Triangleさんの「プリンセスクライシス」体験版プレイしました。

Triangleさんの新作は、「プリンセスクライシス」。

pc11
「……とまあ、そんな感じで魔王が封印されたのが約400年前。封印された魔王は今も郊外にあるツヴィンガにいる」
大陸から外れたローレンシアを支配していた魔王は、四人の英雄によって倒された。
そして封印され、約400年。
魔王が封印された施設ツヴィンガの管理を、ベルナール・デュランは任されている。

アカデミーで教えていると、都市伝説のように扱う学生もいるが、
真実その封印施設ツヴィンガは在り、内部に入れば魔素と魔物に追いかけられることになる。
封印されながらも魔王は魔素を出し続けているのだ。

魔王は四英雄によって倒され、結界魔導士の編み出した、
魔王の身体を触媒にした封印で眠りについている。

ベルナールは、その結界魔導士の子孫。
だからツヴィンガの管理を任されているのだが、数百年何事も無かった施設の管理に、
仕事と呼べるものはほとんどない。
代わりに、アカデミーで歴史の教鞭を執っている。

「今年の講義は大変そうだな……」
講義は例年同じ事を話すだけなのだが、受講者に問題がある。

封印後、魔王の身体は四英雄たちにそれぞれ持ち帰られ、武器に精錬されている。
英雄たちの国では、その武器、ヴィオーレを担う者を選抜、一の姫と呼ぶ。
元が魔王の身体だけあって、魔物に対する威力は凄まじいが、使用者にも負荷を掛けるのだ。

英雄の継承者たちは、ヴィオーレを得るとアカデミーで一年過ごす習わしがある。
今年はどういうわけか継承の代替わりが重なり、四人ともアカデミーへ訪れているのだ。
pc19
結界魔導士たるベルナールに対して、礼儀正しい姫、関心のない姫など、
それぞれ対応に差が見えるが、ベルナールも気疲れすると思っている側だ。
「とはいえ、特別なにかやることもないしな……穏便にやり過ごすか」

面通しが済んだ夜、強烈な地震があった。
翌朝には、理事会から、結界魔導士ベルナールがツヴィンガの調査を行う決定通知がなされる。
役目として影響を調べろというのだ。

ツヴィンガへ赴いたベルナールは、魔素の嫌な気配を感じつつ調査を進めていく。
隠匿の魔法を用いて歩を進めると、以前より魔素の濃さが増していることが確認できた。

強行する意味はない。踵を返そうとするベルナールに、どこからか声がかけられた。
「なるほど、主が結界魔導士の末裔か」
魔物は人間と言語を介した会話ができない。声の主も見えない。そして、より濃くなる魔素。
こんな芸当が出来る奴など……。
「地揺れで長き眠りから目覚めることが出来た。主に我の封印を解く手伝いをしてもらいたい」
ベルナールの背筋が凍るような感覚を肯定するように、声はそう続けるのだった……。
pc12
体験版は、538MBでした。

原画は、雨音颯さん、桐沢しんじさん、oekakizukiさん、瀬之本久史さん、斎藤なつきさん、JAMBREADさん。
シナリオは、assaultさん、嵩夜あやさんです。

想像以上に楽しめました。
ちょっとびっくりしています。この新鮮な感覚は、なんといったらいいのでしょうか。
少なくとも、早く製品版をプレイしたいと思わせるものになっています。

Triangle作品ではなく、新ブランドといわれても納得してしまう大きな変化があります。

まず、発表時から気付いてはいましたが、ビジュアルが大きく変わりました。
彩色でしょうか。
原色が減り、ファンタジー色が際立ちました。

そしてシステムの変更。QLIE engineを採用しています。
この変化が非常に大きく、ここまで変わるのかと驚きました。

画面に対する変化。
画面演出がだいぶ繊細になりました。
変身シーンなどは無いのですが、瞬時に現れる転移表現などが素晴しい。

クリック、またはバックログ確認をしてもAUTOモードは維持されます。
うっかりクリック、ちょっと確認したいということはあったので、これは本当に有り難いです。
また音声再生も止まることはありません。やっぱりセリフを、音声を聞かないと、ですよね。

何より、音です。音が全体的に良くなっています。
BGMの鳴り方が違います。音声の聞こえ方も明らかに。
体験版を起動して一番鮮烈に変わったと思わせてくれます。
そしてSEも充実しました。

ビジュアルと、音。
そのお陰で、かなり良い演出となっています。

タイトル画面で光点が緩やかに舞う様が既に違いを感じさせてくれましたが。
リリアンヌが剣のヴィオーレたるダインスレイヴを召喚する場面の演出は、とても新鮮で綺麗です。
また、パウラが瞬時に現れる演出。魔族系らしい登場になっていますよね。
これは間違いなくシステム変更のお陰だと思っています。
pc15
雨音颯さんが描くリリアンヌ・ロワイエ。
表情差分も含めて素晴らしいと思います。
QLIE engineならではのフォーカス機能でつい見てしまいますね。
話し方や礼儀を備えたり、歳の割には苦労をしてきたのかも知れないな、と感じさせる憂いのある差分。
そして仕上がった、今代の剣の一の姫たる佇まい。
健やかに育ったバランスのある美しさ。
これは素晴らしいなと思いました。


