あざらしそふと+1さんの「槇村葉月の恋語り」体験版プレイしました。

本作はロープライス作品なのですが、選択肢も盛り込まれていて、
あざらしそふと+1さんのデビュー作は、”遅れてきた青春を楽しむADV”、「槇村葉月の恋語り」。

不幸にも、茅吹輝の暮らしていたアパートは、強風による倒木の下敷きになってしまった。
新しい住居を探さなくてはならなくなり、不動産屋に協力してもらい物件を見て回る。
だが、貧乏学生の茅吹輝が希望する、駅近で風呂トイレ別、月五万円という物件は見つからない。
そして不動産屋が最後に紹介してくれた招福荘は、築年数や建て付けなどが気になるものの、
月二万円という破格。
「納得いく物件が見つかるまでの繋ぎでもこちらは構いません」
物件を案内してくれた大家、招福安寿の一言で、契約をした。
漫画喫茶の個室で凌いでる現状より、良いと思えたのだ。
契約が終わり、前の住まいにある荷物を取りにいく。
荷物を詰め込んでパンパンになったカバンを提げながら、公園に差し掛かると、大雨が降ってきた。
茅吹輝は、土砂降りの中、真剣な表情でカメラを構えて佇む女性を見つける……。
原画は、あにぃさん。
シナリオは、保桜さん。
シナリオは、保桜さん。
本作はロープライス作品なのですが、選択肢も盛り込まれていて、
その結果はエンディング直結型になるのですが、
クスッと笑える進行が多くて良いですね。
ただ、この体験版では、槇村葉月の魅力がほぼ表現されていないのが残念です。
ワード数も20くらいですか? ほとんどが「え?」といった反応によるもの。如何にロープライスとはいえ、物足りない体験版に思います。
楽しめそうな雰囲気だとは感じられましたが、
その雰囲気を作っているのは、メインヒロインの槇村葉月以外、
大家の招福安寿(はちこさん)と佐々羅川繭香(海原エレナさん)でもあるのですよね。
後半、大家と他の住人と一緒に食事を取っている時、
槇村葉月(北見六花さん)が招福荘に入ってくるのですが、
招福安寿と佐々羅川繭香が話しているところに音声を重ねています。
この演出がとても良いと思います。
画面内、場にいるキャラクタが会話していて、外から場へ登場しているのが良く伝わります。
2021年9月24日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。
エンディングの各所で、大家さんこと招福安寿が現れます。
でもですね。
そんなかわいらしい容姿とお茶目な会話と素敵な声をされてヒロインじゃない、というのは通らないと思いますよね。