Triangleさんの「魔法戦士EXTRA IGNITION」体験版プレイしました。
Triangleさんの新作は、「魔法戦士EXTRA IGNITION」。
ゲートがロアを新たな世界と繋げた。
その世界、クレアティオから使者が訪れたが、ロア女王ティアナは警戒を強める。
「立ち振る舞いがあまりに自然すぎるのです」
交流を深めるべきか。
判断材料を増やすため、女王ティアナは七瀬凛々子を使節として派遣することを決めた。
七瀬凛々子は歴戦の魔法戦士。現在は、魔法外交官を務めている。
七瀬凛々子を、信頼している。
そして、ティアナ女王の思慮は、地上世界とロアとの関係を進めることに及んでいた。
「その大任、お引き受けいたします]
そのどちらもを受け取って、七瀬凛々子は旅立つ。
しかし。
クレアティオは、魔法が属性ごとに管理され、支配されている世界。
国と反乱分子との間に、魔法を自在に使う魔法戦士は、何としても手に入れたい力として映る。
そして、反乱分子は、別な勢力との繋がりがあり……。
それでも、目の前の人々を守るために変身する七瀬凛々子。
果たして、魔法戦士スイートリップは、無事に地上世界へ戻ることができるのか。
原画は、斎藤なつきさん、JAMBREADさん、佐藤匠さん。
シナリオは、野山風一郎さん、反事象桂林さん。
シナリオは、野山風一郎さん、反事象桂林さん。
なかなかに設定が面白いです。
読み応えがあって、新たな世界に張り巡らされた仕掛けの数々に期待してしまいます。
テキストも気合い入ってますね。シーンについても同様です。
世界設定も面白いですが、かなり腐心していること。
どうしてこうなってしまうのか。
例えば、どうして歴戦のはずの魔法戦士が負けてしまうのか。
メタ視点ですが、正義のヒーローは、その正義のために同じ行動しかできない、とされているように見えるのです。
その、行動の縛り故に、騒動を起こしてしまったり。
その縛り故に、手段を問わない者の手に落ちてしまうのだと。
こういう腐心がいいなと思います。
今作は分岐が多めです。分岐があるということは、敵から魔法戦士が追い詰められる様を楽しめるともいえます。
また、面白いのは、敵。
今回の責め手の一人は、精霊使いのステイク。
精霊を操る力に長けており、精霊の声を聞いて生命を生み出す。クレアティオでは複数系統の魔法を操ることとなり、禁忌。
それでも精霊を受肉させ、出奔しています。
そして結社ベーリッツに加わり、魔法の研究を続けているようです。
やり方にこだわりはあるものの、機転も利くし、撤退を早々に決める決断力もあるようで、
見た目よりも生存能力が高いようです。
何より、事情持ちの敵というのは、味があっていいですよね。
そして、結社ベーリッツの総裁。
結社ベーリッツの総裁は、異世界に人形を送り込む事が出来、
それは魔界のみならず、地上世界にも及んでいます。
しかも何故か、魔法戦士たちの弱点の情報を得ています。
その情報には、魔法戦士たちの過去の敵の影が見え隠れします。
正体が気になりますが、そのお陰で、抱き枕投票2023を勝ち抜いたスイートキッス(結城ほのかさん)の艶姿も見られます。
苦情を色々言いながらも、積極的に口に含んでいく姿がなんともいいですね。
地上世界も攻撃を受け、解明しようとするシンフォニックシュガー(成瀬未亜さん)も大変なことに。
肝心の異世界クレアティオへ単身で向かったスイートリップ(藤井ねここさん)。
状況は芳しくありません。
総裁がもたらした情報を元に、ステイクは、スイートリップの身体に魔法紋様を刻み込んでしまいます。
助けた者たちに乳を撒き散らす様を見られたり、飲まれてしまったり……。
本当に、無事に戻れるのか分からなくなって参りました。
そうそう。
今作でもやはり、魔法戦士はキールにベタ惚れです。
最初、襲われたはずなのに、後にはそれすら良いこととして考えられるあたり、
なんとも、らしい表現になっていますよね。
そんな思い人がいる魔法戦士たち。
残念ながら、今作では酷いバッドエンドもあるようです。
詳しくは、公式サイトのギャラリーを。
2023年12月22日(金)発売予定です。
ダウンロード販売もあります。
魔法戦士 EXTRA IGNITION