すふれそふとさんの「きらら★キララNTR」体験版プレイしました。

すふれそふとさんのデビュー作は、「きらら★キララNTR 魔法少女は変わっていく… 」。
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父がヨーロピアンクオーター。
4分の3も日本の血なのに、なぜか髪の色や肌質が隔世遺伝した、
金髪の髪にミルク色肌。
朝起こしに来てくれた十萌きららが扇風機で遊んでいるのを見ると、
国鳥タダシには、まるで女神や天使が戯れているように思えた。
見ていた占いの運勢が1番になっていたと、嬉しそうに伝えてくる。
放課後は当然のように家に遊びに来る。そんな子供っぽいところもある。

けれど、扇風機でスカートの裾がふわりと舞うと刺激が強く思えた。
天使みたいな容姿の幼なじみは、成長期なのか、妙に腰つきが膨らみを帯びてきていた。

私立星宮第二学園に通うと、十萌きららに挨拶をする人はたくさんいる。
登校は幼なじみと一緒にするのが普通だと思っている十萌きららは、
他の誰かのもとへ行くことはない。

サッカーは得意だしレギュラーも獲っているが、人気者の十萌きららと比べると、
いたって平凡な国鳥タダシは居心地が悪かった。

夏休みの間に設定された、この登校日までは、学校はいつも通りだったはず……。

その一週間後は、十萌きららの誕生日。
誕生会の後、タダシからちょうど欲しかったリボンを貰った。
そのリボンをつけてもらう。
くっついた状態になって、タダシの鼓動を聞きながら、髪に触れて貰う。
照れたタダシはリボンをつけるとドタドタ出ていった。

きららは、タダシを見送ることもできなかった。
きららの胸の中は、生まれて初めて感じる、けれどずっとこれまで感じていた、
甘酸っぱいもので満たされていて……。
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「青春だァメねぇ~♪」
余韻を吹き飛ばしたのは、プレゼントのひとつから現れたナマイキそうな声だった。
ピンクの毛並み。尻尾より長い耳でやっているのか宙に浮いている。
「瘴気を感じる……種だァメ!」
叫ぶと、窓から夜空に飛んでいく。
正直、夢か幻としか思えないが、きららは奇妙な飴玉めいたものを追いかけた。
たどり着いたのは学校だった。

そこで、2つの人影を見る。
「宮代君……ミィさん?」
ミィさんと呼んでいる親友、平坂ミサトは、体つきが大人びた女の子。
最近、様子がおかしいときららは思っていた。
今日の誕生会でも、どこからか連絡を受けて途中で帰ってしまった。
アキラとお付き合いをしている。
けれど一緒に居るのは無口で、人と関わろうとしないクラスメイトの宮代君。
二人の様子は、いつもと明らかに違っていた。
宮代君は目を輝かせてミサトにぴったり寄り添っている。
ミサトは泣きそうに眉をひそめて、けれど宮代君に腰を抱かせたままでいるのだ。
そのまま、近くの家庭科室に入って行く。
入る前から明かりが点いており、他にも人がいるようだった。

きららは、嫌な予感が増大するのを感じながら、扉についている小窓から、中を覗き込む。
さっき遠くから見た、ミサト表情の姿が頭に浮かぶ。
嬉しそうだった。目元をぽーっと潤ませて、ひどく気怠い酔いに包まれているかのような――。
そこでは……。
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体験版は、191MBでした。

キャラクター原案は、希望つばめさん。
原画は、一葉モカさん。
原作は、さかき傘さんです。

残念ながらシステムが非常に使いづらいです。
R-Scriptのようですが、もう少しプレイしやすい仕上がりが良かったです。
音楽はかなりリッチで、こういう作品には珍しいです。

6
これがタイトル画面なのですが。
BGMも非常にポップで、メルヘンな魔法少女作品が始まりそうな雰囲気があるのに。
でも、”幼馴染の魔法少女が寝取られちゃう!?ADV”です。


この作品には、原作があります。
きらら★キララNTR 魔法少女は変わっていく…
その原作の内容と、新たに後日談を追加しているのが本作。

普通だったはずの学園で、知っている相手が、マカイジュの影響を受けて襲ってくるようになります。
魔法少女が十萌きららであること、されてしまったことは、使い魔エマが記憶を封じることができるようです。
が、マカイジュの影響が再び出ると、封印された記憶がクラスメイトに甦ってしまう。
つまり、前回したことを前提に、キララを責めてくるわけですね。
より一歩進み、よりハードにしていくのでしょうか。
この責めに、キララはハマってしまうのか……という展開です。


十萌きららは、割と状況に流されがち。
快活さは見せるけれど、きちんと断れないタイプのようです。
周囲の人と仲良くできるタイプなのでしょう。
友達の平坂ミサトの様子がおかしいと思いながら、相談しようとしたタダシが気付いてないなら、
伝えない方が良いかもしれないと引っ込めてしまったり。
その平坂ミサトと付き合っているはずのアキラが迫ってくると、困ってしまうだけになる。
そして、平坂ミサトが喜んで受け入れていたのを見ても、自分だけ逃げることに躊躇する。

変身をしてもクラスメイトだから叩くことなんてできない。
弱点だらけのキララは、マカイジュの種に汚染されたみんなに、色んな事を奪われてしまいます。

シーン中の進行がなかなか丁寧です。
これは、原作テキストを用いているからなのだと思います。
どんなふうに責められているのかが描写され、
これなら初めてでも……と説得感がありますね。

責め続けられてしまう十萌きららを、姫川あいりさんが演じます。
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こういう形でなら、クリックする手が重くならず済みそうです。
本当にそうなのかは、製品版を見ないと分かりませんけれども。

ちょっと男性キャラクタが気になりますが、進行が良いので無視できそうです。


ADV化にあたり、後日談が追加されるとのことですが、
このタイプの作品で、後日談の追加は興味を惹きますね。
勝つ展開が描かれたら、乗り越えてタダシと仲良くできるのか。本当に。
敗北展開では、記憶の封印も解けて、日々が一変してしまっていたり……、なんて考えますよね。

マスターアップ済み。ロープライス。

2020年3月27日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。


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