でぼの巣製作所さんの「霊神楽~奮闘記~弐」体験版プレイしました。
でぼの巣製作所さんの新作は、「霊神楽~奮闘記~弐」。
大天狗を倒した鏑木紫たち。
その後、犬童ちはやが雉杜神社に戻り、資料を探してみたが、全く無かったという。
蔵にもだ。
何も無いのが返って不思議だと思った南雲佑馬だが、新たな依頼が入り思考を中断させられる。
なんでも、アウトドアブームを受けて新たなキャンプ場を敷設しようとしたところ、
妖怪が暴れ出したというのだ。
三人は、依頼のあった村へ向かう……。
体験版は、524MBでした。インストールが必要です。
原画は山本和枝さん。
シナリオは、シャア専用◎さんです。
今作はマップ攻略型シミュレーションRPG「霊神楽~奮闘記~」の2作目。
インストールするとアイコンに2と数字がついていますね。
2作目となり、様々なところに手が入っています。
例えば、ADVパート。
会話に伴うフェイス表示が追加されている箇所があります。これも良いですね。SLGパートにおける修正パッチ配布対応もとても速いですし。
開発力、でぼの巣製作所さんは本当にすごいですよね。

さて、前作「霊神楽~奮闘記~」では、連続的に起きた妖怪騒動が、鏑木紫を狙った大天狗によるもので、
鏑木紫には、大天狗すら狙うほどの秘めた力があると明かされました。
若き退魔巫女たちは、大天狗を撃退こそしたものの……、力の正体は未だ分かっていません。
新たに依頼を受け、退魔巫女としての活動を続ける彼らですが、
依頼を受けたのが佑馬のスマホから。携帯電話から機種変更したようですね。
そんな導入の今作は、「神楽黎明記」シリーズと違い、SLGです。
マップ上のユニットを操り、ステージの奥に構えるボス妖怪を倒すとクリア。
途中にある霊脈は占領すれば有利に、敵妖怪に占領され汚染霊脈となると、ターン経過で妖怪が沸きます。
退魔巫女たちは3人のみ。
妖怪たちは待ち構えていますので、戦闘マップへ入った時点では、人数差は多い状態で始まりますが、
その差を埋める方法の一つとして、召喚して味方の戦力を増やして戦うことができます。

初期から所持しているもののうち、有用そうななかま妖怪として、すねこすり、飯綱がいます。
すねこすりは特殊能力として癒やし系を備えています。隣接したユニットをターン回復させるもの。鏑木紫も同様の能力があります。
相手に鈍足を与えるすね擦り、成長後の痛撃やすねかじりといった技もなかなか有用に思えます。
飯綱の気付は、気絶状態から回復させる妖術のようで、使う場面もありそう。
成長後の雷撃もかなり使えそうです。
また移動に関しても跳躍力が高く、犬童ちはやと同等の動きが期待できます。
召喚したなかま妖怪もプレイヤーがコントロールでき、なかま妖怪が攻撃すると召喚者にも経験値が入ります。
無効化される技を掛けても経験値が入るため、レベルアップを目指して積極的にアクションしたいところです。
2体目の召喚には条件があり、前作と同様、同GPの同種妖怪は同じマップに喚び出せません。
召喚する妖怪は、初期から持っている三体のほか、戦闘マップ上で出くわす妖怪を捕縛することで、種類を増やすこともできます。

体験版ステージで登場する雲外鏡は、免疫の特殊能力があり様々な状態異常への耐性が強いです。
戦闘マップは俯瞰式ですが、マウスなどでぐるぐる動かすことができます。
準備段階で、売店でお守りを買って装備させておくのも大事だと思います。
複数所持できるため、複数の状態異常を無効化できるわけですね。
なお、「霊神楽~奮闘記~」シリーズでは、即死守りというアイテムが出てきます。つまり、即死の何かがある。防いだ方が安全ですね。
即死に限らず、退魔巫女ユニットの体力がゼロになると行動不能になります。
この状態で気絶した退魔巫女が居るマスに敵妖怪が移動すると、敗北。
妖怪にやられてしまう……という場面になるので、ピンチの時には、右クリックから撤退を選ぶこともできます。

クリアしたマップへは再突入が可能です。
しっかりレベルアップ、妖怪を全て捕縛し、次のマップに備えることも可能です。
これらのSLGパートについては、「霊神楽~奮闘記~」と同じようですので、
プレイされた方は、同じようにプレイできると思います。
初めての方でも難しい展開には陥らないと思いますので、ぜひ体験版のプレイを。
その体験版には、シーンも収録されています。
雲外鏡とのシーンが4つ、なりすましとのシーンが2つ。計6つあります。
雲外鏡のシーンは、ちょうど公式サイトなどで公開されているものが該当しています。
されていることを見せる、反応を自覚させる流れが良いですね。
鏡を使ったシーンには多少期待していたのですが、もう少し派手でも良いかなとは思ったりもします。
例えば。
紫には、つぶさに確認させ、反応を煽る形にしたりして。全身が見えているからやりやすいはず。
ちはやの姿勢なら、合わせ鏡にして、自分の表情と、後からを交互に見せるようにしながらとか。ちはやのスタイルなら、紫の姿勢のようにしたほうが、全身の動きをちはや自身に見せられるので良かったかもしれません。
自分の身体がどんな風になっているか、どんな風にされているか。そこへ、身体の感覚を合わせたら。
あんなことされて、自分は。
2回目は、ちはや自身に何かさせて、それを鏡で見せるのも良さそう。
行為も表情も鏡に映ればさらに自覚させられるけれど止まれない、止まれないから雲外鏡爺の煽りに素直になってしまう、
鏡とちはやの間に差し出された何かに顔を寄せてしまう、とか。それも鏡に映っていて、とか。
全て妄想ですけれども。
あと、雲外鏡のイメージは老人ではなかったので、そこも少し意外でした。
そして、例によってシーンは短いのがとても残念です。
とはいえ、ちはやの表情差分と声のマッチングはやっぱり良いものです。
あっさり蕩けてしまう表情差分に、艶声。
鶴屋春人さんが今作でも好演してくれているのが体験できます。
また、公式サイトで公開中のもう一つ、紫がちはやを襲っているCGは、なりすましによるものでした。
「霊神楽~奮闘記~」は、割と攻めたシーン展開があったりしますので、体験版以降のシーンにも期待したいですね。
「神楽黎明記」シリーズにはない、バックボイスも楽しめますし。
さらに、今作の新要素として、治療前の「診察シーン」が追加されているようです。(Live2Dは今回お休みです)
SLGもかなり楽しめると思いますし、シーンにも期待が掛かります。
タイトル画面、パッケージの犬童ちはやの表情が、受け入れてますよね、色々と。
2021年4月23日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。
一定期間25%オフ、さらに20%ポイント還元です。
DLsite限定特典として、アマビエカラーのでぼ雀が召喚できるようです。
アイコンが漢数旧字ではなくなったのは、三作目の参の字がつぶれてしまうからかな、と思ったりしました。
つまり、次作もあるのだと思っています。
かっこいいと思うのですけれどね、漢数字。
また、バグなのか不明ですが、無効のはずの鈍足を小豆洗いが受けていることに気付きました。

流れる水が綺麗だなと眺めていて気付きました。
詳しく調べるようなやり込みは製品版で、にします。
製品版をプレイしました。感想はこちら。