アリスソフトさんの「ドーナドーナ」体験版プレイしました。

アリスソフトさんの新作は、「ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう」。

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亜総義市。
この街は、その名が示すとおり、亜総義グループが支配していた。
亜総義重工を中核とし、国内GDP2割を占め、
少なくとも亜総義市で無縁の市民は存在しない。

市民証の不携帯は、亜総義グループ私設警察に補導されるし、
モノを買うにも、カネではなく、グループが提供しているカードが必要。
報じられる亜総義グループの話題を押さえておかなければ、
話題についていけず、不敬を疑われ捕縛すらある。

それでも、多くの市民は、緩やかに支配されることを受け入れていた。

だが、亜総義の支配に反抗する抗亜組織があった。
そのうちのひとつ、ナユタ。

クマは、ナユタの頭脳担当だ。
日中はキラキラと一緒に亜総義第三学校へ通い、
夜にはポルノの指導を受けながら、ケンシュウをしたジンザイを使う。
時には、虎太郎の開発した新しい武器を持ってヒトカリに向かう。

しかし、リーダーのザッパの言うように、行き当たりばったりになりがちだ。
「ノープランノーライフだぞ俺は」

資金不足で、支払いに必要となる亜総義グループカードを持たず、
決起集会と称した何回目かの飲み会で、食い逃げに走るほど。
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クマは、新たなアジト創設を考えていた。
今のアジトを、亜総義に嗅ぎ回られているようなのだ。
そのための資金を集めなければいけない。

街では、グループ創設者、亜総義萬の生誕祭が間近に迫っていた……。

体験版は、709MBでした。

原画は、魚介さん。
SDキャラクタ原画は、かにかまさん。
シナリオは、ダイスころがしさん。
UIをcao.さん。
ディレクターは、いってんちろくさん。


まず、タイトル画面、マウスカーソルを動かすと、キャラクタがぐりぐり動きます。
この、キャラクタが動くという部分が肝で、
ウィンドウサイズの記憶も完備。
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ちょっと面白いなと思ったのは、このNSFW設定でしょうか。
これまでも同様の設定はありましたが、名称まで整えたといってよいでしょう。

何よりも。
シンプルに見えるよう、UIをはじめ、画面の全てを調整していますが、実はとても親切な設計です。
シンプルなのにわかりやすい。素晴らしいです。

さて、ゲームの進行は、実はこの「120秒でできるだけわからせる ドーナドーナ」動画そのもの。
体験版をプレイするのは控えたい、けど発売前までに予習したい方は、
こちらを視聴されることをお勧めします。

 
この動画は造りが上手いと思います。
体験版をプレイしても、視聴したイメージ通りなのが嬉しいですね。


では、”ハルウラレ系RPG”、体験版をプレイした詳細を綴りますと、
プレイヤーは、抗亜組織ナユタのメンバー、クマとして、
資金を集め、街で暴れていきます。
最終的には、亜総義と戦い街を解放する……ところまでいけるのでしょうか。

ともかく、資金集めにはハルウリをしなければなりません。
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ハルウリには、ハルウリをするジンザイを集めます。
初期ジンザイとして3人登録されており、アジトメニューで確認できます。

ジンザイにはステータスが与えられています。
会話やアイテムを与えると、ステータス上昇します。
アイテムの場合はステータス上昇が決め打ちになりますが、会話の上昇はランダム。
ルックスが上がる場合もあれば、メンタルにプラスされる場合もありますし、上昇値も変わります。

例として、初期ジンザイの中で能力値が低い龍田七子は、
1回ハルウリするとメンタルが700も減り、ほぼ空になってしまいました。
このままだと、途中で処分になりそうですよね。
何とか育てて維持したいのですが。
メンタルが低いと、ハルウリさせても稼げない。
そしてメンタルが壊れてしまうと、アイテムすら与えられなくなってしまうのです。
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(体験版のプレイ日数上限の20日まで、会話のみ繰り返しましたが、ほぼ伸びていません)

ちなみにジンザイの登場ならびにステータスは、ユニークヒロイン以外ランダムのようです。

アリスソフトさんの場合、全てのステータスを鍛え上げたいと思っても、
ターン数がシビアでさせてくれないことが多いゲーム設計です。
今作もその可能性があります。
もしかしたらセーブしてからリセット、最初だけでも、いわゆるリセットマラソンが必要かもしれません。
あるいは、あっさり処分したほうがよいのかも。
このあたりは製品版で考えるべきことですが、だとしたらどこでもセーブ&ロードできると嬉しいですね。

会話やアイテムを用いたり、実務に備えてケンシュウをしたら、
ハルウリです。
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ジンザイを街に立たせて呼び込むわけですが、他店のジンザイとの勝負になります。
勝敗目安が表示されているので、残り時間枠内で、揃えたジンザイの中から勝てるジンザイを当番させます。

