SMEEさんの「ラブピカルポッピー」体験版プレイしました。

SMEEさんの新作は、「ラブピカルポッピー」。
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「これからどうしたらいいのかな」
アパートが火事になり、妹と二人で暮らしていた八乙女哲也は、住まいを失った。
間の悪いことに、哲也はブラック企業勤めを辞めたタイミングで。

妹は通っている学園の寮に入寮させてもらい、
哲也は友人の家に部屋を借りることで、当面の住居は確保できた。
新しい住まいを捜すのは、職に就いてからになる。
哲也は妹の学園寮に、しばらく妹を住まわせてもらえるようお願いしに出掛けた。

「アンタ、この寮で住み込みの寮母をやらないか?」
寮オーナーから言われたのは、食らいつくしかない話だった。

学生寮は、住み込みの寮母が現在居らず、募集中。
代わりにオーナーが寮母の仕事をしている。
学生寮にはカフェが併設されていて、学生たちはアルバイトすることで、社会経験の場にもなっている。
学生たちには自由に働いてもらうため、カフェの仕事を専任している大人は数人。
ランチ営業もしており、日々盛況。寮もカフェも人手は足りていないのだ。

哲也にとっては職と住まいが得られる好案件だが、女子ばかりの寮生たちにとっては緊張のある知らせ。
オーナーは、哲也を新しい寮母候補としてしか紹介せずに去り、
女子たちがかしましく自分の話をされる最中、
話をまとめようとしてくれたのは、寮長の寿珠祈。
そして、近江希未という女の子がかばってくれたのだった……。
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体験版は、1.06GBでした。

原画は、はなまるさん。
SD原画は、飴乃あめさん。
シナリオは、宅本うとさん、七央結日さん、水瀬拓未さん、中島大河さん。SMEEとクレジットされています。
音楽は、SONO MAKERSさん。
ディレクションは、宅本うと。
プロデューサーは、亜佐美晶さん。

原点回帰を謳う、SMEE15周年記念作。
何を目指したのか明言はされていませんが、恐らくヒロインキャラクタの良さ、同じ環境にいることで会話の楽しさを目指したのではないかと思います。
これまでSMEEさんが大事にしてきたポイントですね。

そして、どのキャラクタもかわいらしく作ることを達成した体験版だと感じました。


確かに、これまでのSMEE作品をプレイしていると、
舞台設定やサブキャラクタは、見慣れた印象を持ってしまうところがあります。

アクシデントでヒロイン達のいる場所へ移動させられる。
そこは変人と呼んで良い人たちがいて、舞台装置の一部になっている。
ドタバタした場面作りでコメディを産むようにし、
個別に見せ所は押さえつつ、最後はヒロインが一同に介せる、用意した屋上で、
これからの生活が楽しいということを演出する。

見慣れた印象。でも、ヒロインキャラクタの魅力で、
しっかりと2024年に発売される作品らしいキャラクタたちだと強く感じます。

また、ヒロインの魅力を引き出す仕組みも洗練されています。

ヒロインの視点、考えていることを見ることができる、ヒロインビュー。
寮の部屋で独りでいるときに考えていること。
今日遭ったことを思い出したり、部屋で他の寮生たちと会話している姿だったり。
あるいは、ヒロインが主人公と相対している場で、言わずに考えていること。

これらは過去作からずっと続けていますが、洗練されて程良い形で実装されていると感じます。
フキダシクリックは、EnterキーやAutoでも進んでいくとなお良いですね。


ボタンデザインやフォントも丸みを感じるように仕上げています。
セーブファイルも200になり、そのファイルにボイスがある時はロードしなくても音声を聴くことができます。メモの記述も可能です。
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あらゆるデザインは、作品の演出になります。
SMEEさん、やっと色々なことができるようになったのかもしれませんね。

その他にも、気を遣っているなと感じるところはいくつもあります。
例えば、寮生が主人公を「お母さん」と呼ぶこと。
ヒロインを含めた寮生が、主人公に抵抗がないことを、画面のこちらにも伝えるための呼び名。
好感は持っているけど程良い距離感だともいえますね。

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明るく楽しい場であることを示すように、海の近くの立地の背景。
もちろん、環境音もしっかり。
こんなに賑やかで綺麗な通りがあるのなら、洒落た寮やカフェだってありそうだ。
そう思わせることに成功しています。

現代に合わせたテイストするため、監修されているのがわかりますね。

音楽もすごくよいですね。さすがはSONO MAKERSさん。
夜の寮で流れる静かな音楽のセンス、素晴らしいと思います。
キャラクタ作品でこの曲を出せてしまう。

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体験版では、ヒロインキャラクタはみんな魅力的。選びにくいです。

近江希未(猫田みけさん)は、引っ込み思案だったところ、八乙女哲也に手を差し伸べて貰った思い出持ち。だから仲良くなりたい、でも空回り気味……という女の子。
猫田みけさんの芝居が非常に良く、もっと色々やって困っている姿が見たいと思えます。

八乙女涼花(森谷こころさん)は、兄想いの優等生。
体力はないけどカフェのアルバイトも兄といられるからがんばるタイプ。
本当は学生寮に入っても成績優待で費用がかからないが、一緒に居たいから入寮案内を隠すほど。

衣川美卯(葉月ひかりさん)は、学生ながら登録者9.5万人を超えるインフルエンサー。
自分のアピールはしたいけど、周囲への態度や他人への接し方もいいので、
八乙女哲也には認めさせたいとがんばりながら手玉に取られてしまっています。

寿珠祈(原ぽぽ子さん)は、寮長。
幼い頃から武道に親しみ、剣道部を引退しても早朝の鍛錬は怠らない。寮生たちの中では一番しっかりしています。
日頃のがんばりを褒められると、より甘えたくなってしまうようです。

岡井たんぽぽ(月白まひるさん)は、マイペース。
そのペースに巻き込まれ、周囲をほんわかさせてしまうのは、月白まひるさんの声質の良さ。
八乙女哲也を寮生たちに「お母さん」と呼ばせるようになったのは、岡井たんぽぽが理由。

漆原綾子(蒼乃むすびさん)は、大人のお姉さん。
自称、一通りこなせるオール4タイプ。カフェが安定的に運営できるのは漆原綾子のお陰。
しかし世の中、寮オーナー(御苑生メイさん)のような特化タイプの人に振り回される人生だと、嘆いています。だから癒やされたがっています。


体験版をプレイしていると、どのルートからプレイしようか目処が立つのですが、
キャラクタビジュアル、声の割り当てもすごく良いと思います。
お陰で、みんな魅力的になって、選びにくい。嬉しいですね。

2024年4月26日(金)発売予定です。

Super Memorial Editionでは、涼花描き下ろしB2Wスエードタペストリー、
オリジナルサウンドトラック&ドラマCD、
さらにブランド初期作品の「リリミエスタ」「晴れハレはーれむ」「らぶでれーしょん!」の無料ダウンロードコードが付属します。

ダウンロード販売もあります。