アストロノーツ・コメットさんの「椎名真穂のヒミツ」体験版2もプレイしました。

大家さんは、スーパーで時々見る、きれいなお姉さんだったことも、ポイントだ。

体験版2は、201MBでした。
”エロ同人作家の大家さんに身をもって資料提供するADV”のはずなのですが、

アストロノーツ・コメットさんの新作は「椎名真穂のヒミツ」。
プロローグ体験版もリリースされました。
「……ハァ。マジでついてないなぁ」
借りていたアパートが、火事に遭った。
大家さんは高齢で継ぐ子供もおらず、取り壊しに決まってしまった。
理由も無くテンションがあがるはずの夏なのに、
大垣幸太郎の目の前には、大きな問題が積まれた形になった。
スーパーでアルバイトをしているが、以前より家賃が上がっては厳しい。
そもそも引っ越しとなるとお金がかかるし。何よりすぐ住む場所を探して決めないといけない。

「実は大垣君にいい話を持ってきたのよ。……聞きたい?」
ため息をついていると、大学の友人の上倉雛が声を掛けてきた。
上倉雛の住んでいるアパートには空きがあるというのだ。
何より、最優先した条件、家賃が今までのところと変わらない。
築年数はそれなりなのは気にしない。広さも同じくらい。
紹介から内覧し、早速契約した。
大家さんは、スーパーで時々見る、きれいなお姉さんだったことも、ポイントだ。
その大家さんが引っ越しを手伝ってくれたのは、
費用を抑えるため、自分でやろうと何往復もしていたのを見かねて。
ふと、部屋に置かれていた、見慣れない通販の段ボールを開けると、
それはどう見ても女性向けアダルトグッズが。
「ち、違うんです!!これはですね俺のじゃなくて!!」
慌てて宛名を見ると。
「椎名……真穂……?」
「違うんですこれは誤解なんです使うんじゃないんです資料用なんですぅぅぅぅーーーー!!」
大家さんが落ち着くまで数十分を要したが。
「エッチなマンガを読むのが趣味というか、私はむしろ供給側で」
実は、大家さんは同人作家で、その資料として買ったというのだ……。

体験版2は、201MBでした。
前回の体験版では描かれていなかった、導入ストーリーを体験できます。
ビジュアルで見せてくれることによってイメージは広がるのですが、概ね、公式サイト掲載の粗筋通りです。
”エロ同人作家の大家さんに身をもって資料提供するADV”のはずなのですが、
体験版では、そういう雰囲気ではありません。
資料として、あまり観察しないんですよね。
これが、まだ、なのか、そもそも違うのかについては分かりませんが、
どちらかといえば行為に興味がある椎名真穂の欲を充たしている感じがします。
それと、行為と好意、どっちに寄せたいのかわからないのです。
どちらも取ろうとしているのは感じられますが、どちらも物足りなくなっています。
行為がエスカレートしていく可能性は、前回の体験版で少し感じられましたが、
キャラクタの魅力というには、例えば差分がもう少し頑張っても良さそうな気もします。
進行にも物足りないところがあります。
今回の体験版収録シーンでは下着がかわいらしくないところも、何か表記があって良いはずです。
恋愛的な部分を匂わせてもいますが、この時点では、行為への興味関心のほうが強いのでしょう。
出会って数日なのに、と椎名真穂も言っていたように。
でも、行為はしても良いと思えたわけですよね。
誰ともしたことがなかったのに。
確かに同人作家として過ごしていて、行為に親しみを持っているのだと思います。
となると、椎名真穂にとって行為が軽いものなのか?と思ったりもしてしまい。けれど実際にできなかったから、初めてだったわけで。
このあたりでモヤモヤしてしまって、音楽は到達感のあるものになっているのだけれど、
肯定的に見ることができませんでした。
そのあたりはきっと、後半、製品版で描かれる箇所なのだろうと思いますが。
きっと考えすぎて楽しめていない、よくない接し方をしてしまったのかもしれません。

とはいえ、椎名真穂(榎津まおさん)自体は、原画たいのねさんの描き方もあって、
良いヒロインになっていると思います。
あと、大学の友人の上倉雛(風花ましろさん)が意外とかわいいですね。
歓迎会の飾り付けが突然消失したり、コンフィグのボタンが消えてしまったりもしますね。
コンフィグに限っては右クリックメニューで代用は利くのですが。
2019年7月26日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。