他店、東雲派やフラットのほうがジンザイの数が多いあたり、
やっぱりナユタは少数クランなのかもしれませんね。

大きく稼ぐためには、インカムの高いコキャクを引っ張ること。
コキャクを引っ張るためには、他店よりルックス高めのジンザイを用意すること。
引っ張れたら、テクニック高めのジンザイが大きく稼げます。
さらにジンザイの数を揃えておき、コンボを決めると、大きく稼げます。

なお、テクニックのDの龍田七子ですと、インカムBのコキャクに¥500、
同じように立たせていたテクニックBのジンザイは、インカムCのコキャクに¥4,500でしたので、
やはりテクニックを主体に考えた方が良さそうです。

なお、初期では、ナユタのジンザイより街を歩くコキャクのほうが多いようです。
順番に判定されるため、インカムAのコキャクが後半に一人いたら、それを捕まえるために前半はあえて負ける、
なんてやり方もできます。

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ハルウリをするとステータスに変化があり、ルックスは200程度、メンタルは700程度減ります。
テクニックは300加算されました。

ジンザイのメンタルは高く維持しておかないと稼げないようです。
メンタルに限らず、ハルウリしたら、必ずケアをしておかないといけないわけですね。
なお、アジトメニューで実務に備えると、ハルウリ同様にメンタルが落ちます。

また、ジンザイは属性を持っていることがあり、
彼氏有、体臭、心の闇、低血圧、家庭的、経産婦、上品、潔癖など。
これらは、ステータスに変化がつけられています。

龍田七子の高飛車には、メンタルの強さが付与され、テクニックやルックスの値にマイナスという形になるのですね。
ちなみに、脚線美が非常に良い属性のように思いますので、見掛けたら採用しましょう。
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これらの属性は、ターゲットとするコキャクを引っ張りやすくなります。
また、コキャクから属性をプレゼントされることもあります。
良い属性、悪い属性もありますので、ハルウリの時にはコキャクのステータスを確認しましょう。

また、ピル効果のあるアイテムが定期的に必要です。
無くなってジンザイに変化が起きると、一気に消耗しやすくなります。
とにかくジンザイには、ケアが必要です。


さて、他店のように豊富なジンザイを集めたい。
何より亜総義にダメージを小さくても与えたい、となったらヒトカリフェイズ。
体験版では、ASP、亜総義グループカードを運営する企業へ殴り込みに行くことができます。
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一方通行のダンジョン探索。
ゲリラ戦闘のようですから無理もないのかもしれませんね。
達成率も表示され、再度乗り込むこともできますので、行けないルートは後で来ようと割り切って進みます。
撤収はほぼいつでも可能で、得たアイテムやジンザイはそのままですが、クリアボーナスが得られません。
こちらもまた次回、成長したらクリアを目指すと割り切りましょう。

ASPは亜総義グループのシケイが守っています。
戦闘は、2D型格闘ゲームのようなモーションアニメーション付き。
メンバーは4人ですが、交代要員がいる場合は交代できますし、
アイテムも使うことができます。
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アイテムも、スキルを用いた攻撃も、位置と距離を考えなければいけません。
黄色く光っているポルノが手番で、アイテムは直前にいるザッパに使うことができます。

ポルノの攻撃スキル、インモラルプレイは距離5。敵と遠くないと使うことができません。
シケイ隊の最前列にいる四足歩行ロボには使えないわけですね。
もう一つの攻撃スキル、ゴールドフィンガーは距離1ですから、ポルノを最前列に移動させて使います。
位置移動はターン消費せず、マウスホイールでくるっと移動させるだけです。

ナユタメンバーの印象ですが、
クマは接射の威力が高いので、レベルが上がってもこれを主体に戦えそうです。
ポルノ(東シヅさん)は攻撃力が弱いのですが、スピードが速く相手にバッドステータスを与えるキャラクタ。
キラキラ(飴川紫乃さん)は攻撃力もなかなかで、スキルも最初から複数所持しているため使いやすい。
虎太郎(谷根千さん)も複数スキルがあり、キラキラと同じように使いやすいです。
ザッパ(野☆球さん)はとにかくステゴロでぶち抜く。
強いのですが、攻撃の要になるというよりは、壁になるHPを頼りにしそうです。
というのも、次のスキル獲得がレベル21と少し時間が掛かるのです。

なお、ドナドナバトル、ジンザイを見つけたら、最後に倒すことでジンザイ確保が可能に。
ここでもザッパに手番が回ると、距離1でぶち抜くしかできず困ることがあります。
(虎太郎に交代していました)
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戦闘後報酬として、速攻で倒すと獲得経験値にボーナスも。
速攻かつノーダメージで倒し、ジンザイを捕獲するよう立ち回ると良いわけですね。
ちょっとパズルのようにも感じられました。
そのため、やっぱりセーブが重要になってくるかもしれません。
ユーザーセーブ数は300ありますが、意外に使い切ってしまうのがアリスソフトさんの作品。

