でぼの巣製作所さんの「神楽漫遊記~いぶきとなずな~」体験版プレイしました。
でぼの巣製作所さんの新作は、ローグライクRPG「神楽漫遊記~いぶきとなずな~」。
「ウチ、これからしばらく休暇取れたんやけど、なっちゃんも付き合ってくれへん?」
「は? 嫌よ。遊びにいくなら一人で行きなさい」
灘杜神社からの依頼を解決し、嵐山いぶきは、声を掛ける。
声を掛けられた雷道なずなは、依頼待ちのタイミングだった。
その依頼は、炎岳神社の周囲に、不自然な妖怪の増加があるため調査をして欲しいとのことで……。
体験版は、407MBでした。
原画は、山本和枝さん。
シナリオは、御導はるかさん。
音楽は、Angel Noteさんです。シナリオは、御導はるかさん。
20作以上続いた「神楽黎明記」からの新シリーズ、トップバッターはやはり、この2人ですね。
「神楽漫遊記」もローグライクRPG。
異変を調べる依頼を受けた、いぶきとなずなが、ダンジョンへ潜っていき妖怪退治をする作品です。
今作では、妖怪の増加が見られるとのこと。祠が壊れてしまった、などでしょうか。
過去作をベースにしつつ、新しい要素をいくつか見ることができます。
まず、今作も継承されている妖怪の記録では、全作品の妖怪が表示されています。
これは、「神楽黎明記」からのデータ移行が可能な仕様なのでしょう。
過去作で育てた仲間妖怪を、今作でも使うことができる。
ただ、今作の妖怪ページでは、登場予定の妖怪が表示されてしまっていますが、
体験版のいま、これはネタバレではないのでしょうか。
ムービーにあったように、なりすましや枕返しがいるのが見て取れます。
また、層の表現が変わりました。
「神楽黎明記」では、大まかに三層に分かれていました。
体験版でプレイできる上層は、四層という表記になっています。
もしかしたら、今作は上中下の三層ではなくなっている可能性がありますね。
さて、ダンジョンパートです。
ローグライクRPGでは、プレイヤーが操作し1回行動すると、フロアにいる敵妖怪も1回行動するルールです。
フロアはランダムに形を変え、プレイヤーを惑わします。
アイテムを集め経験を積みながら最下層を目指していく。
今作は、2 in 1。
操作はどちらかで、いぶきとなずなが同行している状態です。
ボタン一つで出番の交代ができます。
装備品は別。体力や気力などは共有しています。
今作では、相方サポートという技が新登場。
いぶきは、まんぷくゲージが無くなってしまった時に、少しだけ回復する非常食を。
なずなは、瀕死状態の時に体力を回復することがある応急手当を覚えています。
覚える相方サポートは、いぶきが防御寄り、なずなが攻撃寄りに割り振られているように思います。
例えば、いぶきでプレイしているとなずなが掛けてくれる豪の鼓舞は、豪腕。
敵妖怪が近くにいるとき、確率で自動的に発動するようです。
こちらは、いぶきでプレイ中、水母の攻撃をガードしてくれる相方サポート。
なずなが弾いてくれていますね。ダメージがありません。
確率は30%くらいでしょうか。
成長するとさらに連携を覚えていくようです。
この他、妖術ゲージを溜めた妖術百鬼夜行や、退魔巫女たちそれぞれの奥義、
仲間妖怪の技など、色々な攻撃手段を持つのが「神楽漫遊記」ということになります。
それらが必要とされる、比肩するボスなのかどうかが気になりますね。
公開されたムービーから、蜘蛛の異形、牛鬼のようですが。
体験版のボスは枕返しでしたが、特徴がありませんでした。
口寄せなどの妖術を使わず、ただ突然変異体というだけ。
体験版仕様だと思います。
では、お楽しみのシーン。
今作の体験版は、収録されているシーンが豊富です。
神楽シリーズは、妖怪1種類に対し、2回シーンがあり、2回目のほうが退魔巫女が乱れています。
ですので、製品版購入の楽しみの一つは、どれくらい乱れるのかでもあるのですが、
登場する全ての敵妖怪に2回ともシーンが入っています。
総数37シーンとのことですから、三分の一は収録されていることになりますね。水母のシーンにおいて、いぶきのビジュアルがなかなか。
内腿あたりの描き込みやボディの陰影などがなかなかで、迫力がありますね。
2人一緒に行動するので、2人同時のシーンになるのかと思いきや、
引き離されて襲われるといった形。
一人ずつの楽しめる形のようですね。
今作には、「神楽黎明記」にはなかった、いぶきとなずなのバッドエンドシーンもあるようですが、こちらも別々でしょうか。
ただ、「神楽」シリーズは異種族とのシーンをウリにしているはずですが、人とのシーンが多くなってきているのが気になります。
そうそう。
ゲームパートをきちんとプレイしてシーンを見たい方は、敵妖怪を倒して言霊を見つけましょう。
拠点での楽しみ、Live2Dはなくなってしまいましたが、
会話パート、だいぶボイス量が増えましたね。
これはびっくりしました。二人のやり取りがとても楽しいです。
全体的に、「神楽黎明記」シリーズをプレイされた方は、
同じように楽しむことができる作品だと思います。2022年9月23日(金)発売予定です。
製品版をプレイしました。感想はこちら。