でぼの巣製作所さんの「幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫~さやか篇~」体験版プレイしました。

でぼの巣製作所さんの新作は、「幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫~さやか篇~」。

不在がちの両親に代わって神社を切り盛りする三室さやかは、
幼馴染の柳原ハルと喋るもこもこ毛玉の神さまと平和に暮らしていた。

しかし、街を襲った地震を境に妖怪たちが出現し、平和な日常が崩れてしまう。
妖怪が暴れ、人々が怖れる惨状に心を痛めるさやか。

神さまからこの事態をなんとかできるのは、退魔の力を持つ陰陽師の血筋であるさやかだけだと告げられる……。
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体験版は、422MBでした。

原画は、Gユウスケさん。
シナリオは、日野亘さん、衆堂ジョオさん。
音楽は、ヨナオケイシさん、押上極さん。

参加されたスタッフのお名前を拝見しますと、
昨年惜しくもなくなってしまったlightブランドの方々、それから暁WORKSなどで活躍されていた方々です。
こうして、次の活躍の場があるというのは良いことですよね。

新たなスタッフを加えて作られた今作は、これまでの「神楽」シリーズと大きく違う部分があります。
『神楽黎明記』シリーズとの差別化を目指し、ゲームジャンル・コンセプト・世界観を一新しました。

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まず、ゲームパート。
見渡せる程度のマップを攻略するSLGになっていて、ボスの討伐が勝利条件。

主力は、召喚による式神。強い式神妖怪ほど業を消費しますが、同じ妖怪を複数召喚できます。
消費する業は、説明ではバトルに勝利しても回復しないと書かれていますが、
敵妖怪を倒すと回復します。1体につき、業2でしょうか。
ボスを倒すと、大幅に回復します。
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最初に配置された敵妖怪を倒しても、敵に占領された霊脈から沸き続けるため、
上手にやれば経験値獲得と業の回復ができるかもしれません。
霊脈マスに止まると、体力と霊力が回復します。これをうまく使わないと攻略できません。

妖怪には五行属性があり、強弱が設定されています。
最初のマップ、大蜘蛛は土属性ですから、木属性の猫又が活躍します。
水母は、大蜘蛛には弱い設定です。
しかし痺れエキスや癒やしの水といった有効な技を持っており、
水中にいることで被ダメージ軽減などもできます。

また、主人公は火属性なことに注意が必要です。
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そう考えると、最終ボスは水属性の水神だったりすると面白そうですね。

要するに、過去作「夏神楽」と同じと考えてよいでしょう。



違うのは、拠点においての戦いの準備。

日中に儀式(さやか表現)をして、夜に退治に出掛けるサイクル。
気になるのは、儀式しすぎないほうが良いかのような記述があること。
しかし、儀式しないと陰陽ポイントが得られず、さやかの業や霊力を増やせません。
業の上限が増えないと、強い式神が召喚できません。
儀式しないで日中を過ごす選択肢があっても良さそうですが。
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社務所で買えるアイテムは、式神妖怪にも装備させることができます。
例えば大蜘蛛は毒を与えてくるので、毒守りが買えるなら装備させたいですね。
勾玉は、敵妖怪を倒して得られることもあります。
今作では、呪符そのものは消費されず、霊力を消費するようになりました。
主人公の強化に必須です。道具の所持上限いっぱいにして、マップによって付け替えるのがいいでしょう。
大蜘蛛には、木属性の烈風が有効だと思います。



この作品、シリーズ化を考えているのだと思います。
キャラクタを別に用意したら次作が作りやすいように設計されています。
それは良いと思うのです。

でも。
自分が攻略している感覚が低いのです。
「神楽黎明記」シリーズは、妖怪はあくまでサブ。
しかし今作は使役している妖怪が主となっていて、
マップ全域に気を配らなければならないSLGでもあり、どうにも爽快感が低い。

敵妖怪を倒して「よし!」と退魔巫女が声を発し、勝利を実感する。
あれはゲームデザインにおける、小まめな報酬だったのですよね。

一見楽しそう、なのですが、最初の大蜘蛛マップの難易度が高いです。
何回やっても攻略できず、大変でした。
慣れよりもステータスの底上げが大事なようで、装備を整えたりレベルを上げたり、
つまり、初戦だけがんばって、あとは過去ステージ攻略を繰り返す、地道なレベル上げが必要そう。

レベルや経験値は式神個別に設定されていません。
さやかのみに依存していて、攻撃またはスキルを使用すると経験値が入る仕組みです。
ここは難易度が下がっていますね。

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けれど、かなり状態異常の効果が強いというか辛いです。
毒守りで完全に防げるかと思ったら、そうでもない。

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混乱中の大蜘蛛に攻撃を加えると、倒れないばかりか数値がおかしくなります。
また、戦闘前に戻ろうとロードすると応答がなくなったり。
バグとそうでないものがありそうですね。

あと、どういうわけか召喚したらシステムが落ちて、この画面を初めて見ました。
もしかして過去作もずっと搭載されていたのかもしれませんね。
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タクティカルに見え自由度の高そうな雰囲気はあっても、
クリアするにはこの方法でやらないといけないという縛りを受けないか。
ある程度までなら良いのですが、かなりレベリングが必要にも思えます。
体験版に収録された畳叩き戦では、レベル8まで上げて、
移動しながら召喚、霊脈マスを放棄してボスに突進しました。


また、大事な部分。
シーン数は18を予想しています。神楽黎明記と同じくらい。
ただ、ここも新作として変更されており、異種ではなく対人になっています。
ちょっともったいない変更点に思えます。
変えた分、新たな魅力が用意されていればいいのですが、
元々1シーンあたりの長さやボリュームが少ないのに、あえて飽和していそうな対人ジャンルへ。
巫女という強い要素すら捨ててしまっているため、何というか、普通なのですよね。

(巫女服と、人にはできないあれこれをしてくる悪い妖怪という組み合わせが良かったのかもしれません)


体験版から見えるのはこれくらいなのですが、さて、実際はどうなるのでしょうか。

マスターアップ済みです。

2020年4月24日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。