ASPでは、奥にセキュリティゲートがあり、体験版ではそれ以上踏破できませんでした。

ダンジョン途中で負けてしまっても、ゲームオーバーイベントが見られるはずです。
公式サイトにキラキラが分からされていそうなCGが掲載されています。これがそうではないかと。
なお、キラキラは、見た目の割に相当経験が浅く、クマと1回しただけの様子です。
このあたりは、選ばれし聖剣をお宝に選ぶポルノと真逆ですね。

ちなみに、体験版でも他のダンジョンが用意されていて、
ASPはシケイが多くバトルでの成長に向いていますし、
めぐみ通りはジンザイが豊富なようですし、病院ではアイテムが豊富にあるように思いました。
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ハルウリでカネを得たらショップで買い物も可能です。
ヤミ雑貨店VILE/VANでミストレス(榛名れんさん)が様々なものを売ってくれます。
戦闘で使えるHPやMP回復アイテム、アジトでメンバーとフィーリングを合わせるアイテム、
ジンザイのケンシュウに使えそうなアイテム。
購入必須と思われるのは、設備タイプです。
値段は概ね¥20,000からと高いのですが、ケンシュウアイテムを使うたびに効果をアップさせることができます。

値段は固定ではなく、セールを行う日があるので、割引された時に買えるとお得。
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3割引もあります。
アジトメニューを見ていると、セールの予告がされている場合がありますので、
そこまでに資金を稼いでおくのが良いかもしれません。

また、ハルウリがしやすい謝恩日などもあるので、
そこまでにジンザイを育てるのも良さそうです。

アジトメニューでは、メンバーと交流が行えます。
1日あたり3名のうち誰かを選んで交流するのですが、
好感度によって、イベントがあったり、スキルを獲得したり、アイテムがもらえたりします。
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虎太郎はプロテインをくれました。

恐らくこの好感度で、マルチエンディングとなるようですので、長く楽しめそうですね。

スケジュールを見ていると、やるべき日が決まっているものの、
ToDoを進ませなければストーリーが進まないかもしれません。
初期のToDoは、設備を買うこと。そしてハルウリで5,000得ること。
ストーリーが進むと、父を訪ねて市外から病院を訪れたメディコ(百千るかさん)が現れます。

父がジャーナリストのようで、亜総義グループの記事を執筆、
そして行方知れずになったようです。

しかし外とは違うルールで成り立っているのが亜総義市。
武装シケイとナユタに巻き込まれる形で……。
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市外から来て、父は居なくなり、もしかしたら……という状態で、
ナユタにドナドナされ、ハルウリさせられるとなると、なんだかとてもかわいそう。

このメディコはユニークヒロイン扱い。
ユニークヒロイン以外のジンザイではキャライベント等がありませんが、
デザインに参加されている方がとても多くて、こちらも期待できます。

BLADEさん、FBCさん、INOさん、
サガノユウジさん、さくやついたちさん、しのづかあつとさん、
てつぶたさん、黒本君さん、小豆TANKさん、竜太さん。

その記事でも見られる、清水千晴がよいですね。
早めにジンザイとして捕まえたいですね。

体験版でもユニークヒロインとして、亜総義市を信じる鎌瀬衣縫(結城ほのかさん)が登場しますが、
やっぱり、”ドナドナ”という語句とマッチする展開のようでした。


しばらく楽しめそう。
弱いキャラクタを徹底的にケンシュウしたり、シケイを一撃で倒せるようポルノを成長させたり、
色んなプレイができそうですよね。


2020年11月27日(金)発売予定です。



抱き枕カバー付き限定版は、販売終了のようですが、

FANZA GAMESでのタペストリー付きはまだ残数があるようです。

また、FANZA GAMES経由のメーカー公式通販、

ダウンロード販売もあります。
FANZA GAMES アリスソフト特集ページからどうぞ。


なお、体験版に触れた方なら、クセになるこのサウンドアルバムもお勧めです。
「アリスサウンドアルバム Vol.33 ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう 」も同日発売。

ジャケットはアンテナ。アンテナもかわいいですね。


ところで。
かわいらしいキャラクタに混じって、何か変なジンザイがいますね。
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実は。
ジンザイの自作、またはコキャクを登録してゲームに登場させる機能もあるようです。
楽しみですね。

つまり、魚介さんであれば、kulaを登場させて遊んだりもする……のかもしれませんね。


#追記
げっちゅ屋さんでは、二次入荷分の予約が始まりました。



製品版をプレイしました。感想はこちら