そして、”SOMNIUM”のSが消える。それは……。
ものすごく期待高まりますね。


ただ。
Whirlpoolさんっていつも優等生なところがあって。
すごいなと思うのです、延期もしないし。
けど、体験版リリース、発売の2カ月以上前なんですよね。
もう今月プレイしたくなりませんか? 
このファーストインプレションの感動を、そのままエンディングまで繋ぎたい、
そんな風に思うのですよね。
来週発売しませんか?なんて思ってしまうのです。
待ち遠しいです。

この作品、本編というか前作が良すぎたので、既に予約はしています。


もし本編をプレイされていない方は、是非前作とのセットを。

2020年5月29日(金)発売予定です。