エウシュリーさんの「天冥のコンキスタ」体験版プレイしました。
エウシュリーさんの新作は、「天冥のコンキスタ」。
今回の体験版には、導入ストーリーなどがほぼ無いため、公式サイトから引用します。
ラウルバーシュ大陸北方に位置するイムニス山脈周辺では、
光の勢力である天使軍と、闇の勢力である魔族軍が、領土の支配権を絶えず奪い合っていた。
気が遠くなる程の長い戦争状態の果てに、闇の勢力側は勢いを増し戦況を有利に進めていたが、
ある日を境に互いの勢力が均衡状態となる。
――闇の勢力を統べる「魔王の崩御」という噂が起こった為だ。
嘘か誠か、その報せを受けて魔族軍の統制が徐々に乱れ始める。
その混乱状況を見抜いた天使軍は攻勢をかけ、勢力図は徐々に逆転していく。
しかし、その状況を好機と見る男が新興勢力を旗揚げした――
過酷な環境である為に、イムニスの大地では滅多に見かけない人間族『クラウス』
元は睡魔であり、何の因果か “人間の身体” に成り代わった酔狂な男であった。
体験版は、561MBでした。
うん。相変わらずエウシュリーさんはシステムが親切ですね。
インストールこそ必要ですが、
ウィンドウサイズは自在に変更可能、前回のサイズを記憶。
音楽や音声も質が良く、主人公にパートボイス。
パラメータやADVルビにも個別にフォントが割り当てられる。
どこまでも調整できてしまう印象。隙がありません。
今作も、パッドをお持ちの方は使うことができます。
前作でプレイした環境を移行できると最高ですね。（できるのでしたら申し訳ないのですが）
プレイ開始前は万全として、ではメインのゲームはどうなっているか。
マップ攻略型のシミュレーションRPGで、基本的には敵の全滅をすると勝利。
視点は俯瞰型ですが、回転機能などは無さそう。でもギミックはありそうです。
なかなか歯応えがあり、初回プレイではうまくできませんでした。
例えば、宝がマップ上にあるのに、その地点にユニットを止めても宝が獲得できていない。
同じマスにユニットを止めた上で、待機というコマンドを押さないと得られないのです。
実は、待機コマンドを押さなくてもユニット行動を終了できるのですよね。
とまあ、クセというか方向性というか。摂理の理解が進むと、
数回繰り返すと上手く出来るようになって、楽しくなってくると思います。
簡単だという方には、難易度を上げる事も可能です。
ただ、様々なタスクをクリアしようとすると、やり方が一辺倒になってしまいがち。
パズルゲームみたいに成ってしまわないかが気になりますよね。
そこを、インターミッションでうまくスパイスを利かせています。
例えば、契約。
バトルステージ中に捕獲したユニットを仲間化することができます。
ティエネーは射程が長い攻撃ができます。HP回復もできるため、中衛にしておくと良さそう。
ちなみにティエネーなど一部ユニットにはシーンがあります。
クラウスが契約するというのは、そういうことなのですね。
また、得られたアイテムをユニットに装備させたり、
得た儀式ポイントをユニットに経験値として与え成長させたり。
体験版では試せませんが、召喚や研究も儀式ポイントを使ってするのでしょうね。
様々なことができるので、こうすれば簡単にクリアできるという仕組みは見つけることができても、
勝利の方式が一つだけ、ということは無さそうです。
とはいえ、基本的に待ち構える戦法が有効そうに見えました。
勝利条件にターン数制限、地点到達があると使えない戦法ですが。
ちょっとびっくりしたのが、睡魔王女セルージュ（しゅんかさん）というユニークユニットですら、
生贄にすることができるようです。ちなみに10200儀式ポイントに転換されます。
ワイバーンの突撃スキルをうまく活かすと、体験版ボスステージも良い感じに進められました。
解錠、なんてスキルもあるので、今後の展開が面白そうですね。
あと、何気にオークのボイスが頼れる感じがして良いですよね。育てたい。
でも戦場3がキツくて大変です。クリアできるか暫く悩みます。
マスターアップイラストは、公式サイトよりも、
原画うろさんが公開されたもののほうがクスリと笑えていいですね。
といいますか。
この睡魔ヘルミィナ（越飛花梨さん）がとても魅力的に見えて、ずっと気になってはいたのです。
すごくいいビジュアルですよね。
体験版がもう少し早かったらな、と。
難しそうで手を付けていない。
そういう印象のあるブランドさんなのですよね。
体験版をプレイすると、今月予約数トップなのも、分かる出来。
エウシュリーさんはこうして積み上げてきたのだと。
予約特典として、「姫狩りダンジョンマイスター」登場キャラクタ、
使い魔リリィと特別ステージで遊べる「天使の捕獲もリリィにお任せ！DISC」が付属します。
リリィ役の未来羽さんによるボイス新規収録はあるのでしょうか。
公式サイトによると、少なくともキャラクタの描き下ろしはあるようです。
2020年5月29日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。
