とこはなさんの「ヒーリングデイズ~年の差彼女との甘々生活~」体験版プレイしました。

とこはなさんの新作は、「ヒーリングデイズ~年の差彼女との甘々生活~」。
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地元で、人の役に立ちたいと思って就職した工務店。
リフォームや修繕をベースに、バリアフリー向けの工事などを請け負っている。

中小企業。
先輩たちの定年退職などもあり、人手不足。
入社して数年しか経過していないが、教育係を任されるくらいに。

顧客との打ち合わせが驚くほどスムーズに進み、通りすがりに人助けまでできた日。
気分良く会社へ戻ると、大きなトラブルが待っていた。

週明けに部長クラスが出向いてお詫びしにいくほどの事態。
長い付き合いの顧客だというのに。
新人がやらかしてしまって、その教育を担当したため、注意を受けた。
直接の責任はない、けれど巻き込まれてしまうもの。
そもそも、人手が足りないことが問題の発端なのに。

気持ちをまぎらわせようと深酒をし、家までもう少しのところで、ちょっとだけ休もうと思った。

こめかみの痛みで身を起こすと、ソファで寝ていたらしいことに気付く。
見覚えのない部屋。

「ご気分はどうですか?」
アルコールの余韻がある頭にも、心地よく滑り込んでくる、清涼感のある優しい声。
振り向くと、声のイメージそのままの、やわらかな印象の女の人が立っていた。
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体験版は、335MBでした。

原画は、蒼都かりんさん。
シナリオは、たにかわたかみさん。

この作品は、プレイ時に名前入力が必須です。
でも入力欄にカーソルが入らない、と思ったら画面下で入力するのですか。
見えませんでした。
画面の真ん中の欄を入力欄にしてくれて良いと思うのですが。
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この名前入力は、オフィシャル通販限定の豪華版に伴った仕様です。
指定した名前を読んでくれる特別な仕様。残念ながら、受付は終了しています。


たにかわたかみさんってほんと上手いですよね。導入が特に。
なるべく手短に、でも引き込まなければいけない。
それをきちんとされていると思います。
体験版、一気に読み進めてしまいました。

主人公は、深酒をして道で寝ていたところを介抱されます。
してくれたのは、上坂栞。実は主人公がよく行くスーパーで惣菜調理を担当しています。
上坂栞は、主人公が落とし物を届けてくれたことをはじめ、よく利用している客であることを知っています。
店内調理中ではマスクなどを身につけているため、
主人公から見ると、何か見たことあるような、というぼんやりした印象になります。


今回の主人公は内装工事の営業。
職業を定めているのはとても良くて、つい自分の仕事目線で場を見てしまうところも良いですね。
そして、その視点を、誰かと一緒に過ごすことで得られる気づきだと、上坂栞も認めます。
全く関わりの無い人生経験が交わる。それこそが人の交流ですよね。

今回のように職業を感じさせるもの、もう少し掘り下げても面白いですね。
何故スーパーのパートになっているのか。
看護師でもあった過去、恐らくはそこで結婚による退職をしたのではないかと思うのです。

そうなのです。
あまり体験版中では語られませんが、上坂栞は未亡人です。
子供もおり、海外留学中。主人公より少し年上の設定でもあります。

重要キャラクタの娘の話がなかなか出てこないというのが本当に面白かったです。
スッと場からいなくなって、傍から見ると独り暮らしに見えてしまう、そんな家なのでしょうね。

年上で経験もそれなりにあるし人付き合いもあるから、会食できる場所も知っている。
主人公が人を連れて食事ができる場をあまり知らなくても。
本当にちょっとしたところなのですが、こういう表現が上手いなと感じます。

当初は、白月かなめさんで合ってるのかな?と思ったのですが、すごく合っている気がします。
ノーブルな声質なので、今している仕事とは別の趣味、美術鑑賞というのがバッチリはまります。
見る側だとしても、美術に触れたいと展覧会を巡ったり、
スーパー惣菜調理担当としても、考えていることだったり、
新たな気づき、器に対するもの。
何より、「ゆるくアドリブが効く方が好きです」という台詞にもキャラクタが篭もっている気がしますよね。
周囲に対する気遣いの細やかさ。
「あ、私こういうの社交辞令でいってませんから、本当にお誘いしますよ」という台詞の魅力。
体験版以降で、経てきた人生を感じさせてくれると、より良いと思います。
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また、その主人公も、考え方が、デキる営業マンです。
人助けを厭わない性格の良さがあり、思い切りの良さもあります。
気取った姿勢を装っても上手くいかないと切り捨て、自分自身で勝負しようとしますし、
かといって恩着せがましさもない。
これまで興味が無かった美術展に誘われて、下準備までしていきます。

二人は、仕事に対する考え方などが近く、”前向きな自惚れ”を共感します。


残念ながら、告白を上坂栞は断りました。
しかし、それでは寂しいとも感じているようです。

少なくとも、栞の勤めるスーパーは主人公の生活圏にありますから、寄らないわけにもいかない。
翌月の家具展覧会は、一緒に行けるのでしょうか。


気になるのは、プリズム表現がちょっと上手くないです。もったいない。
あとは、隠していたタネが割れたわけですから。
十歳は年の差があり、未亡人であることをしっかり表現しつつ、
それでも魅力的に描いてくれるかどうか、ですね。


予約キャンペーンのウエディング栞さんがなかなかです。
こういう展開があるということ、ですよね。

2020年7月31日(金)発売予定です。