でぼの巣製作所さんの「神楽黎明記~ましろの章~」体験版プレイしました。

でぼの巣製作所さんの新作は、「神楽黎明記~ましろの章~」。
kr12
「おじいちゃんにいわれて、霧ノ杜神社からきました」
「おお! 依頼の返事を持って来てくれたのかな? 小さいのに偉かったねえ」

祖父の知り合いだという神主の元へ、依頼に出掛けると、
しかし依頼先の神主が佐伯ましろへ向けたのは、慈しむような眼差し。

納得させるために身分証明書を出し、改めて言う。
「おじいちゃんに言われて、妖怪退治に来ました」
薄い胸を張るましろと、差し出された身分証明書とを何度も見比べ、ようやく納得した神主が頭を下げる。

依頼は、近隣に妖怪が現れ、荒らし回るようになったことを治めてほしいとのこと。
かなり昔、山に何かの妖怪が封じられていたという文献が見つかったらしく……。


体験版は、339MBでした。

原画は、山本和枝さん。
シナリオは、シャア専用◎さん。
音楽は、Angel Noteさんです。

神楽黎明記、シリーズ21作目で新たな退魔巫女が登場です。

霧ノ杜神社、妖怪と話ができる、若い容姿の退魔巫女。

発表当初、星空ユメさんを当てるには幼いかな、と考えたのですが。
実年齢に比べ、見た目がとても幼いというキャラクタ。なかなかいいですね。

幼く挨拶する時と、行動する前にしっかり考えている時と。
幅が必要とされるキャラクタだったのですね。
他人から、どう見られているのか分かる。分かった上で、他人が見ている容姿に合わせて、拗ねてもみせる。
そういった強かさを持つキャラクタは、これまでの退魔巫女にはいなかったように思いますので、とても新鮮です。

新鮮さは、ビジュアル面にもあります。

口元と輪郭に特徴があり、初見では年若いように見えますが、
良く見ると、初見の印象よりは……というデザイン。
恐らく、多少の化粧を施していて若く見せてもいる、という表現に見えますね。
なかなか面白いです。

Live2D演出がさらに進化しています。
表情がとても魅力的です。ドヤ顔かわいいです。真剣な眼差しも魅力的。
kr15
(退魔巫女の中で唯一、触っても怒りません。)

変化は、他にもあります。

音楽が変わりました。
SEもリッチに。川のせせらぎがきれいです。

ローグライク上にも。
MAP表示も変わりました。最初から表示されていて、進路が塗られていく形。
(マップ忘れの罠にかかると消えます)

また、捕縛などの表示も変わっています。
アイテムを取るとキャラクタ頭上に取ったものが表示されます。
使用しても表示されますね。
kr10
こんなに変化するとは思いませんでした。

佐伯ましろは、の武器は扇ですが、これも「神楽黎明記~奏の章~」の白山奏以来。
しかも、毒付与の技を持っているのが珍しいです。
残花一扇、どれくらい使えるのでしょうか。

体験版のボス、天狗に振るってみましたが、
そもそも、佐伯ましろは武器が扇なので物理攻撃がなかなか強いです。

霊神楽~奮闘記~弐」以来ですが、なかま妖怪にすねこすりが登場しており、これも強いです。

体験版上では、戦闘において不安を感じるところが特にありませんでした。
製品版では、どうでしょうか。
何を封印したのか明かされていません。新しい妖怪が登場する可能性もありますよね。

さて。シーンですが。
落ち着いた性格の佐伯ましろ、ですが、見た目はやっぱり若い。
不利な状況を、外見印象で操ろうとします。
ところが妖怪のほうが上手。その試みは、うまくいかないようですね。
kr14
妖怪ですから、贄の体質は察してしまう。いい設定だと思います。

星空ユメさんの演技もあり、製品版のシーンも楽しみです。
怯えた演技が本当に上手いですよね。びっくりです。

これは佐伯ましろの性格設定からの予想ですが、見た目は若いけれど優位に振る舞うバッドエンドになるのかな、と。
星空ユメさんは、今作の退魔依頼主の妻役も担当されているので、妻も責められてしまう、一人二役展開もあるかもしれません。

2022年4月22日(金)発売予定です。

ダウンロード販売もあります。

神楽黎明記 ~ましろの章~
一定期間、30%オフです。


ましろの妹、紅葉のビジュアルも表示されており、次回作への予告とも受け取れます。
こちらもなかなか新鮮なデザインでいいですね。

ただ。「霊神楽~奮闘記~」の完結編はまだでしょうか。


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