2020年に楽しんだ、音楽と映像作品と展示をピックアップ。

2020年も様々なコンテンツの節目となる年であったようです。
記念イベントやコンサートなどが実施される、予定でした。
しかし昨今の状況から、ライブなどのイベントは中止が多くなってしまいました。
また劇場作品も、いよいよと公開しても、客足が遠のきがちとなってしまったようです。

それでも、音楽は、聴く者に感情を与えることが多いです。


京都アニメーション作品「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
”愛してる”を知りたいと渇望したヴァイオレットのエンディングムービーです。
素晴らしかったです。この完結を迎えられて本当に良かった。
感情の高まりが凄まじかったです。


劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song-感想
2004年に発売された「Fate/stay night」の[Heven's Feel]ルートこと、間桐桜を中心に据えた劇場版の完結編。
一番重たいルートといわれるそうですが、その描写から逃げることなく、
素晴らしい映像と編集と音楽とで、最高の展開を迎えてくれました。
改めて、三作見通したいものです。


2008年に発売された「殻ノ少女」シリーズの絵画展が開催されました。
圧倒される絵筆の力。それがこんなにも数を揃えて。
絵画だけでなく、美術品(と暈かしますが)の展示もありました。
そして、物語は2020年に完結を迎えました。
観覧の際には、エンディングが待っているとは思いませんでしたが、完結作「天ノ少女」に関する作品も展示されていたことに気付きます。
添えられたコメントを振り返っても、この展示は完結を迎えるためのものだったのだな、と。


『Marry me?』は、イントロが素晴らしく良いのです。
オルゴールのような音から「長い夢見ていたようなキミと過ごした日々」と歌詞が続きます。
これ、二人が過ごしてきた過去の振り返り、胸に抱いた物語の始まりなのですよね。
照れもあるから「愛とか難しくて」だった二人が、始まっていく。
ensembleさんの恋物語には、素敵な恋の詩と曲が添えられている。それを集めた一作です。


WHITE ALBUM2 Original Soundtrack ~encore~
「WHITE ALBUM2」10周年となる音楽アルバムです。
飯塚武也の歌唱も良いですよね。あの調子でマイクを率先して握って見せて、しっかり上手い。
何より、北原春希版の『届かない恋』。
この曲がきっと物語の始まりだったのかなと、未だに思います。


あのエンディング。『ソムニウム』の素晴らしさが際立ちます。
そして『オルニス』。ピアノアレンジverの歌唱もあったら嬉しかったです。


たくさんの「困難」を乗り越えて、これからの「未来」を灯す「願い」を。
全13曲のコンセプトアルバム。
『メモリーゴーストソング』がどの季節に聴いても染み入ります。


あまり多く楽しめなかったのが、残念です。

無期延期になってしまった、FAVORITEさんとま~まれぇどさんの「Orange Carnival」をはじめ、
とても楽しみに待ちながら、しかし中止となったイベントが多かったと思います。
公表されないまま中止になったものも多くあったのでしょう。

転換せざるを得ない期なのかもしれません。
それでも、やれることはある。
諦めず、次の開催を目指したり、新たな動きを見せてくれているブランドさんもあります。

例えば「MUSICUS!聖地巡礼TOUR2020」は延期の末、無観客ライブ配信となったものの、
以降の展開も考えていらっしゃるようです。
NieR:Theatrical Orchestra 12020」では無観客配信公演の末、Blu-ray販売になりました。

2021年も既にイベントが多く動き出しています。
応援していきたいですね。