さて。
結界魔導士の末裔ベルナールは、魔王に唆され、
復活を支援するためにリリアンヌたちヴィオーレ使いと戦うことになります。

バトルは、三すくみ。
ATTACK、BREAK、COUNTERの3つを選んで、相手の選択と噛み合えばダメージを与えることができ、
相手の体力バーを削りきれば勝利です。
pc6
防御ターンでは襲い来る攻撃にタイミングよくクリックを繰り返すとノーダメージ。魔法ゲージも溜まります。
相打ちでもゲージが溜まります。
ゲージが溜まるとMAGICを発動させることができます。
MAGICは威力が高いので、積極的にゲージを増やした方が良さそうです。

例えば、上記のような場合、リリアンヌはB、C、C、C、A。
5ターンの間にリリエンヌが選ぶのはCが多いので、Cに勝てるBを多く選択するか、
相打ち狙いでC、カウンターを選んでいけば、MAGICゲージも増やせます。

三すくみって勝ち負けが分かりやすく、シンプルなのに面白いですよね。
自動的に勝利できるバトルスキップ機能もあります。

ダンジョン防衛的な発想があるようなので、SLG、RTSといった展開も良さそうでした。
少なくとも、タイマーは合っても良かったかも。

pc20
世界設定、条件設定が上手いと思います。

戦う場所はツヴィンガ内部。
封印されているはずの目標、魔王が奥にいるため、魔素に耐えつつ戦わなければいけない。
魔素を吸うと身体や精神に変化が起きる。
その魔素が満ちた閉鎖空間、ドームを作る。
これは上手いですよね。

こういうところに説得力を持たせつつ描くのは、毎作大変だと思いますが、
シーンに至る流れが自然に感じます。

そしてシーン中のテキストに、ベルナールが得た感覚が描写されているのですが、
心理描写にもなっています。

ベルナールは、結界魔導士ではあるものの、管理という仕事があるだけの歴史教授。
当初、魔王に欲を満たす提示がされても、断るのです。

しかし若返りという気力増進、さらにパウラに快感を教えられ、手を貸すための行為に及ぶと……。
倒したリリアンヌに見る、艶めかしさ。
行為の背徳感、そして味わうことのなかった興奮を得ていくのです。
新鮮な体験。
魔王に与すれば、自分になら可能なことなのだと理解していく。
若返った姿でトレイトルと別名を名乗り、積極的に四人の姫を責めていくのです。

pc10
体験版では、他のヴィオーレ使いともバトルができるのかなと思ったら、そうではなく。
シーンが収録されていたのですが、そちらもなかなかでした。

リリアンヌ・ロワイエ(天知遙さん)が本当に良いですね。
その線の細さから、気高さを保ちつつ、しかし責めから蝕まれていく。
これは助けであると思い込みながら、していることは公共空間での行為。

小人族のエリーゼ・ハインツェル(天野うたさん)に対する責めがなかなかです。
魔素は感覚増幅の効果もあるようで、やや自我が撓んでいるのが見られます。
時間経過したのなら、もう少し変化が分かるようにエリーゼを彩ってあげると良いかも。
ゴブリンに責められた結果を。
その上で、エリーゼの差分を、もう少し細かくテキストや音声に寄せてあげるといいですよね。
天野うたさんの声もなかなかなので。

獣人フィオレ・デ・サンクティス(花澤さくらさん)へも、感覚を言語化して教え込んでいくと素直に吸収していくようですし、
妖精セレスティア・ワーズワース(綾音まこさん)も、育つ感覚に戸惑うのが見られます。
知恵があるセレスティアをさらに罠に掛けていく。
ただ、弦の細さ”ほどにも”、ではないかと思いますが。

しかし最初に強い印象を残したのは。四人の姫ではなく。
pc17
パウラ(楓花さん)です。
魔王の魔力で造られた人型生命体。
ベルナールに対し、魔王は魔力によって若さをまずもたらします。
パウラとの行為によって若返る……というのも面白いのですが。
このパウラがなかなか良いですね。
丁寧な口の悪さもキャラクタ付けとしてよく、楓花さんの声を合わせると、とてもセクシーに感じます。
他のプリンセス、一の姫たちよりもキャラクタ印象を先に与えてくれました。

ただ、パウラとの2回目のシーン、動きが良く分かりませんでした。
あと、テキスト上は微笑んで見えたようなのですが、これは差分欲しかったですね。
このシーンに限らず、差分がもう少しだけ豊富だと気分が盛り上がると思います。

ちょっとシーンが短い印象もありますが、製品版でも楽しませてくれるでしょう。

全体的にビジュアルも声も責め方も良いので、体験版のシーンだけでもかなり楽しめるはず。
声優さんもなかなかなので、BGVも聞いてみたかったですね。


魔素に染まり切ると悪堕ちのような展開になってしまうのかもしれません。
が、システム移行によって本当に印象が変わりました。
楽しみです。

そうでした。今月ではなく来月発売予定、そして延期になり再来月なのでした。

2020年12月25日(金)発売予定です。

予約特典は、「脱出不能!セレスティア触手に溺れる」。
げっちゅ屋特典として、「誰にも話せないフィオレのスライム蹂躙地獄」。

意外にもパウラのDLCは無いのですね。特典の詳細は公式サイトを確認しましょう。


作品とは関係が無いのですが、げっちゅ屋でも辱という文字が表記できなくなっているのですね。

#追記
playDRM仕様になったようです。


製品版をプレイしました。感想はこちら


ダウンロード販売もあります。